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\ オーバータイム!/
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行方知れずの夜
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電話口の向こう、手の付けられない教室に似たひどい喧騒が聞こえる。
(……教室より酷いよねぇ)
その場にいない自分でもそう感じるのだから、七瀬はきっとつくづく嫌になっていることだろう。
その証左に、会いたいと言った声はほとんど懇願に近かったように思う。
(いや、それはどうかなぁ)
そう聞いてしまうのはこちらの願望に過ぎないのかもしれない。
『でも、……』
電話口の声が沈んで濁る。
だめならだめと言ってください、そう言わなければならないと考えるのに、言えずに困っている声だ。
自分の気持ちを言葉にするのは苦手なその癖、七瀬の感情は案外分かりやすい。それに、そうと気づけるほどたくさんの時間を共に過ごしてきている。
ひっきりなしに誰かしらの笑い声や話し声が聞こえる。
慣れない居酒屋で酔っ払いに囲まれてじっと黙り込む姿が容易に想像できて、途端に心配になった。大学生になったとは言え、何事も経験だと言い切ってしまえるほど、七瀬と自分の距離は遠くない。
「いいよぉ」
己のうちの心配を表に出さぬよう、何でもないように笑ってみせる。
「迎えに行った方がいいかなぁ」
揶揄うように言うと、電話口の青年は一瞬息を詰まらせた。
『っ、いえ、……待ち合わせ場所は、どこがいいですか』
感情がすぐ態度に出る彼は、うまく飲み会を脱出できるだろうか。
(いいかげんな嘘なんて吐けない癖にねぇ)
小さく思ってから、思わず目を伏せる。
色々と不器用なところもあるけれど、適当な理由をつけて席を後にすることくらいはできるだろう。
どこまでも甘やかすこともできるけれど、きっとそれを彼は望んでいない。
倍近く歳が離れているものの、時折とても大人じみて思慮深い瞳をする彼を思う。
大人に近づきつつある彼を助けてやりたいと思うのは、手を引いてやりたいと思うのは、もしかすると傲慢かもしれない。
今の己が己に許せるのは、彼を導くことなどではないはずだ。
「そうだねぇ」
七瀬、と彼の名を呼ぶ。
「夜遊び、しようか」
『よあそび、ですか……?』
「七瀬も大学生だもんねぇ」
大学生たちが飲み会をするとなればシーサイドタウン駅付近だろうとあたりをつけ、駅前を提案すると、
『僕の居る場所、どうして分かるんですか』
心底驚いた声が返って来た。素直な反応に思わず笑ってしまう。
「それじゃあ、後でねぇ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月26日
参加申し込みの期限
2024年11月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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