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- 種族
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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
アホー！ ～そしてカラスは闇夜に哂う～
▼ジェットコースター １
「ライトアップされた遊園地って、幻想的で綺麗♪」
鴨の縫いぐるみになってしまった川原 にれだったが、大らかな彼女は余り気にしなかった。
しばしファンタジックな景色を、うっとりと眺めていた にれだったが、せっかくの機会だからアトラクションも楽しまなきゃと、翼を広げる。
行く先は勿論、ジェットコースター。
「いやっほーい♪」
先客である、たくさんのうさぎの縫いぐるみ。この中の一体がののこで、ほとんどの者は彼女を救わんと奮闘しているのであるが、マイペースなにれは ののこ以上に楽しんでいた。
「テオ様の声を聞くのは、何度目でしょう。とても凛々しい殿方のお声ですわ」
弓矢を手に、ほわわ～んと天満 七星は息を落とす。
周囲の者が、優しさゆえに一斉に沈黙したが、幸い七星は気づかなかった。
――生きるために必要なのは、この世界を守る事。そのためにも、テオ様を助けるべきなのでしょう。
そう決意した七星は、ねこっこモンスター・ひまわりんに身を変えた音海 なぎさと合流し、押し寄せる玩具達の追撃を強い決意を胸に躱しながら、テオを探す事に。
二人は極力戦闘を避けて進むが、襲ってくるもの相手には、なぎさが七星の前に立ち、大きな向日葵を武器に変えて薙ぎ払いながら、コースターを離れるのだった。
さておき。
ののこを乗せたまま、ひた走るジェットコースターの周辺が苛烈な激戦地になるのは、必然と言えるだろう。
カラスの縫いぐるみの二人組み、響 タルトと夢宮 瑠奈も、コースターまで羽ばたいてクローネの取り巻きのカラス達とコンタクトを取ろうとした。
――ののちゃんを浚うなんて、許せないよ。
でも、あたしがののちゃんを想う様に、カラスさん達もクローネが好きなんだよね……。
対立関係にはあるが瑠奈がカラス達に向ける慈しみは、変わらない。
そんな彼女を尊敬するからこそ、タルトは瑠奈を応援する事に決めた。
「みんな濡れ羽色のイケ鳥揃いだね～♪
クローネにばかり構わないで、もっとお互いの魅力に目を向けてもいいんじゃない？」
タルトがイケ鳥達を、あらぬ道に唆そうと口火を切った。
「ねえ、瑠奈ちゃんの歌すごいんだよ！ 聴いてよ」
タルトに促され、瑠奈は明るいポップスを歌いだす。
優しい歌声が周囲を満たして、カラス達は少しの間、コースターを追うのをやめたが、それは長くは続かなかった。
急に我に返ると、またコースターを追いかけ始める。
「どうしちゃったの、急に？」
まるで誰かの命令でも、受けたかのような……ひょっとして、クローネ？ タルトは首を傾げる。
「待って！ あなた達は自分の心で行動しているの？ 誰かに嘘を吹き込まれていない？ 騙されていない？」
瑠奈の言葉は、カラス達には届かない。
元より鳥である彼等には、人間の言葉は分からないのだから。
「海ちゃん……こんな姿になっちゃって……」
ロイヤルブルーのゴスロリドレスを纏ったビスクドール、ブリジット・アーチャーは転がる こけしに、ある種のシンパシーを感じて拾い上げた。
それは正に幼い頃に声を失った、友人の小山内 海で、巡りあいは友情の奇跡だと言えるだろう。
「拙いことになってるな、早くののこを元の世界に返さないと」
「その声は、刀？」
ブリジットは同じく友人の御剣 刀を、頭の先からつま先まで、じっくりと眺め回す。
無理も無い、いきなりサンマさん縫いぐるみが目の前に立ったら、誰だってそうする。
「ともあれ、ののこの所へ急ごう！」
海をしっかり抱えると、刀はコースターを目指して走り出した……かと思ったら蛇行している。
「何？ どうしたのよ」
「……スマン、上しか見えない……」
「もう、仕方ないわね！」
刀の手を取ると、ブリジットは玩具達が立ち塞がる、コースターの発着場へ足を向けた。
自らを異世界から来たと信じるムゲン・ザ・ワールドは、かつての恋人が好きだった魔法少女のフィギュアとなって、戦っていた。
「青いラインは川のメタファー “魔術師少女アイ” ここに見参！」
白地に青ラインの入ったローブを翻し、ポーズを決め、情熱的な赤いミニスカートを踊らせる。
発着場に駆けて来る、ブリジット達を認めると、ムゲ……いや、アイは彼女等と玩具との間に割り込んで立ち塞がった。
「ここはアイに任せて！」
「いっくよ～、ウォーターストーム！」←蹴り
「アルテマハリケーン」←蹴り
密集する敵の群れに身を置き、橋頭堡を築くべく奮闘するアイの姿はまさにエンジェルであった。
「ライトアップされた遊園地って、幻想的で綺麗♪」
鴨の縫いぐるみになってしまった川原 にれだったが、大らかな彼女は余り気にしなかった。
しばしファンタジックな景色を、うっとりと眺めていた にれだったが、せっかくの機会だからアトラクションも楽しまなきゃと、翼を広げる。
行く先は勿論、ジェットコースター。
「いやっほーい♪」
先客である、たくさんのうさぎの縫いぐるみ。この中の一体がののこで、ほとんどの者は彼女を救わんと奮闘しているのであるが、マイペースなにれは ののこ以上に楽しんでいた。
「テオ様の声を聞くのは、何度目でしょう。とても凛々しい殿方のお声ですわ」
弓矢を手に、ほわわ～んと天満 七星は息を落とす。
周囲の者が、優しさゆえに一斉に沈黙したが、幸い七星は気づかなかった。
――生きるために必要なのは、この世界を守る事。そのためにも、テオ様を助けるべきなのでしょう。
そう決意した七星は、ねこっこモンスター・ひまわりんに身を変えた音海 なぎさと合流し、押し寄せる玩具達の追撃を強い決意を胸に躱しながら、テオを探す事に。
二人は極力戦闘を避けて進むが、襲ってくるもの相手には、なぎさが七星の前に立ち、大きな向日葵を武器に変えて薙ぎ払いながら、コースターを離れるのだった。
さておき。
ののこを乗せたまま、ひた走るジェットコースターの周辺が苛烈な激戦地になるのは、必然と言えるだろう。
カラスの縫いぐるみの二人組み、響 タルトと夢宮 瑠奈も、コースターまで羽ばたいてクローネの取り巻きのカラス達とコンタクトを取ろうとした。
――ののちゃんを浚うなんて、許せないよ。
でも、あたしがののちゃんを想う様に、カラスさん達もクローネが好きなんだよね……。
対立関係にはあるが瑠奈がカラス達に向ける慈しみは、変わらない。
そんな彼女を尊敬するからこそ、タルトは瑠奈を応援する事に決めた。
「みんな濡れ羽色のイケ鳥揃いだね～♪
クローネにばかり構わないで、もっとお互いの魅力に目を向けてもいいんじゃない？」
タルトがイケ鳥達を、あらぬ道に唆そうと口火を切った。
「ねえ、瑠奈ちゃんの歌すごいんだよ！ 聴いてよ」
タルトに促され、瑠奈は明るいポップスを歌いだす。
優しい歌声が周囲を満たして、カラス達は少しの間、コースターを追うのをやめたが、それは長くは続かなかった。
急に我に返ると、またコースターを追いかけ始める。
「どうしちゃったの、急に？」
まるで誰かの命令でも、受けたかのような……ひょっとして、クローネ？ タルトは首を傾げる。
「待って！ あなた達は自分の心で行動しているの？ 誰かに嘘を吹き込まれていない？ 騙されていない？」
瑠奈の言葉は、カラス達には届かない。
元より鳥である彼等には、人間の言葉は分からないのだから。
「海ちゃん……こんな姿になっちゃって……」
ロイヤルブルーのゴスロリドレスを纏ったビスクドール、ブリジット・アーチャーは転がる こけしに、ある種のシンパシーを感じて拾い上げた。
それは正に幼い頃に声を失った、友人の小山内 海で、巡りあいは友情の奇跡だと言えるだろう。
「拙いことになってるな、早くののこを元の世界に返さないと」
「その声は、刀？」
ブリジットは同じく友人の御剣 刀を、頭の先からつま先まで、じっくりと眺め回す。
無理も無い、いきなりサンマさん縫いぐるみが目の前に立ったら、誰だってそうする。
「ともあれ、ののこの所へ急ごう！」
海をしっかり抱えると、刀はコースターを目指して走り出した……かと思ったら蛇行している。
「何？ どうしたのよ」
「……スマン、上しか見えない……」
「もう、仕方ないわね！」
刀の手を取ると、ブリジットは玩具達が立ち塞がる、コースターの発着場へ足を向けた。
自らを異世界から来たと信じるムゲン・ザ・ワールドは、かつての恋人が好きだった魔法少女のフィギュアとなって、戦っていた。
「青いラインは川のメタファー “魔術師少女アイ” ここに見参！」
白地に青ラインの入ったローブを翻し、ポーズを決め、情熱的な赤いミニスカートを踊らせる。
発着場に駆けて来る、ブリジット達を認めると、ムゲ……いや、アイは彼女等と玩具との間に割り込んで立ち塞がった。
「ここはアイに任せて！」
「いっくよ～、ウォーターストーム！」←蹴り
「アルテマハリケーン」←蹴り
密集する敵の群れに身を置き、橋頭堡を築くべく奮闘するアイの姿はまさにエンジェルであった。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2013年12月12日
- 参加申し込みの期限
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- 2013年12月19日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2013年12月19日 11時00分
