this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム /
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【お花見】桜舞い降る寝子島で、大団円のひと時を。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
17
つぎへ >>
寝子ヶ浜海浜公園でそわそわと、
佐藤 英二
は待ち人を待つ。そわそわ、うろうろ。時に見落としてしまってないかと、心配になって少しぐるりと歩いてみたり。
――今日、英二は
野々 ののこ
にメールをして、お花見へとやって来ていた。ちょうど桜が満開になった頃合いだ、せっかくの3月最後の日曜日だし一緒にお花見を出来たらとのお誘いメールに、幸いと言うかいつもながらと言うか、『オッケー』の返事が来たのはすぐのこと。
ゆえにほっと胸を撫で下ろしながら、やって来た海浜公園はどこもかしこも、花見を目当てに訪れた数多の人でとても賑やかで。行きかう人々の楽しげな声、所狭しとビニールシートを広げて盛り上がる花見客、立ち並ぶ屋台の威勢の良い呼び込み――
(やっぱり、早めに来て場所取りしておいて良かった)
それらの喧騒を眺めながら、自身の先見の明に感謝する英二である。誘ってOKを貰えたは良いものの、うまい具合に場所が空いてなかったらどうしよう、それならいっそ確実に場所を取るために早く来た方が良いのではないか――そう考えて英二は実は、ののことの約束よりも随分早くやって来ていた。
だが、そのおかげでどうにか無事に、2人座れる程度のビニールシートを広げるスペースは確保出来ている。後はののこと合流するだけだが――と人混みで見落とさないよう目を凝らしていたら、おーい、と手を振る少女の姿が見えた。
「英二くん、やっほーい!」
「あ、野々さん。――そこに居たんだ」
よく見ればののこは、待ち合わせ場所にしていた公園入口から少し離れた、屋台コーナーを物色していたらしい。早く来たのはどちらも一緒、という訳だ――多分理由は違うだろうが。
ののこは振り返って誰かに「じゃーねー!」と手を振ると、ぴょんこぴょんこと跳ねるような足取りでこちらへ駆けてくる。誰だろ、と何となく眺めれば金髪の長いお下げが人混みに揺れて消えるのが見えた。
恐らく
桜井 ラッセル
だろうとあたりを付け、野々さん、と確かめる。
「桜井君も誘う?」
「ん-? お邪魔ムシムシー♪」
「お邪魔?」
それに返されたののこの言葉には、ただ首を傾げざるを得なかったが。多分、誰かと一緒だったんだろうな――と胸の内で納得し、そのまま楽しげにどこかへ行ってしまいそうなののこに「こっちだよ」と場所取りしておいた方を指さす。
それは、幸運にも桜の木の下で、ステージも遠目に見渡せる『特等席』。うわぁ! と嬉しそうにはしゃぐののこに、やっぱり早く来て良かった、と英二は目を細める――どのくらい早く来たのかは秘密だ。
「野々さんも上がって。……って、なんだか変だね。まあ座ろうよ」
「ほーい、お邪魔しまーす♪ わ、ステージばっちりだね! ――あっ、アイオちゃん?」
「舞台に出てる人?」
楽しげにあちらこちらを見回していた、ののこがステージをビッと指差し目を凝らし始めたのを見て、英二も振り返ったがイマイチよく判らない。ゆえに出演者ウォッチングはひとまずののこに任せ、英二は来る前にコンビニで買ってきておいたお花見弁当や、ペットボトルの飲み物をせっせと並べていく。
春らしいタケノコを使った和風御膳弁当に、桜花をあしらった桜御膳弁当。春限定のおにぎりや桜フレーバーのお菓子、お茶、etc。
熱心にステージを眺めていたののこも、ずらりと並んだ美味しそうなお弁当達に気がついて、わ、と目を輝かせた。
「すごーい!」
「色々気になって、たくさん買っちゃったんだ。野々さん、お弁当どっちか好きなの1つ取ってよ。僕はどっちも好きだから」
「おぉ~? うーん、じゃあー……」
そんなののこに笑いながら二つあるお弁当を指させば、うんうん唸ってののこは桜御膳を手に取った。お花見にぴったりだよね、と笑いながら英二はタケノコ御膳を手元に引き寄せ、同じ調子で春フレーバーのお茶をののこの前に並べていく。
その間にもステージは進み、次は観客席の中から女性が2人指名されて、ステージに上がって行った。そうして流れ始めたメロディに、あ、と英二は瞬く。
「このアニソン……」
「英二くんの知ってるやつ?」
「うん。少し前に話題になったアニメの主題歌だよ。人気のあるアーティストが歌ってるから、アニメの主題歌って知らない人も居るんじゃないかな」
これ、とスマホで手早く検索して見せれば、おぉー? と知っているとも知っていないともつかない反応。スッ、スッ、と動かすうちに、ののこが「そうだ!」と突然声を上げ、鞄の中を探り始めた。
うーん? としばらくガサガサ探ってから、引っ張り出したのは謎の缶が2本。側面の猫の写真と『猫を、味わう。』というキャッチコピーが目を惹く――え、何これ。
野々さん? と首を傾げた英二にののこは、そうして「えっへん!」と胸を張った。
「来る途中で見かけて、英二くんにあげようと思って買って来たんだ~」
「猫を?」
「猫を! にゃんにゃん!」
確かに、珍しい自販機のジュースの話なんかは嫌いではないが、飲み物としては抜群に不安な代物だ。だが、ののこは飲む気である。かつ、どう見ても、英二にも飲んだ感想を期待している眼差しである。
猫を……と英二は再び、猫缶(?)をじっと見つめた。そうして、
「じゃあ、一緒に飲んでみようか。野々さん、ありがとう」
「おー! のものも!」
(((飲むんだ……)))
有難く猫缶(?)を受け取り礼を言った英二と、嬉しそうにプルタブに指を掛けたののこに、周囲からそんな眼差しが注がれる。だが、ののこがわざわざ自分のために買って来てくれたものだし――何より、楽しげな満面の笑みを、曇らせたくはない。
ゆえに英二とののこは「せーの!」で同時に缶に口をつけ――
「うへぇ……」
「これは……」
同時に口元を抑え、俯いた。どうにかこうにか飲み下し、即座に英二が買っておいた『普通の』お茶に手を伸ばしたのは、同時。
ゴッ、ゴッ、ゴッ、とそれを勢いよく飲んで口の中を洗い流し――ブッ、と顔を見合わせ噴き出した。
「野々さん、これさすがにさー」
「にゃはは~。大当たり!」
「大当たりって、アハハ」
大笑いしながら桜フレーバーのお菓子も開けて、食べながらまた思い出して大笑い。その合間に寝子高時代の思い出や最近観た映画の話、それも尽きてきたら天気や昨日食べたごはんなんかの、他愛のない言葉を重ねる。
――それは、ひどく楽しいひと時だった。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【お花見】桜舞い降る寝子島で、大団円のひと時を。
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
動物・自然
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年01月11日
参加申し込みの期限
2025年01月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年01月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!