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【七夕】ポニーテールとSUMO
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御剣 刀
と
志波 武道
の試合の余韻を切り裂くように土俵際に控えているのは、
芽森 菜々緒
と
北風 貴子
のふたり。
吉祥寺 黒子
は拳を握りしめ、菜々緒に声をかける。
「菜々緒、無理すんなよ」
「クロ、ありがとう」
最初はどうしてこんな目にと思っていたふたりも、夢だと言われ、皆を応援するうちに、すっかりお祭り気分に落ち着いている。
菜々緒はほんのり頬を上気させ、あの貴子でさえ、このイベントを楽しんでいるように黒子には見えた。
「……ここからは俺が土俵を仕切らせてもらう」
少し疲れた様子の
八神 修
が宣言する。
どうして急に変更された行司。
黒子は首をひねるが、いままでの行司・
骨削 瓢
はどこにいったのか姿が見えなかった。
なんにせよいまから始まる取り組みから、黒子は目を離せそうになかった。
もちろん、心配という理由から。
(俺が出れば、こんな思いはしなくて済んだのかもな……)
友人の万が一を想像して、黒子は小さくため息をつく。
(でも、病み上がりの俺にはそんな体力なんてない!)
そして自分の体を思い出して、もうひとつ続けるのだった。
それから観客席について、呼び上げを待った。
「ひがぁしぃ~きたのかぜぇ~」
貴子がペコリと頭を下げ、土俵入りする。
「にしぃ~ななのもりぃ~」
続いて菜々緒がこれまた頭を下げ、土俵入りした。
「はっけよいのこった!」
掛け声と共に突進する菜々緒。
大きく砂が舞い、白い手足をあっという間に汚していた。
浴衣が崩れてはない。
菜々緒に黒子がプレゼントした涼し気な水色の浴衣。
こんな時なのに、
(俺の見立ては間違ってなかったな)
と思ってしまうのは菜々緒が可愛いからかもしれなかった。
そうして惚気けていると貴子の張り手が菜々緒の頬に入る。
菜々緒の顔が大きく歪み、体制を崩しそうになった。
「芽森!」
「芽森さん頑張ってください……!」
月居 歩
と
森 蓮
の声援が飛ぶ。
「菜々緒頑張れ……!」
黒子も負けじと、声を張り上げるのだった。
貴子の張り手は一度は入った。
けれど、二度目の当たりは訪れない。
それどころか圧倒的な運動能力の差を見せつけるように菜々緒は次々と貴子の手を受け流していく。
まるで最初の一発はサービスだと言わんばかりに。
「北風先輩がんばってー!」
「北風さん惜しいわ……!」
伊賀 解理
と
矢萩 咲
が目一杯の大声で貴子を応援する。
大きな声が苦手な
御巫 時子
も今日ばかりはと、その様子を穏やかに眺めていた。
彼女の隣には
添木 牡丹
と
音海 なぎさ
。
彼女たち三人で怪我人の手当を行っていたのだ。
と言っても
後木 真央
と
夢宮 瑠奈
以外の怪我人も出ず、結局は皆と同じように観戦しているだけなのだけれど。
相撲をこれほど改めて観戦したことはなかったが、七夕の精云々を置いておけば、それなりに楽しい催し物だと時子は思った。
親しい者とはより親密に、普段なかなか交流を行わない者とはきっかけに。
顔を合わせ、肌を重ね、拳を交えることは実にいい交流だと言えた。
「あ!」
貴子の攻撃をくぐり抜け、菜々緒がかすかに微笑んだ。そして、菜々緒が反撃に転じた。
「ああー……」
その後すぐに解理の残念そうな声が聞こえる。
「……ふぅ」
時子は小さく息を漏らした。
先ほどとは違った意味で見応えのある試合だった。
一方的にならない、一所懸命な取り組み。
(きっと美弥子さんもこういう風にしたかったんでしょうね……)
慈しむように時子は美弥子を振り返る。
「わぁ! ふたりともお疲れ様!」
美弥子は想像通り、元気いっぱい飛び跳ねてふたりの健闘を讃えていた。
時子の頬が緩んだ。
「っん……」
その時眠るひとりが身じろぎする。
「あ、気分はいかがでした?」
時子は慌てて顔を覗き込み、声をかける。
「……へーき、なのだ」
「それはよかったです」
時子はゆるりと微笑んで、目覚めを喜ぶのだった。
目覚めたのは
後木 真央
。
彼女は和やかな相撲を知らないままである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月05日
参加申し込みの期限
2014年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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