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▼お化け屋敷 2
レストランで水を調達した
エレノア・エインズワース
らは、テオ探索という目的を同じくする面々と共に、お化け屋敷を探索していた。
消耗を極力抑えるため、巡回する玩具は潜んでやり過ごす方針だ。
先行するのはビスクドールとなった、眠れずの姫
ジャンヌ・クローデル
が<Chevalier>で喚び出した、彼女の騎士 “ラグエル”。
毎晩繰り返し見る悪夢の入り口かと疑った景色が、偽りではないと知ると、ジャンヌは積極的に他者と行動を共にする事を選択した。
ラグエルに並んで前衛を勤めるのは、すらりとした体に燕尾服風ドレスのエッジの利いたシルエット。金縁の眼鏡のビスクドール、
桃川 圭花
。
「壊すのは、男のコよりもずっと得意なの♪」
圭花に狙いを定められたロボは、彼女が眼鏡の蔓を不敵に笑んだ唇の縁に当てる頃には、バラバラに分解されて部品となった。
「やあ、この調子だと僕の手助けは要らなかったかな?」
海外製によくある、やや毒のある表情の縫いぐるみ、
刻人・F・ミセリア
は同じ系統の縫いぐるみとなり、隣を守るように歩く
オーマ・トンノ
を見上げる。
「それにしても、この姿……ぷぷ……」
刻人の声に、物静かを通り越して一言として喋らない、オーマの片眉がぴくりと上がる。
「えー、オーマ。そんなに怒らないでよ……おっと!」
暗がりから飛び出して来た玩具を、刻人が<有益なるクロノメーター>の力で経年劣化させ、弱ったつなぎ目をオーマが力任せに引きちぎる。
心が通じているというより、それぞれが役割を理解している。そんな間柄。
そしてどこか退廃的な印象のビスクドールのエレノアが殿を務め、取り縋って来た玩具も、振り向きざまに撒いた水に<ネヴァー・パーツ・ラヴァーズ>の力で粘着力を持たせ、足止めする。
ここまでは思惑通り、問題は――。
もがく玩具に目もくれず進むエレノアに、クラスメイトでもある圭花は、賞賛の声を投げる。
「ふうん、思ったよりやるのね」
エレノアは、ただスカートの裾を持ち上げた。
「エレノアさん、どうしてテオを助けようなんて思ったのかしら?」
エレノアのクールな反応に、圭花の小さな疑問。巻き込まれた事を内心喜んでいた刻人は、ここぞとテオについて、そして ろっこんと呼ばれる不思議な力にいつ目覚めたのか等、周囲に問い掛けた。
圭花は、油断なく周囲の様子に神経を尖らせるエレノアの気配を背中で感じつつ、世間話的にそれに答える。
――いいわ。正義の味方のお供なんかするハメになったら、それこそシラける事この上ないし。
オーマは、やり取りを聞きながら逡巡する。
彼女達はこういった騒動に、慣れている。それは確実。
やはり刻人の言うように、この島の高校生が不可解な現象の中心にいるのだろうか?
そんな彼女等に、テオ自身の声で、テオ救出の報が入った。
『俺を探す必要はもうない、ののこの方へ向かってくれ』
一方的な要請のようであったが、テオと話せるチャンスと知り、エレノアが急ぎ口を開いた。
彼女に限った話ではないが、これまでのテオの態度に不満も募っていた。
「貴方の もれいびは協力して当たり前みたいな根拠は、どこにあるんです?
勘違いしてませんか? 勝手に落ちてきて、自分達を振り回す ののこさんを恨む人は沢山いますし、彼女を殺して世界と無理心中しようって人も、いるかもしれませんよ? ふふ」
挑発的な言葉に返る声は、素っ気無い。
『そうか? 俺はてめえらが、そこまで愚かだとは思っていないが?』
概ね予想通りの反応に、エレノアは畳み掛ける。
「人は死神とすれ違う度に、道を踏み外していきます。
異世界とは言え、近似死体験を繰り返せば、どんな人間も破滅的な性格になってしまうものです。
世界なんて、どうでもいいと感じる位に」
彼女が糾弾するのは、フツウを脅かす神魂絡みの事件のたび、テオが もれいび達をその事象ごと、現実世界から切り分けて対処させてきた件。
その切り分けられた世界内では、例え命を落としても現実では無傷である場合も多かったが、恐怖の記憶は消える事がない。
実際、その時のトラウマ記憶のせいで、しばしの間、若干のペナルティを背負った者もいた。
『“世界がどうでもいい” か。そんな考えは、理解出来ないな。
子供の癇癪と同じだ――だがまあ、ののこの行いが迷惑か』
すっぱりと切り捨てたかに思えたテオの言葉は、最後に少しの同情を帯びたように響き。
そして彼は、笑いを漏らした。
『初めて、てめえらと意見が合ったな』
ジャンヌも途切れがちの言葉で、エレノアに続く。
「テオは、神様だから……助けて貰って、当たり前なのかもしれないけど……ちゃんと、皆にお礼を言って。
言って、貰うまで……僕は、引かないよ」
『礼だと? 聞いた事もないぞ。時代が変わったんだろうが、人間の感覚は本当にわからんな』
「だって、皆……君の為、に、頑張ってるんだよ?」
『俺の為? バカを言うな。てめえらは他でもねえ、自分の為に頑張っているんだろうが。
まあいい。俺の為と言うなら、それこそ ののこを救出してくれ。そうしたら考える』
会話を打ち切ろうとしたテオに、刻人がへらりと笑って滑り込んだ。
「あ、大学生にも手伝える事があれば、今度は木天蓼大学に遊びに来てくださいね」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
コメディ
推理・サスペンス
冒険
定員
1000人
参加キャラクター数
183人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年12月12日
参加申し込みの期限
2013年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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