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転がる不法投棄 from 宇宙
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【5番ホール 猫缶から金属バットまで、幅広く取り揃えております】
「うぅ……さむ」
木場 大門
は身を震わせながら林を歩いていた。手にはたまたま持っていた金属バット。“ひと”である彼はイレギュラーな存在のためか、それとも本人の不注意か、手紙を手に取ってはいない。何がなんだか訳も分からず、林の中をさまよっている。
そして今、ようやく出口を見つける。木に手を付きながら、林外の様子をうかがった。月明かりのおかげで視界は開けている。
「なんだ……こりゃあ?」
そこがゴルフ場だというのは一目で分かった。しかしそれよりも何よりも大門が目を疑ったのは、そのコース上で行われていることの全てであった。
「なんだありゃ……ボールにしちゃでけぇな」
月の下で銀色に輝く巨大で怪しげなボールが、フェアウェイをいくつも転がっている。
「こんのクソやろぉ!」
自棄糞な暴言を吐きながら
鷲見 貫司
、自分めがけて転がる巨大型をその鋭いつり目で睨みつけた。
「俺はとっとと作業に戻りてぇんだ! くたばれ!」
貫司のろっこん「缶詰のすゝめ」は、注視した対象を想像上の缶詰めに変身させてしまう。巨大型はホールトマト缶に似たパッケージに姿を変え、小石でも踏んだのか軌道を大きく逸らしていった。缶詰めというよりは巨大なドラム缶だ。
「おわ、あぶなっ!」
そのドラム缶ダンゴムシをかわしながら、マウンテンボードを操る
工藤 耀
は口笛を吹く。
「ビックリな能力だな」口元に手をあて、能力の持ち主に叫ぶ。「あれ、どうやったら元に戻るの?」
「知るか!」
そう言いながら、また別の巨大型を缶詰めに変えていく。今度は巨大な猫缶サイズ。
「よーし、俺も使ってみるか」加速するボードに気分を乗せながら、耀はターゲットを装甲型に絞る。「キックオフだ」
姿勢を低くし、ボードに付けた目印ハートマークに触れる。ろっこん「フィールドハーツ」が、両足にパワーを注ぎ込む。地面を蹴ると、ボードはさらに加速した。
装甲型を通り過ぎざまにキック。強靭な脚力と加速度が掛け算でエネルギーを増幅させる。装甲型、地面から30センチくらい上をライナーで吹っ飛び、狙いの巨大型へシュートが決まる。巨大型は一発でノックアウト。
「この調子であの堅いのを蹴って、まずは巨大型を排除だ」
と言いつつも、反動でじんわりと響く右足を気遣う。
「ちょっと足は休憩だ」
今度は別の巨大型を誘い出すと、
小山内 海
のほうへボードを向ける。
「頼んだぜ」
呼びかけられた海は小刻みにうなずくと、貫司の手にかかった失速気味の巨大缶詰めに近寄った。その缶詰めの軌道上に筆を走らせる。海のろっこん「アクセラレイトライン」に乗せられた缶詰めは急激に加速し、耀が引率してきた巨大型に命中した。
(やった!)
「なんのコンペだよ一体……」
木陰から始終を見届ける大門は生唾をのむ。人と虫が戦っている。しかもその戦法は常軌を逸している。
(アレが噂の超能力ってか、寝子島の不思議ってやつか)
缶詰めに脚力増強に高速化、やりたい放題だ。
趣味が喧嘩の大門としては、ここでじっとしているわけにもいかなかった。
心根を突き上げる衝動。気がつけば林を出てコース上へと出ていた。
「あぶない!」
背後からの大声。真横からスピード型が、大門の顔面めがけて飛びかかっていた。あくまで「いた」であって、今は交差するように飛んで来た「あぶない!」という形のブロックが、そのスピード型をはるか遠くへ連れ去っている。
「大丈夫?」
というブロックに危うくぶつかりそうになり避ける。
(またぶっ飛んだ能力の持ち主が来たな)
「君、もしかして初めて? もしかして手紙読んでないのかな?」
大門が尋ねる前に、状況を要点だけ絞って説明するのは、ろっこん「ソリッドボイス」発動中の
晴海 飛鳥
。
「ラパーマとかいう奴らについて知りたいから、転送する機械を探してたんだけど、敵に出くわしちゃった以上は協力しないとね」
まくしたてる飛鳥と、大門の間には、言葉のブロックが累々と積まれていく。
「やれるところをきちっとお見せするよ!」
息巻いて戦場へと飛び込んでいく。
「なるほどな……ざっくりと分かったぜ」
ラパーマとかいう星人に手の平で転がされるのは癪だが、倒せないと帰れないのだから、やるしかない。
(弱点がわかれば、やる事は一つだろっ!)
バットを構えて駆け出す。転がってくるスピード型をゴルフの要領で打ち、巨大型へとぶつける。ひっくり返って気絶するスピード型には、バットの先でスイッチを押した。
(俺には超能力なんてねぇが……持ち前の地力で勝負だ)
フェアウェイには缶詰めが放置され、ブロック塀がそこかしこに積み上げられ、それらにぶつかったダンゴムシがあちらこちらへと跳ね返り、まるでバーなどに置いてあるピンボールのように、虫たちと人間たちが入り乱れるカオスな世界が富士麓のゴルフ場に形成されていった。
(対応しきれない……)
その状況が仇となり、軌道を操っていた海の手が追いつかなくなる。鬱陶しいスピード型の一体が、海のろっこんをくぐり抜けて目前まで迫ってきた
ダメだ。そう想うと同時に海は目を閉じていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月30日
参加申し込みの期限
2013年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月07日 11時00分
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