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携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
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バトルをけしかけられ、黙っているギアマスターでもない。
戦いに不慣れな者は警官の誘導に従ってホールの隅へと避難していたが、ほとんどの者は果敢に戦った。
秀光の手元にあるノートパソコンを狙う飛行タイプのギアがいれば、蒼がDiablo Azulで撃ち落とし、落ちた獲物は龍樹がムテンで素早く止めを刺す。
展示中の高価なギアに悪戯をしようものなら、柚春が
вор
のコンフェッティで目くらましを行い、敵を前後不覚にしたところでナイフで切りつける、スピードを活かした技が炸裂している。
大人も子供も関係なく、わあわあと争う姿にレオナは下唇を噛んだ。自分のギアはサポート型で、前線に立つのは不向きだ。この場を守りたくとも、正々堂々としたバトルでない以上は足手まといになる可能性が高い。
せめてカノンを安全な場所にと思っても、正気を失っている人に絡まれたなら守り抜けるだろうか。
(……こんなとき、もう一人の私ならどうするかしらね)
羨んでいても仕方がない。レオナは大混乱に陥った現在地から、少しでも平穏な場所へと行くためのルートを確認すると、カノンの手を引き歩こうと――したのだけれど。
「カノン? 巻き込まれる前に、早く」
「……やだ」
最初は周囲の音にかき消されて、よく聞こえなかった。
繋いだ手もしっかりと握り返すから、怖くて動けないのかとさえレオナは思っていた。
――でも、違う。
「おれは、あんなつらそうに戦う子を置いて逃げるなんて、やだ!」
反対の手ではニャーサーを握りしめ、戦いたいと訴えている気持ちが伝わってくる。だけどレオナは姉としても保護者としても、カノンを危険な目に遭わすことはできない。
「気持ちはわかるけどね、カノン」
「でも、戦うならねーちゃんと一緒がいい。……おれたちが楽しく遊んでたら、きっと向こうも楽しい気持ちを思いだしてくれると思うから!」
あんなに小さくて怖がりだったカノンが、自ら戦おうとしている。それも『突然できた姉』という不可思議な存在である自分を、必要としてくれているなんて。
レオナは思わず抱きしめそうになるのを堪え、それはこの事態が収束してからだと気合いを入れ直した。
(これが“戦い方”の一つなら、私も覚悟を決めなきゃ)
「うん……そうだね。じゃあカノン、後ろは私が守るから……みんなの目を、覚ましてあげて!」
「まかせてっ! いくよ、ニャーサー!!」
幾分か周囲を見渡す余裕のできた蒼は、この騒動に加担している人物を見やる。
狙いが新作のデータなり、A.I.C.O.の奪取であれば攻撃の手も一極集中のはずだが、そうでないということは場の混乱が目的だろうか。年齢も幼い子供からお年寄りまでまちまちで、錯乱の度合いもばらばらだ。
(会場に装置は……なさそう。一斉指示みたいなのも、私には聞こえなかった)
好戦的にはなっているが、団結して戦っているようにも見えない。となると、個別に『接触』を受けた可能性が高い。
何より先陣を切って秀光に意見していたのは――間違いなく、
あの戦いの場
で味方だったスピカだ。今になってユグドラシルに寝返ったとは考えにくく、何か理由や策があってのことなのかと思うが秀光を護りながらでは考えも纏まらない。
積極的に反撃をするわけにもいかず防戦一方な中で、蒼はクールに、冷静にと自身を言い聞かせて、ひとつの仮説へと辿り着く。
彼らには必ず共通点があるはず。スピカを筆頭に、老若男女様々な人に接触できた機会――。
(……あのときの、愛光堂の名を騙ったアンケート!)
数日前の児童公園で、アンケートの謝礼にとパーツを配る一団がいたことは、記憶に新しい。
カンが働いた蒼は怪しげなパーツを受け取りこそすれども、それを使用することはなかったが、スピカは確かに受け取り嬉々として活用していた。
つまり、このカプギアの大乱闘は……意図的に仕組まれた物だ。
新作のデータを奪おうとしてか、直接人間に危害を加える者や、会場をめちゃくちゃにする者。まるでゾンビのように、何度でも立ち上がる者も居れば、強さを自負しすぎた反動で戦意を失う者まで様々な者がいた。
そうして会場が混沌とする中で、例の一団と思しき大人たちが嗤う。ユグドラシルにメスが入る前に自主退職をし、意志を継ぐ新組織を作ろうとしていた者たちだ。
「これでこそA.I.C.O.の力、戦ってこそA.I.C.O.の価値。そこにユグドラシルの技術が合わされば、恐れる者など何もない!」
その声は、騒ぎに飲み込まれかき消されようとしていたが、瑠樹は聞き逃さなかった。
やはりユグドラシルが関わっていたのかと、腹立たしい気持ちを収めるためにラピちゃんを抱きしめ、現状を打破するために守りから攻めへと打って出る。
「確認するよぉ。君は……『愛光堂の研究員と名乗る人のアンケートやバトルに参加したかねぇ』?」
相手は一瞬動揺するも、戦意喪失とまではいかなかった。だからどうしたと開き直って、ユグドラシルの偉大さが分からない癖にとギアバトルに応じる構えだ。
ならば瑠樹も後には引けない。
彼らの意識を取り戻すために、正々堂々とギアバトルを開始した。
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携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
前回シナリオ
携帯戦記カプセルギア 第八話「Re:play」
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月29日
参加申し込みの期限
2024年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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