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【かおる夢】
ぱちり、と
稲積 柚春
は手をたたいて、
「はいっ、それじゃ今日は、本場イギリス式の美味しい紅茶の淹れ方と、おすすめのブレンドなども教えていきたいと思います」
「よろしくお願いします、先生!」
「期待してるわよー、香凛ちゃんママ!」
穏やかな日の朝に、ブラックウッド邸のキッチンへママたちが集まっておりました。お目当ては香凛ちゃんママこと柚春の催すワークショップ。扱う題材は多彩で、柚春お得意の香りにまつわるあれこれとか、ハーブを使った雑貨のつくり方。ハンドマッサージにネイルケアの指南などなど、どれも好評を博しておりまして、連日盛況なのです。
「お子さんたちはうちの有能メイドさんがばっちり面倒を見てくれてるから、安心してお勉強していきましょう!」
「「「はーいっ」」」
集まるのはいずれも未就学児のママさんたちで、別室では
メアリ・エヴァンズ
がその類まれな世話焼きスキルをいかんなく発揮し、お子さまたちをあやしてくれているところ。その間にママたちは育児の苦労や日々家事に追われるストレスも忘れて、楽しいおしゃべりと柚春の講座に没頭するのです……ママさんたちは毎日本当に大変なご苦労をされておりますから、たまにはちょっぴり楽しむくらい許してあげてくださいね、ダンナさま。
エプロン姿ですっかり主婦が板についた柚春。自慢の美脚はスキニーパンツに押しこめて、それでもすらりとスタイリッシュな彼女は、同じように子育てに悪戦苦闘するママさんたちの憧れです。
「まずはティーポットをあたためておきます。ポットは陶器のものがおすすめかな、金属だと少し香りが落ちちゃうから」
「ふむふむ」
「ポットにお湯を注ぐ時は、ポットをやかんに近づけて注ぎます。お湯が移動する時に、温度が下がっちゃうからね」
「へええ」
「茶葉はひとりあたりティースプーンに1杯から1杯半。ポットのためにもう1杯分も。蒸らす時間は3分から5分くらいかな、大きい茶葉を使う時は少し長めにしてね」
「なるほど……!」
本日の講座も、皆さん興味津々。柚春の説明上手もあって、ママさんたちは実に真剣に耳をかたむけています。
「で、こちらが今回のブレンド茶葉。お土産にも用意してあるから、持ち帰ってお家でぜひ試してみてね!」
「わ、嬉し~」
「先生のお茶、美味しくって本当に大好きだわ」
「うちは旦那が気に入っちゃって、今日は講座があるのって言うと、快く送り出してくれるのよね」
「うらやましい! うちのひとなんか味わいもせずズズズーって。感想聞いたって、あ、うん、いいんじゃない? としか返ってこないんだから」
「返事があるだけいいじゃない、うちのダンナなんてさあ、ねえ聞いてくださいよ先生!」
「あはは……それじゃ、お茶しながらお話しよっか」
なんて、日々の苦労を分かち合うのも楽しみのひとつ。特製の美味しい紅茶と、もちろんこちらも手づくりのクッキーをお茶請けに、ママさんたちのトークはぽむぽむと軽やかに弾みました。
今日の工程がすべて終わって、ママさんたちが子どもを連れて去っていくと、ぼすん!
「わっ。香凛?」
「ママ!」
飛びついた愛娘に続いて、ほっこりと微笑みながらやってきたメアリの腕の中では、その弟もすやすやと寝息を立てておりました。
「お疲れさまでした、柚春さま。片づけはわたくしが」
「メアリさんも、子どもたちのお世話ありがとう。ううん、大丈夫だよ、そろそろワットも帰ってくるころだし」
それほど疲れてはいません。ワークショップはいつも楽しいですし、なにより柚春がこれを始めようと思ったのは、自分が出産を経験して感じた苦労やその対処法、あるいは夫やメアリから伝授された知恵を若い母親たちにも共有したいと思ったから。そのついでに、いくらか気晴らしの時間も提供できれば言うことなしです。
片付けだって別段、苦ではないのです。なぜなら、
「やあただいま、柚春に子どもたち! メアリもお疲れさま、おっと片づけなら僕も手伝うよぉ」
「ワット! おかえり!」
「パパー!」
すっかり良き旦那さんとなった
ウォルター・B
が、積極的に家事のお手伝いをしてくれるもので。
「ワットもお疲れでしょ? いいの?」
「もちろんだよ。家族のためだからねぇ」
疲れた顔なんて微塵もみせず、にっこり笑顔。
子どもたちが生まれてからウォルターさんは以前と少し変わったと、柚春は思います。なんといいましょうか、愛情表現がいくらかストレートになったというか。素直になったというか。
「ふふ、嬉しいな」
「うん? そう? 大したことじゃないよ。当然のことさぁ」
そう言って柚春の頬に手を添え、むちゅうと唇にキス。子どもたちの前でそんな大胆な、と思いつつ娘さんも慣れっこでして、ママとパパは今日もアチアチね、などとたどたどしく申しております。
「それじゃ、いっしょに片付けよう。あのね、ワット」
「うん、なんだい」
「3人目もそろそろ……ほしいよね?」
こっそりこそり。耳元にささやけば、彼はツマの積極性にぽりぽりと頬をかきながらも、はにかむように笑います。そんなところがなんだか可愛らしいのだと、柚春は思うわけなのです。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年02月04日
参加申し込みの期限
2025年02月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年02月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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