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ハレよ、風吹け ~ぼくらが幸せでありますように~
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イタリアの片隅で
石畳の街は今日も歴史と地中海からの風の中にいる。消えたガス灯の下では、夜の匂いのするワンピースを着たレディが、睫毛の長いイタリア男との別れを惜しんでキスをしている。
ここはイタリア。時差は七時間あり、早朝である。日本からシェフ修行のためにやってきた
高梨 煉
は、この国ではまだまだひよっこ扱い。母の縁で入らせてもらったレストランでは下っ端のひとりに過ぎず、今日も今日とて雑用の日々だ。
「レン!」
ゴミを捨ててきてくれる?
店は開店準備中で、師匠にあたるシェフが煉に指示を出す。
「Si」
これも煉の仕事だ。厨房仲間からは良くしてもらっており、イタリア語を教わりながらなんとかついて行こうとしているのも認めてもらっていると思うが、不安がないかといったら嘘になる。将来店を持つことができるのか、修行させてもらっているシェフに認めてもらえるような料理を作ることができるのか……未来に対する漠然とした不安は尽きない。
ゴミが入ったバケツを抱えて裏口から外に出る。
裏通りは表通りほど美しいとは言えないのもイタリアらしいといえばらしいか。ゴミ捨て場は一応の分別はあるももの、大雑把なイタリア人気質を映して適当に置かれているゴミも多い。日本人気質からか自分が持ってきた分だけでなく他のゴミも整理して、ふと顔を上げた煉の目に、ひらひらと降ってくる花びらのようなものが飛び込んで来た。
「なんだ?」
不思議に思い手に取ると――、
ここではないどこかの洒落たレストランで、今より年を重ねた煉が白いシェフ帽を被り、親友二人に料理を振る舞っている。煉も、親友二人も楽しそうに話をしていて……。
「今の光景は何だ? もしかして、未来の姿……なのか? 俺は店を持っている……?」
もう一枚花びらが舞っている。煉はそれを手に掴んだ。
――兄貴。
――お義兄さん。
開店準備中の煉が振り返ると、そこは大人になった妹とその恋人が立っていた。
妹は黒髪の小さな女の子を抱いている。
煉は女の子のためにお子様ランチをつくる。小さなハンバーグにケチャップソースのスパゲティ。ゼリーの上にイタリア国旗の旗も立ててやると、女の子は嬉しそうにそれを頬張り……。
光景は消える。まるで『マッチ売りの少女』みたいだ。あの童話では、少女が擦ったマッチの火が灯っている間だけ見える幻は、少女にとって起こりえない『幸せ』であったが……。
「あれがもし未来の光景なら、今を頑張らなきゃいけないな」
煉は空になったゴミバケツを抱え、店へと戻る。
「待ってろよ、未来。絶対にあの光景を再現してやるからな」
そう誓って。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
79人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年08月04日
参加申し込みの期限
2024年08月11日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年08月11日 11時00分
参加キャラクター一覧
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