this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【バレンタイン】チョコレート・アンド・ファンタスティカ
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
17
つぎへ >>
去年のバレンタインデーは友達の
水上 桜
と、おひとり様同士で過ごしたものだった。
(でも、今年のあたしは違うんだから!)
セミロングの髪を結い上げて、
有沢 茉奈
は、鏡の中を覗き込んだ。
「これだと背伸びしすぎかしら。でも下ろすといつもどおりな気もするし……」
カノンはどっちが好きかしら? と首を傾げて考える。
彼ならば、どちらでもほめてくれそうだが。
「初めてのバレンタイン・デートだもの。『GODINYA』のファンタスティカ・チョコレートが似合うような、素敵な女性にならなくちゃ」
結局茉奈は二時間以上もかけて、出かける準備をした。
早起きしてよかったと思いつつ、恋人の閑野カノンとの待ち合わせ場所へ。
「今日も素敵だね、茉奈」
「いつもと同じよ。でもありがとう」
ウインクに笑顔を返して、並んで街を歩き始める。
さすがフシギいっぱい寝子島のバレンタイン。
あたりには、愛らしい妖精やもこもこの雪だるま、虹色が美しいユニコーンの着ぐるみたちが歩いていた。
「そういえば、昔、本で読んだんだけど、ユニコーンは純粋な乙女が好きらしいよ。茉奈になついちゃうかな?」
「えぇ?」
(カノンはあたしを、純粋な乙女って思ってるってこと? 見た目が? 中身が?)
茉奈は思わず、ユニコーンの着ぐるみに視線をやった。
と、そのつぶらな瞳がまっすぐに茉奈を見、ゆっくりと近づいてきた。
隣にいた妖精の着ぐるみも、たたた、とカノンの傍にやって来る。
「ほら、やっぱりユニコーンは茉奈のことが気になるんだよ」
「でも、あれは着ぐるみよ?」
寄ってきたユニコーンは、まるで「生きていますよ」というように、茉奈に身を寄せた。
思わず見やれば、目と目が合う。
カノンもにこにこ顔の妖精と目が合って、二人はあっというまに更衣室に連れていかれてしまった。
※
そして数分後。
出てきた茉奈は、ワインレッドとピンクが基調となったドレスを着ていた。
上半身はタイトに身体に密着し、下は後ろが長く前が短いフィッシュテールスカートだ。
足元は黒いハイヒール。髪は朝セットしたままだが、生花の薔薇で作られた髪飾りをつけている。
一方のカノンは黒いタキシード姿である。ポケットチーフの代わりに薔薇が一輪入っていることが、バレンタインといったところだろうか。
互いの格好を頭のてっぺんからつま先まで目で追って、見つめ合うこと数十秒。
(カノン、かっこよすぎじゃない!?)
茉奈は自分の顔が、どんどん熱くなっていくのを実感していた。
それどころか頭はクラクラ、胸はドキドキ。
呼吸も荒くなってしまいそう。
でもカノンも、同じような気持ちだったのかもしれない。
いつもはスマートにほめてくれるのに、今は口元に手をやって、驚き照れたような表情で、ただただ茉奈を凝視している。
そんな熱い空気をものともせずにやって来たのが、雪だるまの着ぐるみである。
「お二人さん! 試供品のチョコをどうぞっ! ハッピーバレンタイン!」
「あっ、ありがとう!」
カノンに見入っていた茉奈は、心を落ち着かせるべくチョコを受け取り、ぱくりと食べた。
目の前で、カノンも同じようにぱくり。
――途端。
「あれ?」
カノンの周りに、妖精や小鳥や小ドラゴンや小雪だるまや小ユニコーンが、ぽんっ! と現れた。
その子たちはそれぞれきゃっきゃピッピと飛び回ったり、熱くない火を吐いたり雪の結晶をカノンに載せたり、まっすぐな角をふりふりステップを踏んだりして、ご機嫌にカノンについてくる。
「すごい、懐かれてるわね」
さっきのドキドキ一変、微笑ましい気持ちになり、茉奈はふふふと微笑んだ。
しかしカノンはまだ茉奈を凝視したまま。
「どうしたの?」と問えば。
「茉奈、頭に動物の耳が生えてるよ。これは……なんだろう。猫? いや、違うな。虎……ホワイトタイガーだ!」
「えぇっ!?」
茉奈は慌ててバックの中から鏡を取り出した。
それを見れば、確かに頭にちょこんと、白と黒のモフ耳が生えている。
「なんか変なバレンタインね」
「でもその耳もドレスも、よく似合っているよ、茉奈」
「カノンも……タキシード、素敵だわ」
直視できず上目遣いではにかみ言えば、カノンは「ありがとう」と微笑み……その周りで、妖精や小鳥や小ドラゴンや小雪だるまや小ユニコーンが、きゃっきゃピッピガウガウもももっキュウキュウとはしゃいでいたのだった。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
17
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【バレンタイン】チョコレート・アンド・ファンタスティカ
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
瀬田一稀
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
18人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月14日
参加申し込みの期限
2024年02月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!