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ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
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校長先生の猫たちと、ほんの少しの違和感
その後も、校長先生の猫たちはパーティの参加者たちに大人気であった。
「めっちゃかわいいな」
寝子高の制服を着た少女や
三夜 深夜子
に交じって猫を撫でていたのは
海道 千里
である。
「千!」
友人たちと談笑していた
桜井 ラッセル
は、突然現れた本土の高校に通う旧友の姿に、目を丸くする。
「来るなら言っとけよ!」
「オレが来るって知ってたら、お前オレにばっか構っちまうじゃん。でも今日は高校の友だちとも過ごしたいだろうなと思って」
「気ぃ使わせたか」
「いや。オレだって自分の高校の友だちとはちゃんとお別れしたいししてきたし。お前は? 出来たか挨拶」
「ああ。そんで、約束があって今から二次会行こうと思っててさ。カラオケ。一緒に行くか」
「もちろん行くに決まってるだろ」
にかっと笑った千里は、ラッセルの背中に手を回す。
「卒業おめでと」
「お互いにな」
ラッセルはここで中座する。千と肩を組んで去ってゆくラッセルに、多くの友人たちが手を振っていた。
「男同士の友情、いいわねー」
深夜子はラッセルと千の後姿にうんうんと頷いている。
「ところで……あなた、どこかで?」
「……」
いっしょに猫を撫でていた卒業生らしき少女は、無言のまま、首とアホ毛を傾けた。
「あ、ごめんなさい。おかしなことを言って。パーティーや猫交流、楽しんでる?」
「うん。お姉さんも今日は猫、いっぱい撫でてあげてね」
どうしてそんなことを言うのだろう。不思議に思いつつしばらく一緒に撫でていたが、深夜子は他の二寮の様子も見に行きたかったので立ち上がった。
「そろそろ行くわ。私も寝子高OGなの、機会があればまた会いましょう!」
少女は手を振ってくれたが、その微笑みはすこし寂し気にも見えた。
◇
猫を横目に、お料理に舌鼓を打っているのは
白 真白
である。
「この寮母さんお手製お煮しめ、美味しい! こっちの山菜のおひたしも。やっぱり桜花寮は庶民的な料理が魅力よね」
「その身体でよく食うな」
ちびちびと飲み物を口にしている
化神 小次郎
は、真白が小柄な体で大食いなのに驚いていた。
「最後の思い出作りだもん。各寮のパーティ料理を食べ歩きするために、ちゃんとお腹を空かせてきたからね。あなたは食べないの、相撲部のマネージャーさん」
小次郎は――こんな名前だが女子だ、しかも可愛い――はぁ、とため息をつく。
「あたしも皆と騒ぐつもりだったんだが、なんつうか……胸の中がざわついちまって……何なんだこの喪失感は」
「それって誰かを思うと、ってこと?」
「……ああ」
「その人を見るとドキドキする?」
「……そうかもしれん」
「えーっとぉ。私が思うにそれって……『恋』?」
「は!?」
小次郎はおののき、顔を真っ赤にする。
「ここここここ、鯉? 魚の!?」
「いや、心が変になるほうの『恋』」
「そんなわけあるか、だって……」
だって、何だ? 小次郎は自問する。
(あたしの心の奥にずっといた大切な人。なんで解らなかったんだろう。……いや本当はとっくに気づいていたんだ。臆病な自分に嘘をついて自分を誤魔化していたんだ)
(あたし、熊センセーのこと好きじゃん!)
百面相ののち、意を決したように前を向いた小次郎に、真白は拍手を送った。
「肚を括った顔だね」
「おう!」
こうしてはいられない。小次郎は走りだした。
(行かなくちゃ、熊センセーのもとに!)
真白は応援するように小次郎に手を振った。
「よくわかんないけど頑張って! さーて、私も次行こ」
◇
そんなこんなでいろいろあり。
人の出入りが多くなってきたので、
花厳 望春
は外の空気を吸いに出た。
春の風がのんびりと吹き渡り、空も気持ちよく晴れている。
望春はいつも持ち歩いている棒付きの飴を口にくわえる。
「………」
なんだろう。また、ささやかな違和感。
(飴を舐めると何か起きるような気がしたんだけど……気のせいだったかな?)
ふと見上げると、青空を一羽の鷹が翔けていた。
「……さっきの子猫はかわいかったけど、やっぱり鷹もいいよなぁ。カッコいいし」
――キィィィヤ。
鷹が啼いた。望春にはそれが「当たり前よ」と聞こえた。
「え……」
怖いけれど傍にいないと落ち着かない存在がいたような気がして、望春は空翔ける鷹を見つめ続けた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月04日
参加申し込みの期限
2024年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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