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【あなたのささやきが】
やさしくって親切で、いつもにっこり。笑顔が素敵な、図書館のおねえさん。小さいころは憧れたものです。
自分もそうなれたらと……司書・
綾辻 綾花
は少女の時分に胸へ抱いた夢を今、見事にかなえたのです。
「それでね、ねこさんがいっぱいかかれててね。そこにいぬさんがきて、はじめはね、なかわるいの。でもちょっとずつねー、なかよしになったの。うたったりおどったりするんだよ。ママがね、よんでくれたの。でもね、ごほんのおなまえ、わすれちゃったの」
「うん、そっか。素敵な本なんだね。それじゃ、お姉ちゃんもいっしょに探してあげるね」
小さな子がお悩みならもちろん、こころよく手を差し伸べてあげます。頼りになるおねえさんとして真摯に寄りそって、子どもたちの笑顔を咲かせるのです。それが綾花のお仕事。大事な、やりがいのある、素敵なお仕事です。
「探してたご本は、これかな? それともこっち?」
「ちがう……」
「それじゃ、こっちかな?」
「あー! これー! あったー!」
にっこりにこにこ。可愛らしい笑みが綾花の活力のみなもとであり、元気が湧いてくるのでした。
「ありがとーおねえちゃん!」
ママに連れられて、手を振りながら去ってゆく子どもにぱたぱたと手を振り返し見送ったところで、
「へー、やってんねえ! ちゃーんと図書館のお姉さんってカンジ」
「あっ。つるぎさん!」
や、とフランクに片手を上げたのは
馳 つるぎ
、綾花の友人で旧市街の古書店『OLD LYNX』の店主です。学生時代からの顔なじみですから、もう知り合って何年になるでしょうか。
「はいこれ、借りてた本。さすが綾辻ちゃんのオススメ、おんもろかったよ」
「よかった、つるぎさんは好きだと思ったんです」
今では綾花も結婚しているというのに、変わらない『綾辻ちゃん』呼びも実に彼女らしくて、なんだかほっとしてしまいます。
カウンターで返却手続きをしつつ、少しばかりおしゃべりをば。つるぎはたびたびこうして綾花のつとめる図書館へ足を運んでは、本を借りるついでに近況報告やら仕事のグチやらこぼしつつ、綾花の様子を見に来てくれました。
今日もまた最近読んだナイスな本、近所のカワイイにゃんこ情報など共有してから、つるぎがふと言いました。
「ほんで綾辻ちゃん、なんか話があるんじゃなかった? 話したいことがある、ってさ」
「あ、そうでした! 実は……」
つるぎの耳元に口を寄せて、ごにょごにょごにょ。
その目が、くわわっ! と見開かれたかと思うと、
「……にんしん!?」
「ちょっ、つるぎさん、声が大きいです……」
「ぃやたーーー!」
綾花の両手をつかんでぶんぶんぶん。人目もはばからず、
「おめでとー! おめでとー綾辻ちゃん、おめでとー! もひとつおめでとー! めでたいなあ、そりゃあもうめでてえッスなあ……!」
ちょっぴり涙目。まるで自分のことのように喜んでくれるもので、綾花も思わずうるるんと来てしまい、抱き合っておめでとう、ありがとうと言い合っていたらそのうち、すたすたやってきた綾花の上司にひと言ぴしゃり、お静かに。と怒られてしまいました。反省。
「あっ、珪さん! こっちこっち! こっちです!」
お仕事終わりに愛しのダンナさま、
早川 珪
と待ち合わせ。いっしょにスーパーでお買い物をして帰ることにしました。
「お疲れさま、綾花さん。お仕事はどうだった? もう慣れたかい」
「もちろんバッチリです。今日はつるぎさんが来てくれて、赤ちゃんのことを伝えたら、ものすごく喜んでくれて」
「ははは、つるぎちゃんらしいね」
手をつないで歩きます。
第一子の妊娠を知ったのは、つい先ごろのこと。珪さんやそれぞれの両親への報告の次に、知らせるべきはやっぱりふたりの共通の友人であるつるぎであろうと思っていました。あんなにも、自分のことのように喜んでもらえるだなんて……いつか、彼女にも赤ん坊を抱いてもらう時がくることでしょう。きっと可愛がってくれるはず。
「そういえば、いつかふたりで旅行に行きたいねって話したじゃないですか」
「うん」
「どこがオススメですか、ってつるぎさんに聞いてみたら……」
「台湾とかタイ、ベトナムの屋台グルメを食べ歩いてみたいッスなあ。って感じかな?」
「えっ、すごい! どうして分かったんですか?」
モノマネはあんまり、似ていませんでしたけれど。
「はは、ずいぶん昔から言ってたんだよ、彼女。インドア派だけど、そういうところになんだか憧れがあるみたいでね」
「へえ、ちょっと意外ですね」
「だよね……あ」
そんな話をしながら、スマホであれこれレシピも検索しつつスーパーで食材を物色していたものだから、目に留まったのは、香辛料たっぷりなアジア料理などなど。実に食欲をそそるメニューばかりです。
「今日はこれ、かな?」
「いっしょに作りましょう! 珪さんのお料理も少しずつ上達してきましたからね」
「うん、最近は料理が楽しくなってきたよ」
美味しくってヘルシーで健康に良くって、もちろん愛情もたーっぷり! まだ新婚なふたりのお料理風景は、それはもうラブラブなのです。
お仕事も充実。愛おしいひとと二人三脚で歩む幸せ。あんまり嬉しくって、思わず綾花は珪さんの腕をむぎゅうと抱き込みます。珪さんはもう誰の目もおそれることなく、綾花の髪へ唇を寄せました。そして耳元へ、
「綾花さん」
「うん、なんですか? 珪さん」
「今、僕はね……とっても、幸せ」
ささやきに敏感な耳朶をくすぐり、幸福のあまりぷるると身もだえしました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年02月04日
参加申し込みの期限
2025年02月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年02月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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