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【七夕】ポニーテールとＳＵＭＯ
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今年の七月七日は恋人たちの逢引を祝福するような好天に恵まれた。
清々しい空を見て、野々 ののこは大きく息を吸った。
「へへっ」
天の川は見えるだろうか。
踊る胸を押さえて、ののこは目の前の土俵を眺めた。
この日、寝子島神社には奉納相撲のための土俵が用意されていた。寝子島の七夕といえば、伝統的に相撲大会を行っているためだ。
普段相撲に興味がなくとも、お祭りとなれば話は別。
ののこは興奮気味に振り向いた。
「ねぇ、あおいちゃん――」
しかし、後ろには誰もいない。
「あれ……？」
ののこはわけもわからず首をかしげた。
ののこと共にいたのは七夜 あおい、剣崎 エレナ、串田 美弥子、北風 貴子、海原 茂、鷹取 洋二の計六名。
そして近くを通りかかった芽森 菜々緒。
彼らは一体どこへ行ってしまったのか？
答えは単純明快。
神魂の影響で異世界に飛ばされたのだ。
彼らが飛ばされた世界には、笹の林と、一本の川と、ひとつの土俵しかなかった。
彼らが飛ばされた世界には、
「ようこそ、七夕の世界へ！」という男と「ようこそ、ポニーテールの世界へ！」という女しかいなかった。
男は鍛え抜かれた筋肉を見せつけるように、廻し以外はなにも身につけていない。
女はその美しさを際立たせるような葡萄色の浴衣を着ており、高い位置でひとつに括られた髪が白いうなじに彩を添えている。
「おらは七夕の精だべ、で、こっちのめんこいのが」
「妻の、ポニーテールの精でございます」
喜々として紹介をしようとする男の言葉を遮り、女はゆったりと頭を下げた。
男は一瞬ぽかんとするが、女はてんで気にしていない。
「七月七日は、」
「ポニーテールの日でございます」
「……七夕だべ。その奉納として」
「皆さまには相撲を取っていただきたいのでございます」
「……だべ」
というような調子ですべての説明を女が奪い取るので、ついに男は目に溜まった涙をこぼして抗議するのだ。
「かあちゃん！ 説明はおらの仕事だべ！」と。
「は？」しかし女の態度は素っ気なく。
「……なんでもないべ」といって、男はモジモジとすることしかできなかった。
「ということで皆さま、」
「相撲を取るだべ！」
清々しい空を見て、野々 ののこは大きく息を吸った。
「へへっ」
天の川は見えるだろうか。
踊る胸を押さえて、ののこは目の前の土俵を眺めた。
この日、寝子島神社には奉納相撲のための土俵が用意されていた。寝子島の七夕といえば、伝統的に相撲大会を行っているためだ。
普段相撲に興味がなくとも、お祭りとなれば話は別。
ののこは興奮気味に振り向いた。
「ねぇ、あおいちゃん――」
しかし、後ろには誰もいない。
「あれ……？」
ののこはわけもわからず首をかしげた。
ののこと共にいたのは七夜 あおい、剣崎 エレナ、串田 美弥子、北風 貴子、海原 茂、鷹取 洋二の計六名。
そして近くを通りかかった芽森 菜々緒。
彼らは一体どこへ行ってしまったのか？
答えは単純明快。
神魂の影響で異世界に飛ばされたのだ。
彼らが飛ばされた世界には、笹の林と、一本の川と、ひとつの土俵しかなかった。
彼らが飛ばされた世界には、
「ようこそ、七夕の世界へ！」という男と「ようこそ、ポニーテールの世界へ！」という女しかいなかった。
男は鍛え抜かれた筋肉を見せつけるように、廻し以外はなにも身につけていない。
女はその美しさを際立たせるような葡萄色の浴衣を着ており、高い位置でひとつに括られた髪が白いうなじに彩を添えている。
「おらは七夕の精だべ、で、こっちのめんこいのが」
「妻の、ポニーテールの精でございます」
喜々として紹介をしようとする男の言葉を遮り、女はゆったりと頭を下げた。
男は一瞬ぽかんとするが、女はてんで気にしていない。
「七月七日は、」
「ポニーテールの日でございます」
「……七夕だべ。その奉納として」
「皆さまには相撲を取っていただきたいのでございます」
「……だべ」
というような調子ですべての説明を女が奪い取るので、ついに男は目に溜まった涙をこぼして抗議するのだ。
「かあちゃん！ 説明はおらの仕事だべ！」と。
「は？」しかし女の態度は素っ気なく。
「……なんでもないべ」といって、男はモジモジとすることしかできなかった。
「ということで皆さま、」
「相撲を取るだべ！」
運営部より
こちらは、七夕ゆかた祭りシナリオです。
くわしくは七夕ゆかた祭りキャンペーンのおしらせをご覧ください。
※イラストの制作は、つるこ。マスターです。
ゲームマスターより
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
-
- 2014年01月05日
- 参加申し込みの期限
-
- 2014年01月12日 11時00分
- アクション投稿の期限
-
- 2014年01月12日 11時00分
◆概要
奉納相撲を見に来たり、その近く（寝子島神社の周辺）をうろついていたら神魂の影響で異世界に飛ばされました。
ここに飛ばされた全員が、 ポニーテール＋浴衣＋下着は廻し 状態です。
帰る方法はただひとつ。
自称・七夕の精が満足するようないい相撲をとること
七夕の精が満足すると、川に飛び込みます。
満足させられない場合は飽きるまで相撲をさせられることでしょう。
皆さん頑張ってください。
※神魂の影響ですが、今回ひとも参加可能です
現実世界では一瞬の出来事なので、夢かな？ くらいに思います。
【なにをするシナリオ？】
繰り返しますが、全員が ポニーテール＋浴衣＋下着は廻し 状態です。
皆さんには、相撲をとってもらいます。組み合わせはマスターが判断しますが、ＧＡも歓迎です。
・女性は浴衣を着たまま相撲を取ってもらいますが、浴衣がはだけること必至。
・相撲は肌を密着させて戦うことが多い競技です。
・普段見れないあの子のポニーテール姿を楽しむなんてこともできます。
目的は、元の世界に帰ることですが、それ以外の付加要素で自分なりの楽しみ方を見つけていただけると幸いです。
【追記】
※相撲を取らない場合
・下着は廻しではなく、浴衣を着る際に用いる襦袢などをご自由に設定して頂いて構いません。
・相撲の応援をしたり、笹林や川を散策・探検することも可能です。
◆状況確認
【相撲の勝ち負け（特別ルール）】
・相手の体のうちで、足の裏以外の部分を土俵の土に触れさせる。
・相手を土俵の外に出す。
・相手のポニーテールを崩す。
・相手の浴衣の帯または廻しを外す。
いずれかの条件を満たした方が勝ちとなります。
※ただしこれは勝敗判定であり、自称・七夕の精が満足する条件ではありません
【異世界での衣装・装飾】
○既にポニーテールで浴衣を着た状態だった場合は、下着が廻しになる以外の変化はありません。
○髪型は、もともとポニーテールの方は、そのままです。
もともとポニーテールでない方も、（髪が短い人は、何故か髪がのびて）ポニーテールになっています。
○衣装は、もともと浴衣の方は、そのままです。
もともと浴衣でない方は、いつのまにか浴衣を着用している状態からスタートです。
【ポニーテールの定義】
後ろでひとつ結びをして、髪を垂らしていること。
○海原 茂のように強引に結ぶのも良い。
×お団子。
◆ＮＰＣについて
自称・七夕の精
奥さんの尻にしかれ気味のマッチョのおにいさん。
七夕の精霊なので、恋愛事、芸事に興味があるようです。
自称・ポニーテールの精
七夕の精の奥さん。見た目とは裏腹に気が強く、ゴーイングマイウェイ。
七夕の精は彼女に逆らえません。
それ以外のガイド登場ＮＰＣはリアクションにも登場し、組手ＧＡを組んでいない場合は戦う可能性があります。
しかし指名することはできません。ご了承ください。