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早咲きの桜と、あなたと
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そして当日。
現地集合だった桜と匠が動きやすく、草かぶれや虫対策にと肌の露出を控えた服装で待っていると。
「おっまたせ~!」
カノンと腕組みやって来た茉奈は、シーサイドタウンでウィンドウショッピングでもするのかという出で立ちでやってきた。
春先に合う薄手のシンプルなリブニットに、オーガンジーキャミソールを重ねて華やかさを出しつつ、ショートパンツと少々足長効果の狙えるヒールのあるシューズ。甘すぎないガーリーコーデは、街中であれば良いのだろうが、今から九夜山を登ろうというのに不釣り合いではないだろうか。
そんな桜からのジト目を受け流す茉奈は「チケットもう買った?」なんて聞いてくる。全く気にした様子もなければ、着て来てしまったものは、どうしようもない。
桜は深く息を吐くと、気を取り直して今日の散策ルートを考えてきたと伝え、まずは4人でロープウェイに乗り込むことにした。
ロープウェイの中では、虫刺されや草かぶれに気をつけるようにと叱られていた茉奈だが、山道を歩くようになれば、そんなこともすっかり忘れて元気に花々を見て回った。
「桃が咲いてる! ひな祭りの花って思われがちだけど、この辺りじゃ咲くのは今からなんだよね」
「そうなんだ。茉奈の好きな花?」
「あたしに似てない? チャーミングって花言葉があるんだよ」
キャッキャと楽しそうに散策をする茉奈とカノンたちとは違って、桜と匠はときに足を止め、ゆっくり春の花々を見て回る。そんな中で、ぽつりぽつりと話すのも花のことではなく進路のことだ。
「私は木天蓼大学への進学を考えてるけど、学部までは……教育学部とかいいかな、とは思うんだけど」
迷っている理由をつまびらかに話せるわけでもないが、ゆっくり考えたいと言う桜に匠も同意する。
「大事な進路だしな。俺も就職希望だったけど、マタ大の理工学部へ行かないかって。推薦で」
匠が通うマタ工は「不良校」と悪名を轟かせているが、彼自身は真面目に通っており成績も上位。もちろん素行にも問題が無いと担任からは太鼓判を押されているからこそ、推薦なんて話が出ている。
「一般ならともかく、推薦となると先生の顔に泥は塗れないだろ。暫く考えさせてくれって言ってるんだ」
真面目に考えているからこその悩み。新年度も間近となり、あまり悩んでいる時間はないかもしれないが、自分たちの大切な未来だ。
「そうだね。私も焦らずに結論をだしたいと思う」
「ああ、それがいい」
穏やかな顔で微笑み合って、見つめ合う2人の空気を知ってか知らずか――。
「お店、あったよー!」
大きな声に、2人は揃って苦笑しながら茉奈を見た。
元気いっぱいの茉奈を微笑ましく見守るカノンに、茉奈を諫めるという選択肢はないらしい。
少し急ぎ足で合流し、4人は目当ての九夜山のカフェへと辿り着いた。
甘味を中心に、様々な花をモチーフにしたメニューの写真を見て、茉奈は迷っていた。
「カタクリの花も、結構可愛いよね。タンポポも定番というか……」
初恋とか、幸せとか。そんな花言葉を持つとは今は秘密にしてカノンを見やると、彼も見た目で選ぶか食べたい物で選ぶか迷っているようだった。
「私たちは、お任せします」
けれど向かいに座った桜と匠は、一通りメニューに目を通すと『イメージメニューを注文できます』の一文を見つけ、それを指さしながら注文を済ませて、窓からの景色を楽しみ始めてしまった。
「え、そんなのあるの? じゃあ、あたしたちもおまかせにしよっか!」
オーダーを受けた店主は、雰囲気も様々な4人を少し眺めると「かしこまりました」とキッチンへ。
そして4人の前には、大きなプレートが1つ。
緑色の葉型のムーンケーキ、白い花が連なった絵の描かれたマカロン、それから桜のような薄ピンクの花が密集しているケーキ。それから飲み物には、元気なビタミンカラーの花をクリームで描いたティーフロート。
まずは形が崩れないうちに写真へ納めると、茉奈はじぃっと観察する。
「このフロート、金箔を散らしてキラキラしてる……ってことは、ディモルフォセカかも」
ご明察、と店主はメニューに使った花の名を書いたカードを渡してくれる。しかし、何であるかを考えるのも楽しい時間だろうと、その名前が見えないように裏返してテーブルに置いてくれた。
「カノンは何かわかる? この葉っぱとか有名だよね」
「ええっと……たぶんアイビーかな?」
じゃあ次は、とばかりに視線を寄越され、桜と匠も残りの花を考える。
「小さく白い花が連なるなら、こっちはスズラン?」
「残るのは……梅か桃か、いや、桜の可能性も」
うーんと唸って顔を浮き合わす3人に、茉奈は得意げにカードに手を伸ばした。
「正解したのはカノンだけ! マカロンはスノーフレークで、ケーキはアンズ!」
そう宣言してカードをひっくり返すと、確かに茉奈の言ったとおりの名前が書かれていた。
気を良くした茉奈は、得意げに見分け方を語り出す。けれど、それができるのも、萼などの細部も拘って作られているからだ。
「へぇ……でも、どうしてそんなに詳しいの?」
率直な疑問を受けて、茉奈ははにかみ中学生の頃までは花屋になりたかったと告げる。桜は今の茉奈の夢が何なのか知っているからこそ、その知識力を活用する方向に戻した方がいいんじゃないかと思ったけれど。
「じゃあ、これが私たちにどう合うかも説明できる?」
「それはねっ!」
意気揚々と話し出す茉奈の姿に3人は感心しつつ、メニューを頂く。
その後、次のWデートは合わせアイテムを身につけようと茉奈が言い出し――桜は春休みの楽しみとして、雑貨コーナーの材料を楽しく見て回ることにした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年09月24日
参加申し込みの期限
2024年10月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年10月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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