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【七夕】ポニーテールとSUMO
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後木 真央
の奇襲。七夕の精の撃沈。ポニーテールの精のカウンター。
その後に残ったのは重たい空気だけだった。
「……相撲、取るべ」
まだダメージが残った体を引きずりながら七夕の精が言うが、それだけではどうにもならない。
夢宮 瑠奈
はあまりの居心地の悪さに嘆息した。
前髪には元々つけていた髪飾りはそのまま、シャーベットカラーの浴衣も変化がない。
ひとつ違うのはいつもより高い位置でくくった髪だ。けれど触れるとサラサラとしたいつも通りの感触がした。
これが神魂の影響であることは、もれいびである彼女はすぐに理解する。
とはいえ今回は特に事件というようなことでもなさそうだ。
となれば楽しまないと!
あ、でも相撲は遠慮するけどね。だってほらあたしは女の子だもの。アイドルだもの。
そう思いを馳せていた瑠奈なのだが……目の前で繰り広げられた出来事のせいで、その楽しい気持ちはすっかり萎びれてしまった。
(このままじゃ嫌だな……)
瑠奈はツンと唇を尖らせて、俯く。
ほんの少し顔を上げてみると、
後木 真央
を消毒している
御巫 時子
が目に入った。
消毒を終えると
添木 牡丹
が包帯を巻き、
音海 なぎさ
はずっと声掛けを行っている。
こんなとき、パニックに陥ったときでも自分たちができることをやり通しているのだった。
その瞬間瑠奈はひらめいた。
(そうよ、あたしはアイドルだもの!)
土俵に上がるのはやめておいて、その前まで歩いて行く。そして、
「ポニテのサービスなんて滅多にしないんだからネッ」
自慢の瑠奈スマイルを浮かべて、
「DOG110のヒットソング『フリスビーローテーション』」
アカペラライブを始めるのだった。
♪フリスビーを 取りに行ってー
キミのすぐ側へ 走ーる
歌い始めてほんの少し後。
市橋 誉
が地面に描いた鍵盤を叩いた。
本来ならば絵に描いた鍵盤など餅と同じく役には立たないが、これが彼のろっこんの能力である。
誉は本物のピアノと同じ音色を、瑠奈の歌声に添えた。
イキナリ始まったライブに戸惑うものもいたが、それは確かに空気を変えた。
♪愛 ワンちゃん! 愛 にーちゃん! 愛 ラブ チュー!
サビが始まると、さすが有名アイドルの曲。一緒に口ずさむ者も現れる。
「愛ワンちゃん!」
音楽ラブの
雨寺 凛
はもちろんノリノリ。
「これもジャパニーズ国技SUMOの一部かしら?」
神薙 焔
も胸を揺らして音楽に乗る。
そして歌が終わる頃にはすっかりその前の空気が吹き飛んで、各々がいまの状況を打開するために「してもいいかな」と思った行動に出た。
相撲部マネージャーの
森 蓮
はまわしをしている人の中で、相撲がわからないだろう人々に声をかける。
その中には
芽森 菜々緒
も含まれており、ポニーテールを揺らしていた。
「じゃ、あっしは行司でもしようかねぇ」
にしゃりと
骨削 瓢
が笑った。
強引に髪の毛の端を結んでいたゴムを引き抜いて、土俵近くに置いてあった烏帽子をかぶる。
それから懐から出した扇子をパッと開いて、いたずらっぽく笑った顔を隠す。
そして人から見えないように瓢は川の方に視線をやった。
「そうか、では俺も行司を手伝おう」
と声を上げたのは
八神 修
。
大相撲の行司は、試合の取り仕切りをするだけでなく、勝敗の記録をつけたり、アナウンスをしたりという仕事を分担して行っている。
その点を配慮しての名乗り上げであった。
「あいさ。んじゃ、さっそく準備しようかねぇ?」
瓢と修は細かいことを確認する為に七夕の精の元へ。
「じゃ、じゃあ私は行司兼解説者をしていいですか」
二人に交じるようにおずおずと
宮祀 智瑜
が名乗り出る。
「あいさ~よろしくねぃ」
「あ、よろしくお願い致します」
智瑜はちょこんと頭を下げてふたりの後を追った。
「俺は、引き続きBGMを担当するよ」
誉は彼らの背中に届くように鍵盤を叩く。
(ライブ、大成功かな?)
そんな様子を眺めて、瑠奈はふふと微笑んでから、
(次、は――)
ポニーテールの精に声をかけた。
ライブが終わると、焔は額の汗を拭う。
「ふぅ、本当におもしろい夢」
不思議な空間に、SUMOに、ライブに、楽しいことばかりだと焔は喜ぶ。
ポニーテールも真っ赤な髪によく合っていて
なにより、SUMO。SUMOを取れるなんて素敵な夢だ。
焔は口の中に溢れてきた唾液を飲み込んで、土俵を見据えた。
以前
相撲部見学に行った
ときは『お客』としてちゃんこ鍋を振る舞ってもらった。
(あれとても美味しかったな……)
けれど物足りなさも感じていた。
あのときは戦わなかった、から。
(だから実際にやってみたかったのよ、戦ってこそちゃんこも旨いというものだしね!)
「せめてさらしかそれとも裸と思わせない術はないのか?」
そのとき、
矢萩 咲
の呟きが焔の耳に入ってくる。
そして大切なことを思い出す。
白地に薄紅のお気に入りの浴衣の下は、いつの間にかまわしだけになっていたのだ。
(浴衣に下着を着けるのは邪道だって聞いたから……)
浴衣程度に頬を染めて焔が俯くと、新たな声が聞こえてきたので、さっと振り返った。
「相撲はいいけど見えるのは恥ずかしい?
うんうん、そうだよね~」
テレビ通販さながらの口調で話し始めたのは
響 タルト
。
タルトの浴衣は紺地にかわいらしい猫のシルエットが描かれたもので、焔は無意識に微笑んだ。
「でも大丈夫! 僕、絵を描くために絵具セット持ってきてるんだ♪」
少し目線を動かすと、確かにタルトは絵の具を持っていることが確認できる。
「ばっちりボディペインティングすれば、服を着てるのと変わらないよ☆
好きなデザインで描くから、お気軽に声かけてね~」
周りから見えないように笹林の影でするよ~。
と言って自身の体に絵を描き出したタルト。
これはいいわね。そう思って、焔はタルトに声をかけた。
それでもペイントはなぁ。
凛は笹林の影でペインティング中の焔とタルトの様子を見ながら、頭を抱えていた。
勝負事は嫌いじゃないし、ワイワイ盛り上がるのは嫌ではないが――帯が緩んでないかを気にして、ぎゅっと胸元を掴んだ。
(ちょっと恥ずかしいな……)
もしも見えてしまったらどうしよう。その不安感を拭うことはどうしても出来ない。
視線の先では見る見る間に焔の白い肌が赤に染められていき、その姿は滑稽でもあり、美しくもあり、恐ろしくもある。
(どうしよう、)
凛が悩んで、近くにあった笹の葉を一枚ちぎる。ぶちりと音を立ててちぎれた葉っぱ。占うには心もとなかった。
他の子はどうするのだろうと周りを見渡すと、同じように周囲を窺っている
添木 牡丹
と目があった。それから牡丹が軽く会釈をして、凛に声をかけてきた。
「えっと……宜しければ、私包帯持ってますから晒し代わりにどうですか?」
「ほ、ほんと!?」
それならばペインティングよりはずっと気軽である。
「怪我する事とか考えるとあまりあげられませんが……」
凛はうんうんと頷いて、救いの声に全力ですがるのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月05日
参加申し込みの期限
2014年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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