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ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
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賑わう桜花寮
桜花寮の打ち上げパーティは、時が進んで宴もたけなわ。
卒業生の
青山 絢
と、その従姉妹兼保護者(兼恋人でもあるのだが、生徒たちには単に絢フリークと思われている)
水谷 真優理
が合流し、卒業生を被写体にした撮影大会のような様相になっている。和装美人の真優理がミラーレス一眼で撮ってくれるとあって、男子などはデレデレだ。絢としては微笑ましくもあり複雑な気分でもある。
どうしてこんなことになっているのかというと――。
「絢ちゃんがずっと卒業生のポートレートを撮っていたなんて知らなかったわ。しかも今年は卒業生なのにね」
「成り行きでね」
「ご苦労様。ここは私が撮影を担当するから、絢ちゃんは今回は被写体でいいよ」
「え、でも」
「最後の最後は自分が写りなさいな。こう見えても私、写真撮影は上手い方よ?」
流石に写真家の娘であり、父からその才能を受け継いだ絢ほどの才はないが、星ヶ丘の超高級ホテル「ステッラ・デッラ・コリーナ」のコンシェルジュという立場上、お客様に写真撮影を頼まれることもあったりする。そういったときは記念になる良い写真をお撮りするのも仕事のうちなので素人よりは腕はよいと自負している真優理であった。それに学校行事ごとに絢の写真を激写してきた歴史もあるし。人物なら……特に絢を撮ることにかけてはお任せあれ、なのである。
「ありがとう真優理さん。今日は、甘えさせてもらうね」
こうして真優理は絢のカメラを借り受け、撮影に勤しんでいる次第である。
「あのあのっ、私も撮ってもらえないかしら」
真優理たちに声を掛けてきたのは、寝子高OGの
三夜 深夜子
であった。卒業式も見に行こうと思っていたのにうっかり寝過ごしたという深夜子は、今日は有給休暇ということで春用の私服姿で、卒業生たちを祝ったり先生方と言葉を交わしたりしていた。深夜子は近くにいた
四十九院 鸞
先生の腕をとり、ご一緒に、と誘う。
「あらぁ~私とでいいんですのぉ~?」
四十九院先生は、深夜子が差し入れた苺をパクパク食べていたところだった。
「ええ、良ければ」
「でしたらぁ、お願いしますわぁ~」
間延びした口調の了承を貰い、深夜子は四十九院先生と一緒の写真を撮ってもらう。
「先生はパーティ楽しんでいらっしゃいます?」
「もちろんよぉ~あなたは?」
「私も……」
卒業して年月が過ぎた分知らない先生もいるが、懐かしい先生もいる。気分は一気にタイムスリップ、卒業したのが昨日のことのようだ。だから深夜子は感慨深く微笑むのだ。
「楽しませてもらってるわ」
そんな賑わいから少し離れて、
花厳 望春
は友人たちと歓談していた。
「はぁ~……卒業パレードしたりパーティーしたり、ホントすごい学校に通ってたんだなぁ……」
望春は旧市街の一軒家に姉たちと暮らしているので寮生ではなかったが、今日は来て良かったと思う。いろんな人と出会えたから。
と、唐突に、足元を猫たちがすり抜けた。
「わ、びっくりした。さっきから気になってたんだけど、猫多くない?」
「あのねぇ、寝子高の校長先生の猫なんだって」
答えてくれたのは猫を追って駆けてきた小学生、
曖浜 瑠樹
だ。
「校長?
雨宮 草太郎
先生?」
望春は「チャオ♪」が口癖の校長の姿を思い浮かべる。そういえば校長室で猫を飼っていたっけ。
「たしか名前は……」
おぼろな記憶をたどっていると、どこかで聞いたのか瑠樹が教えてくれた。
「白い子がユキ、黒い子がこしあん、ブチの子がイーピン。ちっちゃいのはユキの子ども達なんだって。可愛いねぇ!」
「かわいい……触ったらだめかな?」
「いいとおもうよぉ」
瑠樹が猫おやつを差し出したので、猫たちは彼の周りに集まってきている。
望春はしゃがみ込み、仔猫へそっと手をさしだした。
「……怖がらせないように……」
おそるおそる、指の腹でなでなでする。
仔猫はびくっとして目を瞑る。望春もびくっとして息をのむ。
「!!」
だが仔猫は逃げるでもなくじっとして、徐々に撫でられているのを心地よく感じはじめているようだった。
「おにーさん、撫でるの上手。仔猫さんゴロゴロ言い始めたよぉ」
「ほんとだ。うわ、なんか俺、今『生命に触ってる!』って感じする……!!」
可愛い。可愛すぎる。望春はもう仔猫にメロメロだ。
「ああ、猫に夢中で言い忘れていたのよぉ。お兄さん、お姉さん、卒業おめでとうございますなぁー!」
瑠樹は猫じゃらしをゆらゆらさせながら、望春に、卒業生たちみんなに、お祝いを述べた。
「オレも大きくなったら寝子高に通いたいねぇ。運動して、お勉強して、縫いぐるみや色んな物作って……不思議な大冒険をたーくさんしたいんだぁ!」
「できるよ、きっと」
望春は瑠樹の頭も撫でた。
どうしてか分からないけれど……不思議な大冒険だって出来ちゃうはず……そう思ったのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月04日
参加申し込みの期限
2024年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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