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●深雪と渚砂のおだやかな夜
(※マスター注:こちらではBLな一夜が繰り広げられておりますので、
苦手な方は速やかに次のページへお進みくださいませ……)
一階の喧騒は遠く、二階の南に位置するこの部屋には届かない。
灯りはとうに消し、
霧生 渚砂
は布団に寝転んだまま、窓の外の夜空を楽しんでいた。
むこうで、
霧生 深雪
が身動ぎしている気配がする。彼もまた、寝付けないのか。
そういえば深雪はどうして――、と渚砂は考える。
どうしてこんなにも得体のしれない自分を受け入れてくれるんだろう。
記憶がない自分。
ある日、砂浜で深雪に拾われた自分。
犯罪者だったかもしれない、人じゃないのかもしれないのに……。
「渚砂……」
すぐそばで、深雪の囁き声。
「なに?」
平静を装って、渚砂は答える。深雪は黙って、渚砂の布団にもぐりこんできた。衣擦れの音が、した。
「……なに考えてたんだよ、渚砂」
「ん……自分には深雪しかいないんだなあ、と思って」
「んなことないだろ」
「そうかな……」
深雪の髪を、渚砂は愛おしそうに撫でる。深雪には、それが苦しかった。
「俺、渚砂の純粋さを目の当たりにすると自分の歪みが後ろめたくなる……」
「純粋? 自分が? はは……純粋なんじゃなくて空っぽなだけさ。この手には、なにもないよ。深雪以外はなにも。家族も、思い出も、これからすべきことも……」渚砂は空っぽの手を握る。「それでいて、いつか記憶がもどって深雪が離れてしまうんじゃないかって思うとすごく怖い」
空っぽの手。それを、深雪は両手で包む。
「……渚砂。俺こそ……俺こそ渚砂の傍にいていいのだろうか……」
「深雪……」
「俺、きっとまた逃げ出したくなる。家族から逃げて寝子島にきたように。でも許されるなら俺は……」
深雪は、渚砂に抱きついた。ぎゅっと存在を確かめるように。そうせずにはいられなかった。
「ずっと俺の傍にいて……いなくならないで……」
こんな夜は、いつも張りつめている心の琴線が緩む。素直になってしまう。だから……。
――暗がりで見えなければいい。
涙が零れたことなんて。
「何度でもいうけど、深雪は深雪だしおかしいなんて思ったことはないよ」
そう、渚砂はいった。そして続ける。
「自分はずっと横にいるからな。疲れたら横を見てくれると嬉しいな……」
深雪は小さく肯いた。
――彼の腕の中で、深雪はいつまでも眠れなかった。
やがて、渚砂の呼吸が深くゆるやかなものに変わる。
深雪が頬に触れてもそれは変わらず……。
それを確かめた深雪は、彼の口唇に、自らのそれをそっと重ねた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
推理・サスペンス
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月11日
参加申し込みの期限
2013年12月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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