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転がる不法投棄 from 宇宙
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【2番ホール たぶん四つ巴くらいの攻防】
「なによ、このダンゴムシッ!」
ろっこんによって超人的な筋力を得た
獅子尾 優華
、眼前に飛びついてきたスピード型を両手でつかむ。
「ふんっ」
丸まったダンゴムシを無理やり引きちぎり、芝の上へと投げ捨てる。気絶させて丸まりを開くという、まどろっこしいことはしていられない。今は1秒が惜しい。迫るスピード型を踏みつぶし、蹴り壊し、野性的に振るまい、駆逐していく。
「!」
目前のスピード型に気を取られ、背後の巨大型に気づかなかった。踏みつけられる、と目を閉じようとした寸前、横から滑り込んできた
畑生 言嗣
の乗る装甲型と巨大型が衝突する。
「畑生さん!?」装甲型に弾かれた巨大型は軌道を逸れ、優華はダメージを免れる。「助けてくれたの?」
「私も目的は獅子尾さんと同じだよ。その誤解を解きたくて」
「そんなこと言って、前回のことを忘れると思って!?」
ひっくり返った巨大型を隆々とした両腕で抱えると
「うりゃ!」
言嗣目がけて投げつける。
「おっと」
さすがに玉乗り状態では避けきれない。仕方なく装甲型から飛び降りる言嗣。
「さすがに生身で今の獅子尾さんには適わない」
着地してすぐ、優華に背を向ける。
「こらっ、逃げるなぁ!」
足元を転がっているスピード型を拾い上げ、言嗣に直球を投げる。強肩だ。
「逃げるも何も、そもそも争う理由は無いと思うのだがね」
頭を抑えながら逃げる言嗣。優華のろっこんが解除されるまで、しばらく追いかけっこが続くのだった。
「全く」
尾鎌 蛇那伊
は呆れながら言った。「やっかいが一つ増えちゃったじゃない」
言嗣から解放された装甲型は蛇那伊のほうへと標的を変えた。
横嶋 下心
の操る装甲型と、同時に相手にしないといけなくなった。
が、その蛇那伊自身、すでに満身創痍だった。
「どうだい? 俺たちの力は!」
装甲型の上で下心は高らかに笑う。さすがに装甲型の堅さとなると、蛇那伊でも手こずった。内部へ浸透させる特殊な打法を何度か打ち込んでみるも、ほとんどダメージは与えられていないようだ。
「今ならごめんなさいをすれば許してあげるよ?」
「君に謝ってもこのやっかいはなくなってくれないんだから、絶対に謝らないわ」
「確かにそうだねー。あ、危ないよ」
下心に気を取られている内に、フリーになっていた装甲型が転がってくる。横っ飛びで回避する蛇那伊。噛んだ芝を吐いて、再び立ち上がる。
「あたし1人ではさすがに……」
言嗣を追っている優華もそろそろろっこんが切れる。万事休すだ。
そのとき、壮大なエンジン音が夜のゴルフ場に響いた。
「助けに来たのだー!」
林の中から豪快な音と共に
後木 真央
の声。彼女を後部に乗せ、枝葉を折り伸びた草を刻みながらコースへ出てくるのは、一台の芝刈り機だった。
「なぜ人間同士で戦いあっているんだ?」
言嗣と優華の追いかけっこ、蛇那伊と下心の対立。
八神 修
はブレーキをかけると、状況を理解しようと頭を働かせる。
「修ちゃん深く考える必要なんてないのだ! ダンゴムシを一匹残らずやっつければいいのだ!」
「そうだな」修は再びハンドルを切った。「アドバイス助かる」
「困ったときの修ちゃん! 頼りにしているのだ!」
加速し始める芝刈り機から下りた真央、周辺をうろつくスピード型を蹴り飛ばす。
「動きやすい格好で来てよかったのだ」
猫鳴館の床修繕を夜な夜な行っていたところを召喚された真央は、ジャージ姿にジョギングシューズというラフな格好。体を動かすにはこれ以上ない服装だ。さらに手にはトンカチ。
「これでスイッチを押すのだ!」
開いたスピード型の腹部にトンカチを叩き込む。
「虫嫌いの俺を相手にしたのが、運の尽きだったな」
砂ぼこり対策用にかけた伊達眼鏡の位置を直しながら、修は芝刈り機を走らせる。
「装甲型を装甲型で突いたら、どうなる?」
フルスピード、フリーの装甲型に芝刈り機を衝突させた。
「まさにゴルフだな」
ハンドルを介して響く衝撃に顔を歪ませた後、口元を緩める。弾かれた装甲型は下心の乗った装甲型へと直進する。
「おわっとと」
ボーリング玉同士がぶつかったような低音。脳を揺さぶる鈍く重たい波に押されて、下心は玉上から投げ出される。
「うがっ」
下心、柔らかい芝の上に上半身を打ち付けて落ちる。
「ダーーン!」
さっきまで乗り回していた装甲型ダンゴムシは、ぶつかった衝撃で体を開き、仰向けになっている。
「このサイズで開くと気持ち悪いのだー……」
間髪入れず駆け寄る真央、装甲型の腹にトンカチを打ち込んだ。もう一方、芝刈り機にぶつかった方の装甲型は、平たい常態体勢でじっととしている。気絶しているようだ。
「このままだとスイッチ押せないのだ」
ひっくり返そうと外殻に手をかけるが、びくともしない。
「ひっくり返す必要なんか無い」芝刈り機を下りた修、ひれ伏す装甲型にそっと手を触れる。「そのために俺がいる」
修のろっこん「分解」。気絶して動かない状態ならば、余裕を持って精神を集中させることができる。
「スイッチを押さなくても分解されていくのだ!」
さすが修ちゃん、と飛び跳ねる真央。
「ちょろいもんだ」
装甲型2体、撃破。
「よくもダンを! よくも……」
強か打った肩の痛みに耐えながら立とうとする下心。
「生き物ではなく機械、友達になることは無理なのだ」
トンカチを手の平で回しながら真央が言う。
「どうせ不埒なことに利用するのが目的だったんでしょ」
蛇那伊が下心の肩を持ち、引っ張り上げる。
「こいつらは地球にとって異質。生かしておくのは誰の得にもならない」
「そうなのだ。だから瓢ちゃんもそこまでにしておくのだ!」
こそこそと手を動かしていた
骨削 瓢
の両肩がビクッと脈打つ。
「あ、やっぱり気づいてた?」
装甲型を無事掘った穴に落とし、ワイヤーをくくりつけている真っ最中であった。
「こいつらを一掃しない限り俺たちは解放されない。そもそもどうやって持って帰るんだ」
「それはみんなで持ち上げてさぁ、お神輿みたいに担いでってのは?」
後先考えない瓢の物言いに、蛇那伊が呆れる。
「ここは富士よ?」
「俺も虫は大の苦手でな」穴にはまった装甲型に手を当て修。「却下だ」
ろっこんによって、3体目の装甲型も分解された。
「ハァハァハァ」
ろっこんが切れ元の体躯に戻った優華、膝に手を付け息を整える。
「ふぅ……獅子尾さん、追いかけっこは終わりですか」
一汗かいた言嗣は、夜風を浴びて涼しさを装う。
「ハァ……休憩よ」
芝生の上に寝転ぶ。倣うようにして言嗣も地面に座り込んだ。
「みんなボロボロなのだ。みゆきちゃんと合流して、怪我を治してもらうのだ」
「そうだな。芝刈り機に乗せるだけ乗せて移動しよう」
敵味方が入り乱れる形となったが、2番ホール方面のダンゴムシ撃破。しかし怪我人多く、その代償は決して小さなものではなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月30日
参加申し込みの期限
2013年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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