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\ オーバータイム!/
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行方知れずの夜
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見仰げば確かに夜は空に在るのに、見下ろす道は昼と変わらぬほどに明るい。
シャッターを下ろして閉店している店もあるものの、外灯に照らし出されたキャットロードは案外明るい。
「この時間でも開いてる店は結構ありますね」
「そうだねぇ」
深夜まで営業している本屋に雑貨屋、宝飾店に服屋。ピカピカのネオンが輝くコスプレ屋や雑居ビル内のメイド喫茶があるあたり、いかにも趣味の店が多いキャットロードらしい。
そんな夜の商店街の一角、もう閉店時間を迎えて看板の灯りが落ちた和菓子屋と本屋に挟まれた細い隙間に、ぽつり、煌々と光の灯る店が開いている。
「……『夜間飛行珈琲店』……」
目を惹かれるままに店名を読み上げる七瀬の傍をウォルターはすり抜ける。
小さな窓とショーケースがあるだけ、テイクアウト専門の小さな小さな店の前は、珈琲の香に満ちていた。
己の分のホットコーヒーを頼み、ウォルターは七瀬を振り返る。
「たまには奢るよぉ」
「しかし、」
「ほらほら、何にするか決めてねぇ」
急かされるまま、ショーケースの上に置かれた小さなメニューからホットラテを選んで店員に注文する。
猫のイラストつきの紙スリーブが巻かれた蓋付きコップをそれぞれ受け取り、伝わる熱で冷えた掌を温める。
「今日は冷えるねぇ」
「昼はもう暖かい日もあるので油断してました」
なんでもない話をしながら、熱いコーヒーをひとくちふたくち、並んで口にする。そうしながら七瀬は隣のウォルターの横顔を盗み見る。
陽の下で眩しいほどに輝く金の髪は、今は街灯の橙の光を集めて温かな色に染まっている。
怜悧なほどに整った横顔は、夜風の中でほんの少し柔らかな雰囲気を纏って見える。
何をしていても画になるひとだと思う。
このひとが隣にいるだけで、春陽の下でうたたねをしているようなふわふわした気持ちが胸に満ちる。
この気持ちに名前をつけるのならば、きっと、
(幸せ、で良い)
そう定めて、それが胸にストンと落ち着いた気がしたのに。周囲へ視線を投げて目についたのは、あちらにもこちらにも、夜の街を楽し気に歩いてゆく男と女の姿。
それが大多数なのだと、それがあるべき姿なのだと、見せつけられた気がした。
だから考えた。
――私ね、七瀬君のこと、ずっといいなって思ってて
今日初めて声を掛けて来た女の子。もう顔も声も定かに覚えていない彼女。
異性から好意を寄せられたのは、生まれて初めてだった。少なくとも覚えている限りでは。
(なぜ僕を?)
寄せられた好意に際して思うのはその疑問ばかり。
今まで話したこともない知らない子だった。だから愛好も嫌悪も、何も感じなかった。
(……だから、)
もしかしたら、と思案する。
声を掛けられたとき、戸惑わずに返事をしていたら。
彼女の好意をともかくも受け入れ、彼女のことを色々と知って、
(お付き合いするのも悪くはないのでしょう)
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月26日
参加申し込みの期限
2024年11月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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