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アホー! ~そしてカラスは闇夜に哂う~
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▼観覧車 1
観覧車では、普段は老け顔の15歳、
山本 五十六
がピンク髪できょぬーお姉さんフィギュアと化して闊歩していた。しかも水着。
「ふむ……無茶苦茶なカップサイズだな……この手のものに、リアルを求めるのは無粋というものだが……」
そんな五十六に胸キュンなのは、普段はぷりぷりキュートな
古館 苺花
。
「可愛い女の子発見★ これは口説かなきゃ、女の名が廃るってもんよね! 苺花、いっきまーす!」
可愛い女の子に目がない苺花は、何故か目を剥く五十六を半ば強引に口説き落とし、きゃっきゃとゴンドラへ。
「いやぁ……幻想的な風景ですなぁ……」
ちょっと遠い目で、五十六が外に視線を向ける。
自らを可愛いと自負している苺花は、五十六が何故、自分ではなく窓の外に意識を逸らせるのかと唇を尖らせたが。
次の瞬間、窓硝子に映る現実に絶叫した。
そこに居たのは、可愛い女の子などではない。
「……き、きゃ――っ!!?!?」
ガチムチ空手家(男)だった……。
「何だ、今の頓狂な悲鳴……? しかし、また妙な事に巻き込まれちまったな……。
このバカ騒ぎを終わらすにゃ、テオの頼みを聞くっきゃねえ。行くぞ、氷華」
蜘蛛の縫いぐるみから、観覧車のフレームへ糸が吐き出される。情報屋の
ジニー・劉
だ。
彼の背にしがみつき、共に上を目指すのは
氷華・クルバトフ
。
クールな彼女も今日は、愛らしいペンギンの縫いぐるみ。女性が苦手なジニーだが、これなら意識せずに済む。
「玩具共が群がって来たな。劉さん、いけそうか?」
吐き出した糸で宙吊りになったまま、ジニーは氷華につけてもらった煙草の火で<蜘蛛の糸(スパイダー・チェイン)>を広げる。
「ああ、これがホントの蜘蛛男のワイヤーアクションってな! 高所の優位を確保できりゃ、空中戦はお手の物だ!」
蜘蛛の罠に掛かった玩具に、氷華が冷たい眼光を向ける。
「凍れ、<замерзание(ザミルザ-ニイ)>!」
糸に反動をつけ、氷華が玩具を蹴り飛ばし。
「悪く思うなよ!」
ジニーの糸が、とどめと玩具の体を弾き飛ばした。
「てめえが相棒で良かった。いいコンビかもな、俺達……なんてよ」
蜘蛛が微かに笑ったように見えた。
「……いいコンビですか、かもしれませんね。さて、玩具どもを蹴散らしていきましょうか!」
アニメキャラのフィギュアとなった
周 泰五
も、自らの腕を傷つけ、まるでスタッフが急用で離れたまま、放置されたかのような販売用ワゴンから失敬した飴を口に含んだ。
<Ready&Stop>は、対象物の重力を増減する力だ。
追って来る玩具達の重力を増して、地面に縫い付けると楽天家らしい笑みを向ける。
「遊園地という、この絶好の舞台で俺を怒らせたこと、後悔させてやるぜ」
「何がどうなってるのか、全然わからないよ~! 誰か助けてー」
クマの縫いぐるみとなった
遠矢 護
は、ひとであるため事情が全く飲み込めていなかった。
とはいえ、ふわふわの縫いぐるみの感触には、まんざらではないらしく、しっかりした作りの体を確かめては、ついにんまりしてしまう。
そんな護の傍を、玩具が通りかかった。
「あ、お仲間さんかな? ねえ……」
話しかける護に、くるりと振り返った玩具が襲い掛かる。
「え?! なんか恐いよ、仲間じゃないの!?」
慌てて観覧車に向かって、駆け出した。
「こんな事に巻き込まれるとは……面倒だ、私は降りさせてもらうよ」
すらりとしたスーツ姿のビスクドールとなった
霧島 有祈
は、最初からやる気がなかった。
しかし降りかかる火の粉は無視できない。習得していた格闘技で、玩具を適当にあしらう。
「嘆いていても仕方あるまい。……遊園地、か。余り日の高い時間では来る事は出来ないが。
夜の遊園地自体はおつなものだ。そうだな観覧車なら、乗ってみてもいいかもしれない」
「やははは、まーた大変なことになっとるのぅ」
駆け込んできた護と有祈を、神々しいばかりの天使のフィギュアになった
北美浜 薫子
が迎える。
「あれ、こっちは本当のお仲間さん? わあ良かった! 恐かったよ」
「カラスがいっぱいじゃのう……ちと減らすかのぅ」
ゴンドラの換気口に手を突っ込んだ薫子は、<お取り寄せ>で護達を追うカラスを、ゴンドラ内に転移させて閉じ込める。
護はひとだが、この切り分けられた世界では、薫子のろっこんが威力を発揮するのに問題はなかった。
「わー、すごい……」
感心する護の前で、ゴンドラはカラスの鳥籠となっていった。
「やははは、縁の下の力持ちっちゅうやつじゃな! 野々の事は他に任せるけぇ、こっちは任せるのじゃ!」
「この遊園地、普段は動いてないよね?
観覧車が一番上まで行ったら、見たことのない景色が見られるのかな……」
外は怖いし、良かったら一緒に。
そう誘う護に、二人もゴンドラに乗り込んだ。
そんな彼等に、声が掛かった。
「おーい、ちょっと悪いんですけど……押してくれません?
ののことテオを助けに行かなきゃならないんですけど、動けなくて……」
見れば、こけしとなった
落神 拾
。
「あ、うん……いいよ」
早速、手を伸ばそうとした護に、拾はストップをかけた。
「……ん? ちょっと待った!
俺がコケシってことは……動かしてもらおうと触ると、その人は元の世界に帰っちゃって、動かせないってオチ!?」
実際はそんな事はなかったのだが。
「な、なら……すいません。
本当はやっちゃいけないんだけど。ちょっと観覧車を傾けて、俺を落としてもらえないかな?
そうすれば下まで降りて、うまくすれば勢いで転がってけると思うんだよね」
「そんな事で、ほんまにうまくいくんかのぅ?」
「あ、大丈夫です。
落ちたり転がったりは慣れてるんで……もう思い切って、どーんとやっちゃってください!」
「なら、遠慮なく」
有祈が本当に、どーんと転がして。
拾は、どこかへ転がって行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
冒険
定員
1000人
参加キャラクター数
183人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月12日
参加申し込みの期限
2013年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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