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【七夕】ポニーテールとSUMO
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あっれーいつのまにやら俺浴衣だし髪伸びてポニテだし第一愛用の黒ブーメランがまわしになってるってどういうことー!
と思ったのもつかの間。
すっかり
御剣 刀
のペースに飲まれ全力で相撲を取る羽目になった武道だったが、やはり武道は武道。
(さっきはいまいちだったし、浴衣脱いで今度こそ!)
脱ぎたくてたまらないらしい。
「今度こそ俺が、波ノ武が勝っちゃうぜ☆」
と宣言して、脱いだ浴衣を観客に向かって投げた。
客席から悲鳴が上がるが、武道からすればそれも声援。
嬉々として土俵入りをした。
そして軽くしこを踏んでいると、西方の死兆星こと
桃川 圭花
が刀さながらの眼光を武道に浴びせる。
打倒・七夕の精を掲げる圭花としては、武道に負ける訳にはいかないのだ。
(……圭花ちゃんね~手は抜かなくて良さそうだけど、)
相手の顔を見て、武道は僅かな不安を覚える。
「にしぃ~しちょぅせぇ~」
けれど悩んでいる暇はなさそうだった。
圭花が土俵に上がってくる。
武道は覚悟を決めた。
もとより相手の廻しを外したりは、やるつもりはない。
女子であっても手を抜く気はない。
であればもはや考える必要もなし。
「のこった!」
掛け声と共に武道は圭花と組んで……そのまま彼女の体を横に流した。
勢いをつけていた分、圭花は体勢を崩す。
この隙を突いて武道が軽く彼女を押すが、圭花も負けじと武道の腕を取った。
「うわ、マジですか?」
圭花の執念を感じて武道は思わず呟く。
「志波君には悪いけど、ここで負ける訳にはいかないの」
武道は嫌な予感を感じて、圭花の腕を振り払い、距離をとった。
しかしそれも一瞬。圭花は驚くこともなく、まっすぐに武道に突っ込んできた。
(流石に同じ手は効かないよな……)
悩んだ末に真正面で彼女の攻撃を受ける。
「おぅッ!?」
意外にも強い衝撃にたじろぎながらも、武道はすぐに押し返す。そして押しでは負けるはずもなく、あっという間に土俵際に圭花を追いやった。
(このまま押し出す……!)
押し出しまで三歩、二歩、一歩――その瞬間圭花は武道の懐からするりと抜けた。
「へ?」
そして武道が驚いている隙に、圭花は背面に回りこむ。
武道はなんとか振り返ろうとするが、前重心の為、すぐには振り返れない。
そうしている間に圭花の細い脚が武道の股の間に滑り込み、パシンと左足首を弾かれた。
美しい笹林にも、短冊たちにも目もくれず、
骨削 瓢
は駆けた。
(見失っちまったねぃ……)
小さく舌打ちするも目的の人物の影すら見えない。
八神 修
と交代した瓢は、あるカップルを追いかけた。
己のための『喜劇』に観賞ならぬ干渉するために、だ。
今日は瓢の誕生日だから何をしてもいいのだ、とほくそ笑んで。
(人の誕生日にこんな馬鹿げた催し物……好きだねぇ)
相撲は思い切り楽しんだ。
楽しむ者、嫌がる者、そんな悲喜こもごもを間近で見られた瓢は大満足である。
その為に行司も買って出たのだから。
そんなことを考えながらしばらく走っていると、少し開けた場所に出て――瓢はにやりと笑った。
「見つけたよぃ?」
「はなっ……! ッ!」
「ははは、おちょくってなどいないよ」
川辺でイチャつく
浮舟 久雨
と
畑生 言嗣
。
「真摯に私の気持ちを受け取ってくれ給え!」
「ええい、やめんか!」
想像以上のスキンシップ具合に瓢は満足する。
そして、彼ら目掛けて、ろっこんを発動させた。
水しぶきが上がり、笹林が騒がしくなる。
飛沫は段々に大きな塊となり、川ごと風で持ち上げられた。
「ぬあっ!?」
焦る久雨。
「むっ……」
あくまで冷静を貫こうとする言嗣。
「ししし」
ふたりの体は水を携え浮き上がり、バランスを崩しそうになる久雨を言嗣が抱き寄せた。
「おっと、失敗かねぇ?」
と言いながらも、あくまで楽しげな瓢。
しばらくふたりが抱きついた後、風はすぅっと引いていった。
ふたりの体が川に叩きつけられる、が、それも言嗣が久雨を庇ったようだった。
瓢としては面白くなりきらない結果で満足とは言い切れなかったが、見つからないうちにそっとその場を去るのだった。
「……参った。体中すっかり水浸しだな」
言嗣がため息をついた。久雨は慌てて、彼の上から退く。
「……誰の所為だと! いや、」
ありがとう。
自然現象とは思えない突風。理由はわからないが、けれど言嗣は久雨を庇ってくれた。
「気にしなくていい。にしても、やれやれ、このままではいかん」
言葉通り言嗣は微塵も気にしていない様子で、久雨はますます言嗣という人間性を測りかねる。
「一先ず皆の元に戻るぞ、ん?」
「どうした、言嗣?」
そう思った矢先、言嗣が首をひねった。
久雨には理由が皆目見当がつかず、反射的に言嗣に尋ねる。
「水も滴るいい女、とは正しく今の久雨君のような事を言うのだろうかね」
……やはりこの男のことがわからない。
「口の減らん奴め」
久雨はそれだけ言って、そそくさと川から上がるのだった。
「……くしっ」
外気に触れて、一気に寒気が襲ってくる。
「ああ、風邪を引いては大変だ」
言嗣のキザなセリフを背後に聞きながら、久雨は土俵を目指すのだった。
久雨は振り向かないから、言嗣が眩しそうに目を細めたことは知らない。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月05日
参加申し込みの期限
2014年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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