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携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
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――愛光堂社員への挑戦。
その名の通り、カプギアの開発を手がける愛光堂の社員へギアバトルを挑むことができる場所で、龍樹は胸を張って選手の指名を行った。
「俺は、この兄ちゃんに挑戦するぜ! もちろん……男らしく、一騎打ちだっ!」
小学生は3人までチームを組めるというのに、龍樹は「手加減無用だ」と添えて愛機のムテンを構える。
その自信満々で、けれど驕り高ぶっているでもなく手合わせを楽しみにしている様子に、勝負を申し込まれた男性社員もにこやかな笑顔で応対する。
「へえ、頼もしいね。いいよ、君の全力……見せてもらおうか!」
両者がバトルフィールドへスタンバイすると、観客からもワッと声援が巻き起こった。どんな凄い作戦があるのか、強いパーツを持っているのかと話題の的となり、さすがに龍樹も少しだけ得意げな顔をしてしまう。
なぜなら、社員が操作するギアの挙動は洗練されていたが、そこまで驚異に感じなかったからだ。これでは、本当に勝ててしまうかもしれない――そんな油断は、大人相手にはお見通しだった。
攻撃をかわされたタイミングで、残念がりながら社員は見習わなきゃとでも言うように質問する。友達とはどんなバトルをするのか、君の好きな技はなんて話しかけてくる姿に、龍樹も気分良く乗せられてしまう。
「へへっ、まあこれは基本のうちなんだけどさ」
そうして戦闘スタイルを聞きだした社員は、遠慮なく龍樹の隙を突いた。
もう観察の時間はおしまいとばかりに、彼は大人げもなく容赦ない一撃をムテンに炸裂する。
「な!? 立て、ムテンっ!」
重い一打を正面からくらい、少し動作の機敏性が落ちてしまったようだ。これでは自慢の爪で切り込むことはできないが、もう片側の手には――。
「甘いよ」
遠距離攻撃は許さないとばかりに、社員のギアが素早く間合いを詰め、それも捉えられる。近距離で武器を構えられ、ムテンには逃げ場も応戦する余力もない。
「……ま、参りましたぁ」
がっくりと項垂れる龍樹にクスクス笑って、社員は握手を申し出る。
「戦い方は悪くなかったよ。でも、調子に乗ってお喋りになっちゃうのは残念だったね」
そう微笑まれたのが悔しい。だから龍樹は、これからやや秘密のある男を目指してみるかと計画を練った。
このバトルを少し離れた場所で見ていたカノンは、思わず息を呑んだ。
「あ、あれってズルじゃないの? 戦法を聞くなんて、意地悪だよ!」
隣で見ていたレオナに小声で尋ねるも、彼女は苦い顔をしながらも現実を肯定する。
「ズル、ってほどじゃないけど……あれは、作戦勝ちね。手加減しないって約束したのは、挑戦者からだし」
「仕方ない、ってこと?」
しょんぼりと肩を落とすカノンには、駆け引きなんて『悪いこと』になってしまうのだろう。
せっかく楽しめるギアバトルで、そういった世知辛い空気を率先して浴びることはないけれど、心がモヤモヤしたままでは遊びに集中もできないはずだ。
「……なら、私たちで敵討ちしてあげよっか! その方が、格好いいでしょ?」
「うん! 姉ちゃん、一緒に頑張ろうね!」
2人は仲良く、社員への挑戦に申し込むことにした。
場も温まってきた所で、
愛光 秀光
が壇上の上手側に姿を現わした。元プロのギアマスターであり、愛光堂の研究員でもあり現社長な、CAPGEAR MEIJINの正体だ。
「改めてになるが、新作発表会に集まってくれてありがとう。余興は楽しんでもらえただろうか?」
拍手や歓声に顔を綻ばせるも、秀光はじぃっと視線を寄越す人達がいることに気付いた。今度こそは新作の発表かと、固唾を呑んで見守っている……様子では、無い。参加者の顔をしっかり見るように場内を見渡すと、秀光は最後に舞台袖に控えていた清恋に右手を上げて合図を送る。
「……さて! この時間では、お待ちかねの新作情報を軽く大枠だけ紹介しておきたい」
会場が薄暗くなると、前方スクリーンには大きく愛光堂のロゴが映し出された。続いてカプセルトイのマシンから飛び出したカプセルが開くと、虹色の光が溢れて『携帯戦記カプセルギア』というロゴが現れる。ここまではCMなどでも見慣れた、お決まりの流れだ。
しかし、次の瞬間。ザンッと何かを切りつけるような効果音と共に、3文字のアルファベットがロゴに加わると、場内は騒然とする。
「次作は『PAL』と名付けた。この理由は、新機能の紹介で説明しよう。続いて――」
誰もが新作のタイトルに期待をして、どんな雰囲気になるのか、次の情報はとスクリーンへ釘付けになっている隙に、清恋は舞台袖からひっそりとホールへと戻った。壁沿いを伝い歩き、非常口も含め全ての出入り口の警備が強化されているかを確認してまわると、改めて自分も配置に着き周囲に目を光らせた。
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携帯戦記カプセルギア 第九話「生まれ変わる、カプセルギア!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
前回シナリオ
携帯戦記カプセルギア 第八話「Re:play」
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年10月29日
参加申し込みの期限
2024年11月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年11月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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