this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
<< もどる
1
…
18
19
20
21
22
…
50
つぎへ >>
猫鳴館の打ち上げパーティ
「『50年前のニャンカレー』
『シュールストレミング』
『ミャッコール(麦コーラ)』
……こんなのでどうやって料理しろと?」
卒業式が終わるや否や、猫鳴館自治会員の一人として打ち上げパーティの準備をすることになった
月原 想花
は、台所で頭を抱えていた。思い返せば一年前も頭を抱えていたっけ。本来桜花寮に入るはずだったのに手違いで猫鳴館に入ることになり、オンボロ寮のありさまと寮生たちのトンデモなさに「ぼくは何か悪いことした?」と衝撃を受けたものだった。
あれから一年。ずいぶんと猫鳴館に順応したものだと思う。常にどこか壊れている猫鳴館を修理するのに、今じゃDIYや電気修理、料理などもお手のもの。手先も否応なく器用になった。入学当初は、満足にのこぎりも使えなかったのに大進化だ。
とはいえ。
大量のマズ&ヤバ食材はまだまだ扱いに困る。
「よぉ、相変わらずだな」
のっそりと顔を出したのは背の高いクマ。
「ぎゃー! クマ! じゃなくて、邪衣先輩」
邪衣 士
。
熊皮を頭から被った――熊の方が本体だという噂もある――元自治会長であり猫鳴館の寮生である。
「一応驚いてくれてありがとう」
「お約束なので。先輩ももう卒業ですか。早いですね」
「早いというべきかようやくというべきか俺にはもうわからないが……そうだな、感慨深くはあるよ」
そういって士は、三年間ともに過ごした家族みたいな寮生たちや、愛着のある建物を眺めて目を細めた。
「それで先輩、このゲテモノ食材どうしたらいいかな。ボクの猫鳴館レベルじゃ手に余るというか」
しかもニャンカレーは大量にあるし。50年前のレトルト、本気で食べる人いるの……? と想花はぶつぶつグチを零す。そんな想花の肩を掴み、士はその目を真正面から見据えた。
「月原。これから俺が大切なことを言う。一度しか言わんからよく聞け」
「う、うん」
ごくりと生唾を飲み込む想花。
士のクマ皮の目がギラリと光った。
「す・て・ろ!」
その瞬間、台所の戸が開いた。
「よう、やってるか。肉や野菜、差し入れに持ってきたぞー……って
なんだお前たち、どうして俺をそんなにキラキラした目で見る」
曖浜 鴻
の訪れは、台所にいた者たちにとって大いなる福音であった!
「ハレルヤ! 救世主の降臨だ!」
「新鮮な肉! 野菜~!」
鴻にわらわらと群がる寮生たち。
「なんだなんだ、この歓迎はいったい……!」
「ありがたや~ありがたや~これでうまいカレーが食える~」
想花はその様を見ながら無言で50年前のニャンカレーを廃棄した。これでいい。これでいいのだ。
「『シュールストレミング』と『ミャッコール』……これはどうしよう……」
◇
台所がてんやわんやになっているころ、
喜矢武 あいお
は大部屋に作った特設ステージ……と言う名の木箱の上に立っていた。マイクはある。小ぶりだがしっかり音量のあるワイヤレススピーカーと接続されている。曲の音源はスマホから。文明の利器バンザイ!
「あーテステス。なんか猫だらけになってるけど気にせず行きましょー!」
すでに集まって料理を待っている参加者たちはくつろぐ猫たちの間で、やんやと口笛を吹き拍手をした。
そこに、想花がこそこそっとやってきて、何やらあいおに耳打ちしていく。
指で作ったOKサインで応えたあいおは、大部屋に集まった人たちに向かって言った。
「えー、お料理の方がすこし遅れているそうですので、その間、あいおのパフォーマンスをご覧いただきたいと思います! みなさーん、あいおのこと、もちろん知ってますよね?」
知ってるーと手を挙げる人もいれば、知らなーいと首をかしげる人もいる。アイドル活動研究部だよねー、なんて声も飛び、あいおはにこっと微笑んだ。
「はいっ、アイドル活動研究部は、部の設立から来月で一年になります。Mewtuberあいおとしてはソロ活動だったので――」
あいおはふと違和感を覚える。Mewtuberの活動はソロだっただろうか。
(自分とよく似た誰かと二人でやっていたような……)
思い出せない……それにこんなところでMCを途切れさせるわけにはいかない。
「――今のアイドル活動研究部ではチームで出来ることの素晴らしさを学びました」
これからライブだ、違和感はすこし脇に置いておいて。
あいおはアイドルらしいスマイルを浮かべる。
「卒業して寝子島を離れる方もいると思いますが、アイドル部といえば寝子高と言われるぐらいに僕たちの活動が届くよう頑張ります! じゃあ一曲目から!」
流れ出すイントロ。あいおはマイクを両手で包む。
「聞いてください。定番の卒業ソング!」
桜。卒業。ありがとう。――そんな歌詞がメロディに乗って歌われてゆく。
<< もどる
1
…
18
19
20
21
22
…
50
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月04日
参加申し込みの期限
2024年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!