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早咲きの桜と、あなたと
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――女三人寄れば姦しい、なんてことわざがあるけれど。
それは話すことが尽きないのだから、仕方の無いことだろう。と、
水上 桜
は思うことにする。
まあ、ここには3人もおらず、喋っているのは主に1人ではあるが……相手が相手だ、それも仕方がない。
友人の
有沢 茉奈
とstarboxsに訪れて数十分。ファッションのこと、最近ハマっていること、見ているドラマのラストがとても気になることなど、彼女のトークは止まらない。
その理由は何故か。
「でさあ、デートもろくにしてないの!」
バレンタインデー
から早一ヶ月。周囲はホワイトデーには何を貰っただの、浮ついた話で盛り上がり、なんだったら放課後デートがあるからと下校の遊びも断られる始末。当然、茉奈はこの状況が面白くない。
鬱憤が溜まっている茉奈がこうやって怒りに震えるのを見ながら、桜はずっと話題転換を試みていたわけなのだが、とうとうそれも難しくなってしまったようだ。
「周囲の女どもが、カノンの優しさを勘違いして色目を使っていたりしたら……!」
もちろん、彼氏である
閑野 カノン
のことは信用している。社交的で男女ともに友人が多い彼だが、情熱的な愛を向けられていると思えるくらいには、SNSでやりとりも続けてきた。
互いに学生で、学年末のあれこれで忙しく時間が合わなかっただけなのだ。それに対して駄々をこねるほどの子供では無いし、決して彼からの愛や不貞を疑ってはいない。けれど、だ。
いくら彼が靡かないと信じていたって、彼にしなだれかかる女を許せないのは、当然のことだろう。そう同意を求めるように茉奈が視線で訴えてくるので、桜は観念したようにこの愚痴に付き合おうと小さく息を吐く。
「……そういや私も、暫くデートしてないな」
そうして、ふと思い出してしまったのだ。桜自身も、彼氏である
滝沢 匠
と最後に顔を合わせたのは、
バレンタインデー
だったと。
「え、桜も!?」
「まあでも、私は自分が忙しかったから、茉奈ほど気にしてないけど」
強がりでは無い。硬派な匠とは、お互いのペースを尊重し合うように誠実な交際をしているのだから、少々日が開いたところで心配するようなことはない。……NYAINEで連絡も取っていたし。
「いい感じのデートスポット見つけたのに、これじゃカノンと行けない~」
スマートフォンに、ニャンスタグニャムへと上げられた九夜山のカフェの写真を表示させると、茉奈は口コミを自分で見てきたことのように話し出す。
しかし桜が興味惹かれたのは、小物が作れるスペースがあり、材料も売っているということだった。
「この雑貨スペースが気になるし、1人で行ってみようかな」
「ええ~? デートでしょ、花畑のカフェだよ? 絶対デート!」
桜が綺麗に咲き始めると閉まってしまうから、行くなら今しかないのにと嘆く茉奈のスマホが震える。
「もう誰……あ、カノン!」
嬉々としてメッセージを確認し、高速で返信をする茉奈に呆れつつも、桜もスマホを鞄から取り出してみた。
そんなうまい話があるわけはないと思った通り、桜の元には新着メッセージの通知はない。なので桜は、茉奈のやりとりが落ち着くまで、先ほど見せて貰ったカフェについて調べることにした。
ゆっくり材料を見たり、その場で作ったりするのなら、やっぱり1人で行った方がいいだろう。アクセス方法を確認すると、スマホをテーブルに置いて茉奈は落ち着いただろうかと様子を見る。
「デート、してくれるって!」
「よかったじゃない」
「ごめんね~、あたしばっかり幸せでっ!」
別に桜は今の状況を不幸と思っているわけではないのだが――この場は、黙っているほうが良さそうだ。軽く受け流すように「はいはい」と返事をすると、茉奈は「何を着ていこうかな」なんて浮かれている。
「山の中なんだし、それに適した服がいいんじゃない?」
先ほど調べたアクセス方法では、ロープウェイを降りてすぐということはなかった。なので茉奈の暴走を止めるべく、山道の危険について話そうとしたところ、テーブルの上で桜のスマホが震えた。
「誰? 彼氏?」
「まさか」
少しばかりは期待を含みつつ、ありえないといった面持ちでメッセージを確認する。
けれどもそこには、匠からの「時間が取れそうなんだけど会えないか」というデートのお誘い文。
「……滝沢君だった」
「桜もデート!?」
「そう、かも?」
デートという単語こそ用いられてはいないが、硬派なところのある匠のことを桜は理解している。けれども、今ここで茉奈と同じテンションで喜ぶことはできない。何故なら――。
「やったじゃん! なら、Wデートしようよっ!」
「はあ……そうなるよね」
こうなっては、桜に茉奈を止める術はない。
2人はその場で彼氏へと行きたい場所とWデートになりそうだと連絡を入れ、日取りを決める。
浮かれきった茉奈に若干の心配を抱きながら、桜は九夜山のロープウェイ乗り場で待ち合わせることにした。
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担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月24日
参加申し込みの期限
2024年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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