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オウガフェス in SUMMER
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公園にある池の淵、海側にある木の上に、満帆は登り、辺りを窺っていた。
小さな身体は枝はの陰にすっぽりと隠れ、遠目には気付かれにくくなっている。
――うちはスピードより持久力の方が自信あるから、鬼を先に見つけんと不利やね。
ここは見晴らしが利くので鬼たちの動きもいち早察知出来る。
原っぱのほうに1、2、3、4、4人の“子”が集まっているのが見えた。
「おや、彩葉ちゃんやんか……あ、あと見かけるたびに不幸な目におうとる人もおるな、名前知らんけど」
見知った顔を眺めていると、向こうから円と下心が近付いてくるのが見えた。
「あんたら、油断しとるとまずいで……!」
「リッカルドさんはマタ面白いこと思いついてくれたなぁ」
高梨 彩葉
はうーんと伸びをした。
大きく膨らんだ彼女の胸には青のゼッケンが貼付けてある。
「大逃走劇は見ていても面白かったし、今日は逃げる側で頑張ろうっと」
「何せ商品券30000円分だからな。狙うしかない」
そう言ったのは、満帆曰く、見るたびに不幸な目にあっている人こと
御剣 刀
だ。
「勝って、カレー、食べる、シダ。かけまわり、お腹減らして、完璧な、休日」
シダは言った。
「体力には自信があるですよ」
こちらは
北 玄
。
背も低く童顔の玄。見た目は少年のようだが、これでも大人、と言うか、32歳。立派な大人。
「こうして見晴らしのいい場所で、鬼の接近に気をつけていればそうそう捕まらな……あ、来たですよ!」
玄はこちらに向かってくる鬼に気付いた。
「見つけたぞ!」
カシャカシャと下心の視線が4人にフォーカスし、彩葉とシダに……いや、そのおっぱいに迫った。視線が。
「見つけたおっぱい! 1、2、3、4! すごい4つもある!!」
財宝を見つけた海賊のように彼は叫んだ。
「互いに死力を尽くして勝負するこのオウガフェス。ついつい力が入り過ぎて、捕まえようとした拍子についおっぱいに触ってしまったり、まさぐってしまったり、顔をうずめてしまっても何ら不自然じゃないよな!!」
「……今からでも遅くないからくるみ割っておこうかな……」
鼻息荒くする彼の横で、円はこきこきと拳を鳴らした。
そして、完全に下心の視界から消えている2人についても言及しておこう。
「……俺たちもいるんだけどな……」
「……ですよ……」
気付かれていないのはむしろラッキーなのだが、ちょっと傷付いた刀と玄である。
原っぱを走る下心。しかし次の瞬間、
「のわぁ!!」
何かに足元をとられ、盛大に転んだ。
刀はニヤリと笑う。
「……フッこんなこともあろうかと罠を仕掛けておいて正解だったな」
「こ、これは……!」
円は足元に仕掛けられた罠をまじまじと見た。草を結んで作られた草の輪があちらこちらに、草の中に紛れて仕掛けられているではないか。
「これじゃ迂闊に動けない……」
円が言った通り、逃げようとした彩葉とシダも罠にかかって、すってーんと転んだ。
「いたたた……」
「コケた、シダ、痛い」
「ああ、しまった! 罠を仕掛け過ぎた!!」
刀は頭を抱えた。
慌てて逃げようとする彩葉の前に、円が回り込む。
「きゃあ!」
「はい、捕まえた」
【高梨彩葉 確保 記録13分58秒】
「逃げる、シダ!」
「待つんだおっぱい!」
逃げるシダを、下心が追いかける。
向かった先は、茂みが密集する地帯。実質行き止まりみたいなものだ。
けれど、そんなことはわかっている。イベントの前に、シダは公園の下見をしておいた。様子を見るのにちょうどいい、さっきの原っぱのような見晴らしのいい高いところ。それから低いところ。見つかりにくいルート。鬼の目線より高いところ、低いところ。頭はもちろん、彼女の野性的な感覚で覚えている。
「チアントイ!」
ろっこん『ベトナムユニコーン』を発動させ、サオラに変身した。
「は? え?」
下心は目をぱちくりさせた。
人が通るには無理目な隙間に、変身したシダはするりと入り込み、素早く抜けた。
一方、下心は勢い余って茂みに突っ込んで、ぎゃああっと仰向けにひっくり返った。
「お、女の子がシカに……? え? 何今の……?」
青空を見上げながら、狐につままれたような下心だった。
あと、シカじゃなくてサオラだ。
「……今のうちに逃げるですよ……」
隣りに目を向けて、玄は目をぱちぱち。
「あ、あれ!?」
そこにいるはずの刀の姿はなく、遠く原っぱの先に、こちらに背を向けて走っているのが見えた。お先! とスタコラと逃げていく。なんとも清々しい逃げっぷりである。
ひとり逃げ遅れた玄のところには、彩葉を捕まえ、勢いづく円が迫る。
「おおっと」
かすめるように襲いかかる円の手を、ボーイズアイドルも目を丸くする見事なバク転で、玄は逃れた。
円は「え?」と動揺しつつも、捕まえようとまた手を伸ばす。けれど、小さな玄はひらりひらりと手をかいくぐる。すばしっこい小動物のようだ。
こう見えて、競歩に遠泳、バルクールにフリークライミングと様々なスポーツが特技。運動神経バツグンなのだ。
「つ、捕まえられない……」
「逃げるですよ!」
時には木に向かってダッシュし、三角飛びで、追いかける円の頭を飛び越え、後ろに着地。
「は、速い」
「動きがぎこちないですよ。そのクツじゃ芝生の上は動きにくいみたいですね」
「ば、バレてる……」
舗装された道では脅威のインラインスケートも、草の上では逆に足かせだ。
「鬼はこっちにもいるよー」
「!?」
そこにあらわれたのは、成り立てほやほやの鬼、彩葉だ。
「こうなったら目標変更。ハングリーキャットのお食事券狙いでいくもん!」
円の反対に回り込み、挟み撃ちにする。
「むむ……」
ちくたくメトロノームのように左右に目を動かす玄。
――考えるですよ。考えるですよ。すぐに決めるですよ……。
玄はすぐに決めた。円に背を向け、彩葉に向かって走り出した。
「ええ!?」
思わぬ子の行動に慌てる彩葉。
玄は思った。
――スケートの子は手ごわそうだけど、こっちの子なら僕の運動神経で抜けれるですよ。
目の前でフェイントを入れると「あわわ」と彼女は案の定翻弄された。
その隙に横を抜け、ベンチを踏み切り板代わりにジャンプ。ベンチの裏にある背の高い生け垣を越え、あっという間に走り去った。
彩葉が生け垣を越えようとしてぴょんぴょんしてる間の、一瞬の間の逃走劇であった。
「ま、待ちなさぁーーーいっ!!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
梅村象山
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
スポーツ
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月15日
参加申し込みの期限
2013年12月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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