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転がる不法投棄 from 宇宙
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【5番ホール 大詰め】
再び目を開いた
小山内 海
は、無傷の状態で誰かの腕の中にあった。
「小山内、無事か?」
見上げた間近に、見慣れたボサボサ頭。
(か、刀くん!?)
「おっとあぶね」
海を抱きかかえたままの
御剣 刀
は、転がってくるスピード型をジャンプで軽々避けると、海を優しく下ろした。スケッチブックのない海、『ありがとう』と口を動かして伝える。
「俺が護衛するからな。安心しろ」
木刀を握りしめ、海の前に立つ刀。
(私……)刀の影に引っ込みながら、赤面する海。(刀くんに抱えられて……)
「やっぱり小山内さんも来てたのね。そんな気がしていたわ」
遅れて駆けつけてくるのは
橘 千歳
。刀と千歳は前回同様、神社での稽古の最中に一緒に転送されてきていた。
「刀君、いきなりろっこん使って飛び出したと思ったら、小山内さんを助けるためだったのね」
千歳が少し妬くような素振りを見せたが、刀は鈍感だし、海は赤面して動かないまま。複雑な気持ちを抱えたまま、竹刀を宙で遊ばせた。
「次の虫たちが来るぞ」
凛とした横顔を闇夜に浮かべながら刀が言う。
「全く、刀君といると飽きることがないわね」
「まるで俺のせいみたいに言うね」
「そういう意味じゃないけど。刀君ってすぐトラブルに巻き込まれるから」
私がしっかり見てないと。その言葉を飲み込んで、迫ってくる巨大型に敢然と立ち向かう千歳。
「さっさと終わらせておうちへ戻りましょう」
木刀を右下から左上へ振り上げる。ろっこん「正義一直線」、衝撃が巨大型の外殻を叩く。表面的なダメージは少ないが、速度を緩めた上にコースも逸らす。巨大型は千歳の脇を走り抜けていく。
(とにかく動きを止めないと)
振り返り、冷静な気持ちのまま、反転しようとする巨大型に向けて再び構える。
「まずはこのすばしっこいのから」
海をかばいながら、刀はスピード型を複数相手にする。缶詰めやらブロックやらを弾きながら迫ってくる彼らの動きを瞬時に予測するのは難しい。これに刀、ろっこん「加速」を用いて対応する。
相対的に遅くなった世界のダンゴムシたち。ブロックをジャンプ台にして飛びついてきたものですらスローに見える。木刀で容易く払うと、続けて3体を打ち倒す。丸まりの解けたものからスイッチを押した。
衝撃波でダメージを蓄積させていた、千歳が相手している巨大型も、いよいよ腹部を開き、普通の体勢へと戻った。
「これで」さらに立て続けに、強く竹刀を振り抜いた。「終わりよ」
連続の波を受けた巨大型はひっくり返って腹部を見せる。そこへ最後の一叩き。衝撃波がスイッチを押すと、巨大型は砂のように分解され自然へと溶けていく。
スピード型と巨大型が片付くと、続いて襲いかかってくるのは装甲型。機に乗じ、これにも勇猛と立ち向かう千歳であったが、
(効かない!?)
堅い装甲型に衝撃波はびくともしない。それでも躍起になって、迫る装甲型に竹刀を降り続ける。
「きゃあっ!」
いよいよ装甲型が衝突する、という寸前、横からの衝撃があった。刀が「加速」を使い、千歳をかばったのだ。2人一緒になって、生えそろった芝の上を滑る。
「千歳、大丈夫か」
刀の腕の中で千歳、目を逸らしながら答える。
「わ、私は大丈夫だから、小山内さんを守ってあげて」
「全員で叩けばいける。援護頼むな」
そんな2人を見ていて、
(うらやましいな)
とちょっと思ってしまう海。しかし感傷を抱えている暇はなかった。装甲型が転回し、再び彼らを攻めにかかる。
「小山内、ろっこんのあれ、頼む」
刀に命じられると、「アクセラレイトライン」で発射口を作る。刀はカーブを描きながら走り、海のろっこんと自分のろっこんを相乗させ、装甲型に側面から斬りかかった。千歳も援護射撃で衝撃波を多方面から繰り出す。
「まだ、開かねえか!」
刀の重く鋭い一撃を持ってしても、装甲型はじっと丸まったままだ。
「手伝うよ!」
海の背後から2人の影が飛び出す。まずは
剣崎 灯子
。海の加速装置を借りて、自慢のトンファーで連打を浴びせる。
「動きを止められれば十分だ」
さらに
李 飛龍
。
「まともな攻撃がきかねぇなら」
動きの止まった装甲型をがっちりつかむと、ろっこんの力を借りて持ち上げる。
「うりゃああああ!」
ジャーマンスープレックス。背中を美しく逸らし、後方へ装甲型を放り投げる。
「おー」
どこからともなくあがる歓声。地面を揺らしながら落ちると、自重の衝撃が決定打となり、装甲型はついに体を開く。
「こっちのもぼちぼち片づけようよ! 僕行きたいところがあるから!」
と書かれたブロックが装甲型の進路を塞ぐ。
晴海 飛鳥
の吐いたブロックは粉々に砕けるが、装甲型にも一定量のダメージは与えている。
工藤 耀
がサッカーボール代わりに蹴り古したこの装甲型も、いよいよ消耗疲弊し、転がりを停止。最後に
木場 大門
がバットで叩くと、ようやくスイッチを覗かせる。
最も混戦を要した5番ホールも、ようやくダンゴムシが一掃された。
「タイムアップだね」
ボードを下りる耀。
「さぁ、早く帰してくれよクソ宇宙人!」
鷲見 貫司
が空に向けて請うが、何も起こらない。彼が缶詰めにしたダンゴムシは時間ととも元に戻っていったが、時間稼ぎとしては十分な効果を発揮していた。
「まだ残りがいるってことかしら」
汗で張り付いた額の髪を掻き払いながら千歳が隣のホールを見る。
「やっぱり大本を見ないとダメってことだよ」
飛鳥が駆け出す。目指すは、転送装置だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月30日
参加申し込みの期限
2013年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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