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\ オーバータイム!/
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行方知れずの夜
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てのひらの中、あのひとの声がしている。
(『呼んだー?』)
耳の中、聞いたばかりの声が響いている。
(呼んだ? うちが?)
気が付けば手の内に握り込んでいた携帯電話の画面を見下ろす。眩しいほどの画面に示されているのは、確かにあのひとの名。
居酒屋の半個室の壁に挟まれた薄暗い廊下の端、
倉前 七瀬
は立ち尽くす。
薄い壁を隔てていても耳を塞ぎたくなるような酔っ払いたちの大きな笑い声があちらからもこちらからも聞こえた。
『七瀬?』
あのひとが自分を呼んでくれる声だけを聞いていたくて、携帯電話を耳に押し当てる。
「ウォルター、さん」
『うん、僕だよ』
受話器越し、小さく笑う
ウォルター・B
の声と、それからゆったりとした古い音楽が聞こえた。時折雨音のように掠れながらも暖かな、ふくよかなレコードの音。
レコードに針を落とし、窓から見える夜を眺めながら熱い紅茶を口にする姿を思い浮かべてから、
(僕、)
ふと我に返った。
(無意識に電話を?)
確かに、助けを求めるように、すがるようにポケットから携帯電話を取り出しはした。ウォルターの電話番号を画面に呼び出して、呼び出しボタンに触れかけて、すぐに閉じた。
繋がっていないと思ったのに、故意ではないとは言え、もしかしたらワンコールで切るような無作法をしてしまったのかもしれない。けれど、それなのに、ウォルターはわざわざ電話を掛け直してきてくれた。
今だって無理に何かを聞き出そうとはせずにこちらの言葉をのんびり待ってくれている。
でも、と七瀬は首筋に熱が上るのを感じる。
(こんな時間に迷惑だったのでは……!)
それなら、なんでもないと言って電話を切ってしまえばいい。そうすればきっともう二度目の電話は掛かって来ない。
(なんでもないです、夜遅くにすみませんでした)
そう口にしようとして、喉が詰まった。
首筋の熱は気づけば頬にまで上ってきている。
(しかし、せっかくウォルターさんがかけ直してくださったのに、)
このまま『なんでもない』で終わらせるのは、
(もったいない)
声を聞いてしまえば、我慢ができなくなった。
電波越しなんかではなく、直接声が聞きたかった。顔が見たかった。
会いたくなってしまった。
「ウォルターさん」
『うん、聞いてるよぉ』
酔っ払いの声高な話し声に背中を打たれ、耳元に聞こえる柔らかな声に縋る。
「この後、お時間ありますか……?」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿瀬春
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月26日
参加申し込みの期限
2024年11月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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