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にょろっと巳(み)ラクル!新春☆初夢フェア2025 鷹編
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【たまにはこんな世界線】
光、はじけて。
多くの未来、数多の世界線が生まれたその瞬間。時と時のはざまで、コンマ数秒だけひときわに強く輝いた……これは夢? まぼろし? それとも本当にあったことでしょうか。
ともかく
七夜 あおい
はぽかんと口を開けまして、
「お……大きい」
ただただつぶやいたのでした。
「これはまるで、夢の世界じゃないか……」
「あ、修くん」
八神 修
は感動に打ちふるえておりました。ええそれはまさしく修にとって、あおいにとって、そして全ての寝子島住人たちにとっても、夢のような世界!
あおいの言葉が指し示す、いったいなにがそんなに大きいのか、と申しますと。ぶにゃ~~~お!
「巨大猫! なんてもふもふ、なんて愛らしさなんだ」
いささか語彙力が乏しくなった修が目をキラッキラさせたのも無理はないというものです。大迫力の巨猫さんが目の前に、ででんと鎮座しておりましたもので。
それだけではありません。
「うわあああ修くん! 見て! 見てこれ、この子!」
「な、なんてことだ。大きいばかりではなく小さい子まで……ああっ」
手乗り猫さんがあおいの手のひらの上に、ちょこん。くあっとあくび、ぴにゃあと鳴きました。かかかかか、かわいい!!
それにそれに、羽の生えた猫さん。ばびゅんっとやたら足の速い猫さん、ムキムキマッチョな猫さんがいたかと思えば、毛玉みたいにふわっふわな猫さんも。
そう、ここは猫の楽園。時と時のはざまにだけ存在する、にゃんこワールド! そこへふたりはどうやら、迷い込んでしまったようです。
「本当に夢の世界だねえ」
にゃんにゃんふにゃん、ごろにゃあぴにゃあ。猫たちはどの子も人なつっこくて、修の足元へすりすり寄ってくるし、あおいの肩に頭にひょいひょいと乗ってくるし、もう、もっふもふです。
にゃんこたちに囲まれて、どこまでも続く緑の原っぱや青空、ぷかぷか浮かぶ白い雲を眺めながら、の~んびり。ゆ~ったり。おだやかなひと時を満喫するふたりです。
にゃあ、にゃお!
「うん? どうしたんだ?」
「こっちに来て、って言ってるのかな?」
猫たちがしきりに袖やらズボンの裾やら引っ張るもので、ついていくことにしました。
「やけに険しい道だな」
小高い丘から見下ろす先には、でこぼこ、穴ぼこ道。登ったり下ったり。大きな岩がででんと立ちふさがっていたり、崖の下にはぐつぐつマグマが煮えたぎっていたり。浮島だったり水の中だったり……例えるなら、まるでそう、スーパーナントカブラザーズのステージみたい。と、ふたりは最近アニメ映画化された某有名ゲームを思い浮かべたりしました。
それらを越えたところ、地平線の向こうにぴかぴか、輝くなにかが見えており、どうやら猫たちはそこへ行きたいようなのです。
あおいはちょっぴり困り顔。
「あそこまで連れていって、ってこと? でもこの子たち、みんなみんな個性的だから、難しいね」
たしかに、小さな子はひょいひょいと進んでいけそうな道も、大きな子には障害となったりしそうです。逆に、大きな子ならまたいで渡れるような穴をちびっこたちは渡れない、なんてこともありそう。
しかし修は、ピン! ひらめきました。
「いや、この子たちの個性こそが鍵なんだ。個性を活かすんだ」
修の灰色の脳細胞がさっそくフル回転し始めます。
「よし、君たちはこっちへ来てくれ。君たちはこっちだ……言うこと、聞いてくれるかい?」
言葉は通じずとも、意思は伝わった様子。修がこっちへ、そっちへとぴしぴし指示を飛ばすと、猫たちはちゃあんとそのとおりに動いてくれました。
「あはは、すごいすごい! かしこいねえ」
「もともと、誰かに飼われていた子たちなのかもしれないな。訓練されているのかも」
修の指示はあっちへこっちへ。
「みんな、巨猫くんの背中に乗ってくれ。そこの穴を飛び越えるぞ。頼むよ、巨猫くん」
「修くん、メスだよこの子」
「おっと、失礼した……悪かったよ、そうむくれないでくれ」
ぶにゃお~。
「マッチョ猫くんはパワーがありそうだな。あそこの岩を壊せるかい? よし、やってくれ」
おらにゃあ! どかん!
「いいぞ!」
「修くん、あそこにスイッチみたいのがあるよ。あれを押せば、向こうの橋がかかるんじゃないかな?」
「ありがとう、あおい。よし、羽猫くんたち、頼めるか?」
ぱたぱたぱた、にゃ~ん。
「よし、ナイスだ!」
てな具合に、修指揮官とその助手あおいの指導とバッチリなコンビネーションのもと、次々に難所を突破していくにゃんこたち。小一時間も進むと、ゴールの光が目の前に現れました。
「街、かな?」
「ああ。きっともともと、あそこに住んでいたんだろう。しかしなにかがあって、取り残されてしまった。ずっと戻りたかったんだろうな」
にゃあにゃあ、ふにい、すりすりすりと懐っこく、猫たちはお礼を言うかのように鳴きました。あとは彼らだけでたどりつくことができるでしょう。
うにゃん? と見上げて、くいくいとくわえた裾を引っ張る猫ちゃんに、修は困ったように笑いました。
「すまないな。俺たちはあそこへは行けないよ」
「うん、私たちにも帰る場所があるから……ね。修くん」
「ああ、あおい」
手をつないだ彼らの姿が、ぱあっと光に包まれていきます。ここへ現れた時とおなじように……猫たちにとってはふたりこそが夢かまぼろしの存在であったかもしれません。
にい、にい、にゃあ! ふにゃん!
「ああ。君たちも元気で」
「さよなら、ちゃんとご主人さまのところに帰るんだよー!」
ぱあっとふたたび光が弾けて、ふたりの姿は消えていきました。
猫たちはこてんと首をかしげて、にい、ふにいと不安そうに鳴き声をもらします。けれど、あの大きなおおきな巨猫くん、いえ巨猫ちゃんがひと鳴き、ぶにゃおう! それを合図に、光り輝く都へとそろって仲良く、駆けてゆきました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2025年01月02日
参加申し込みの期限
2025年01月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2025年01月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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