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【七夕】ポニーテールとSUMO
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桃川 圭花
は間違いなく完璧に
志波 武道
の足を払った。
「く……」
しかし武道は倒れる前に圭花を振り返った。
圭花は慌てて距離を取ろうとするが、離れるよりも武道の手が圭花を捕らえるほうが先だった。
崩れ落ちる武道の体。
そして、その体に巻き込まれるように圭花も体勢を崩す。
倒れるのは、地面に伏せるのはどちらが先か。
砂埃が舞う。
結果は――
「……波ノ武の体の下に、死兆星の手があるな」
「つまり、私の負けってこと?」
「そうなる」
圭花はかくんと足を崩し、座り込んだ。
「手、怪我してないか?」
武道が笑顔で圭花に手を伸ばしてくる。
先ほど、彼女を崩した手と同じ手だった。
「……必要ないわ」
その手を取らずに、圭花は立ち上がる。
「でもありがとう」
武道には礼だけ告げて、圭花は目覚めた
後木 真央
の元に向かった。
ひと通りの戦いが終わり、それなりに和やかな空気に包まれた土俵周辺。
七夕の精もほっこりとしたご様子で、満足するまで秒読みかに思われた。
が、
「まだまだだべ」
腹が立つ笑顔を携え、七夕の精は言い放った。
「は!?」と、反駁が飛び交う三秒前。
「えんたーていんめんと、任せて」
魂行 凪
が挙手をした。
七夕の精からすれば、まさに危機一髪の救いの手。
夏神 零
からすれば「ええええええ」という行動。
「な、凪ちゃん……冗談でござるよね?」
思わず零は凪を窺うが、凪は「零、一緒に……しよ?」と告げて、がっくりとうなだれる零を土俵に引きずっていくのだった。
「はっけよーいのこった!」
(今度は先のようなことは避けるのでござる)
深く誓いを立てて、今度は零から前に出た。
凪には申し訳ないが、手早く押し出してしまおうという訳だ。
「ん」
凪はどうやら正面から受けるらしい。
一瞬零は躊躇したが、覚悟を決めて零は凪に突進した。
(すまない凪ちゃん)
零が凪にぶつかる。
「ぅん……」
凪は抵抗しない、というより凪の抵抗は意味を成していない。
そして、押す。
そして、倒れる。
「あれ?」
ほとんど手応えを感じないまま、押し倒し、成功。
「きゃー」
ギャラリーから悲鳴が上がる。
そんなに試合らしいことはしていないのにどうして?
零が辺りの様子を確認しようと体を起こすと、
右手にむぎゅっ。
むぎゅ?
「零……ちょっと、痛い」
「な、凪ちゃん」
むぎゅの正体は考えるまでもなく、凪の乳であった。
サーッと零の頭から血が引いていく。
が、当の凪は気にしておらず、
「もう一回、しよ」
と首をかしげるのであった。
「面白いアベックだべさ……にーちゃんもねーちゃんも色っぺぇしよぉ」
カップルの試合を微笑ましく眺めていると、隣で七夕の精が鼻の下を伸ばしていた。
間抜けな夫の姿にポニーテールの精は小さくため息を付いてから、「へぇ……?」と凄んで見せた。
「い、いや、母ちゃんが一番だべ? 母ちゃんよりめんこいオナゴは居ねぇべ?」
七夕の精が慌てて弁明を始める。けれど姿があまりにも滑稽で、
「ふーん?」
ポニーテールの精はあえて許しの言葉を口にはしないでおいた。
そうすると、七夕の精はあたふた落ち着かない様子で、チラチラとポニーテールの精の様子を窺ってくる。
「で、でもな、『えんたーていんめんと』として、なかなかでねーか?」
「これはえんたーていんめんとではございません。ただのバカップルでございます」
「ひぃ……!」
(……どうしようもない人)
ポニーテールの精は夫の姿を見てそう思いはすれど、その感情は、とうに呆れを通り越したものだった。
ちらりと彼女たちの様子を窺っている面々を覗き見る。
宮祀 智瑜
はホッとしたような顔をしており、
八神 修
は相変わらず表情を見せなかった。
様々な形なれど一所懸命な彼ら。ポニーテールの精はそっと視線を地面に落とした。
「……もう十分ではございませんか?」
視線と同じく、声のトーンが落ちる。
けれど、七夕の精はなんでもないように「いんや、おらは満足してねぇべ」と笑った。
その声を聞いているとポニーテールの精はなにも言えなくなる。
押し黙っていると、
「……そりゃ、何人かおもしれぇ奴は居たけどよぉ、お、アイツとか」
と言って、七夕の精は
「へ?」
武道を近くに呼び寄せた。
「おめーおもしれぇな!」
「へ、俺がか?」
飲ん兵衛のように武道に絡む七夕の精。
「そーだ、おめー相撲やってんのか?」
「俺はそんなんじゃないぜ! 地元の同級で詳しい奴がいて遊んでただけだZE!」
それを軽く受け流す武道。
「カハハ! なるほどな!」
「弟も当然まきk、」
「ん?」
「いや、なんでもないぜ!」
男同士でワイワイ始めた彼らを放っておいて、ポニーテールの精はそっと席を立った。
「お茶のおかわりはいかがですか?」と言う
矢萩 咲
や「おにぎりは……あ、いえ」と言う
鬼崎 あやめ
にほんのり断りを入れるのも忘れない。
(少し、涼もうかしら)
そう思って、ポニーテールの精は川辺に向かうのだった。
その時、智瑜が寂しそうに微笑んでいたのに気がついたが、ポニーテールの精はなにも言わなかった。
吉祥寺 黒子
はいつの間にか姿が見えなくなった
芽森 菜々緒
を探していた。
(どこ行っちまったんだ?)
しかし、その為に辺りを見渡したとき、ポニーテールの精がひとりでどこかに行くのを見てしまった。
この世界に危険はなさそう。本能的に感じていた黒子は悩んだ末、ポニーテールの精の後をつけることにした。
後をつけると言っても、ポニーテールの精は土俵から少し離れた川辺に座り込んだだけで、特になにをすることもない。
しばらくその後姿を眺めてから、黒子は声をかけることにした。
「なあ、いいのか? 相撲を見てなくて」
「私は……相撲に興味はございませんので」
「へぇ……そうなんだ」
やっぱりあの変態野郎の趣味か。ひとり納得をして、黒子は女の横顔を見つめる。
線の細い面。
白い肌。
見れば見るほど、七夕の精と夫婦というのが信じられない。
(適当にその辺を褒めて……なにか聞き出せるといいな)
黒子は算段を立ててから、何気ない風を装って、ポニーテールの精の横に腰掛けた。
「な、どんな縁で結婚したんだ?」
「どうしてそんなことを?」
「いや、ポニーテールさんは美人でアイツはあんなんなのになと思って」
「私は、泳げませんの」
「へ?」
「織った布を川で洗っていたら、布が流れてしまいました」
突然のことで一瞬呆けてしまったが、すぐに出会いの話なのだと黒子は気がついた。
「あっという間に流れていってしまう布を、あの人が取りに行って下さったんです」
「へぇそれで、」
「あの人も泳げないのに」
そう言うポニーテールの精の声は、絹のように柔らかかった。
「泳げないくせに布を取りに行って、そのままあの人も流されて。
それを私が助けたのが出会いです」
「な、なるほどな」
どこまで残念な男なのだろう。黒子は顔をしかめる。しかめるしかなかった。
それでもポニーテールの精はあの男を選び、なにかを思うように川を眺めている。
(もしかしてコイツら……)
黒子は彼らの正体に気づきかける。
「わ、わ凪ちゃ、あああああああ」
けれど思考は零の声によって遮られた。
「……見逃しました」
ポニーテールの精はほんの少しだけ悔しそうな顔をして、土俵を振り返った。
何度か零と凪が試合をし、どうやら今回は凪が勝利したようだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
バトル
定員
50人
参加キャラクター数
36人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年01月05日
参加申し込みの期限
2014年01月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年01月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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