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転がる不法投棄 from 宇宙
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【2番ホール 玉乗り、玉乗り、あと玉乗り】
「やっぱり」2番ホールへ足を踏み入れた
横嶋 下心
は、何度もつぶやいた。「やっぱりそうだ」
隣の1番ホールで繰り広げられていた戦いを見終えたところだった。彼は自宅で保健体育の教科書を自主的に読んで勉強していたところを転送された。アリのときにも呼ばれた、いわゆるエラー。特別な能力を持たない“ひと”なのだが、その逸脱した性質のためか、今回も送られてしまった。
「アリーのときと同じだ……ダンゴムシさん達がいじめられていたよ……」
前回はアリたちと同盟を組み、転送されてきた者たちと戦った下心。
「放っておいたら彼らもアリーと同じになってしまう」あのときは途中で気絶してしまい、気づいたときにはもうアリたちの姿はなかった。「そんなの駄目だ! もうあんな思いは二度としたくない!」
前回のときは衣服を溶かす蟻酸を吐くというアリの特性を利用したかったがために同盟を組んだわけだが、この際動機など下心にとっては不問。何のためらいもなく、今回も“敵側”につくことを決める。
「よし」
装甲型のダンゴムシが転がっているのを見つけると、木に登り始める。
「さあおいで、ダン!」
勝手にあだ名を付け、装甲型を呼ぶ。木の横を通り抜ける瞬間を狙って、
「えい」
玉の上へと飛び移った。
「ダン、俺は敵じゃないから安心していいよ」バランスをとりつつ玉の上に立つ。「さあ、いじめっ子どもをやっつけに行こう!」
「いよぃ。玉乗りが他にもいたぞ」
下心の後方、同じく装甲型の上で足を小刻みに動かしている
骨削 瓢
が嬉しそうに言った。
「まさかこんな奇想天外かつ聡明な手法を実践する切れ者が、私以外に2人もいたとは、驚きだ」
至極感心した風にして
畑生 言嗣
。こちらも装甲型の上に乗っている。
ゴルフコースで3人の男がダンゴムシに乗る珍景など、昨今なかなかお目にかかれないだろう。
「やぁやぁそこの玉乗りさん」
足で玉を器用に操る瓢、下心の装甲型の横に乗り付けると、声をかける。
「一体何を思ってそうしたのか分からないが、ちょっとわいの思惑を聞いていかないかい。実はかくかくしかじかで……」
なんでも瓢、
地下帝国
拡大中にここへ召喚されたとのこと。その地下帝国の富国強兵のため、ダンゴムシを招き入れたいという。
「コースの何カ所かに穴を掘ったんだよねぃ。そこにダンゴムシを誘導して縛り上げるよぃ。名付けてホールインワン作戦」
掘削中に転送されたから、スコップとワイヤーは持ってきていた。
「私も彼らのメカニズムには興味があってね。解析目的で共同戦線を張ろうかとね」
ろっこん【右向け右】が機能しているのか、3人の中で最もバランスよく玉を転がす言嗣。前回のアリのときには突き止められなかった原因を探りたく、目指すべきところは別として、瓢に協力することにした。
「ふーん」
この作戦自体に、下心の心は動かない。しかし同じ玉乗りとしての親近感はあった。
「とりあえず他の仲間も探すよぃ」
「何かしら、このでっかい穴……」フェアウェイの端に開いた大きな穴を覗きながら、思わず
獅子尾 優華
は声を漏らしていた。「まさか、ここにゴルフボールを入れるわけじゃないよね」
「落とし穴じゃないかしら」
穴に背を向け、周囲に神経を配りながら
尾鎌 蛇那伊
が言う。
「また変な考えこねくり回してる輩がいるんでしょ」前方より転がる小さないくつものボールを視界にとらえると、静かに身構える。「来たわよ」
大穴から離れ、優華も蛇那伊の横に立つ。
「下がってて」蛇那伊が手で優華を制した。「私が相手するわ」
ゴロンゴロンゴロン
複数のスピード型が芝の坂を勢い付けて転がってくる。丸まったダンゴムシのフォルムにも、加速する迫力にも臆せず、蛇那伊は神妙に気を練り続ける。
「お呼ばれにはもう慣れているのよ。どんな相手でも対応してあげるわ」
めいっぱいの速度を付け、飛びかかるスピード型。その、ダンゴムシ自身の運動エネルギーを利用して、蛇那伊はカウンターパンチを繰り出す。連続で襲いかかるスピード型を、拳と蹴りを静かに仕掛けて、富士の見える中空へ弾く。
地に落ち開いた腹部のスイッチを、優華が押していく。
「味気ない前菜ね」あらかたのスピード型を片づけると、フェアウェイの坂上を見上げる。そこには巨大な玉。「手応えのありそうなのが来たわね」
巨大型がゆっくりと動き出す。蛇那伊は再び動きを止め、体全体の硬化を促す内功を意識し、内部機能を鍛えた。堅い相手への攻撃で自分が怪我をしないようにするためだ。内側に気を配りながらもスピード型の動きも全てとらえておく。気が十分に内部を満たすと、巨大型へと駆け出した。
「正面から立ち向かうのは得策じゃないわね」
巨大型に衝突する寸前で体の向きを変え避ける。通り過ぎる巨大型に背中を向けているところで、
「横からのアタックには耐えられるかしら」
側面へヒップアタック。蛇那伊の体重をもろに受けた巨大型、バランスを崩し横転する。
「気を練ったりお尻で体当たりしたり、柔軟で臨機応変……。根本的に私とタイプが違うけれど、勉強になるわ」
蛇那伊が次のスピード型を相手している一方で、優華は感心しながら、開いた巨大型のスイッチを押した。
「来たわね、やっかいなのが」蛇那伊がさらに新しい影を見つける。装甲型の登場だ。「しかも3体……ってあら?」
「!?」
蛇那伊と優華、同時に異変に気づいた。装甲型の玉上にそれぞれ、生身の人間が立っている。
「よいっとと」バランスをとりながら、飄々と瓢。「やあやあちょいと通してくださらんかね。そこの大穴にこの子を落とし込みたいんで」
「どういうことかしら?」
蛇那伊が内なる怒りを初めて表情に出した。
「げっオカマ!? お前もいたのか!」
瓢の横を転がる下心が指差す。
「返答によっては、あなた達タダじゃおかないわよ」
少し考え込んでから瓢が答える。
「こんな迷惑なことする宇宙人について情報を得てみようかとねぇ。一匹拝借しようと思うのさ」
「そんなこと言って、自分の支配下において何か企んでいるんじゃないかしら」
「まあ細かいことは抜きにして、そこをどいてくださらんかね」
「ダメよ」身構える蛇那伊。「あたしたちがこのやっかいを取り除かないと」
「ダンと俺たちの力を甘く見るなよ!」
下心が蛇那伊に向けて針路を取る。
「奇抜な人間が集まれば、結局こうなる運命なんだねぃ」
仕方なし、というようにして、のらりくらりと瓢も続く。が、下心のように戦いは仕掛けない。あくまで静観、隙を見てこの玉を穴に落とすことだけを狙った。
「……二度目ね」
優華もまた、因縁の玉乗りを睨みつけていた。
「あの時の決着、つけるわよ!」
「はて、私が何かしたかね」
視線を空に向けてはぐらかす言嗣。
「とぼけたって無駄よ!」
前回のアリ対決で起きた珍事を思い出し、顔を紅潮させる優華。「……とにかく! 貴方には痛い目あわせないと気がすまないのよっ!」
「意気込みは結構なんだけれども……そうは言っていられないんじゃないかな」
気づけば優華の周囲には、数体のスピード型と巨大型。同時に攻撃を仕掛けられ、あえて避けず正面から受ける。スピード型の鋭さと巨大型の重さ、どちらも優華に予想以上のダメージを与えた。
「こんな奴ら」切れた唇の血を甲で拭いながら、優華はつぶやく「3分で十分だわ」
優華のろっこん「憤怒す暴君」が発動された。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月30日
参加申し込みの期限
2013年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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