this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
【月影塔】感覚遮断のサクリファイス
1
2
3
4
5
つぎへ >>
真っ暗闇の月影塔第三階層を進む
ティオレ・ユリウェイス
。
彼女は
ラピス・D・マクレガー
から第三階層攻略用の発明の数々……『耳栓』『鼻栓』『マスク』『全身タイツ』を装着していた。
『こんな格好って明らかに怪しいんだけど。とはいえ“こんな格好”でないと、ここでの活動に支障をきたすので、しかたなく装着するんだけど』
ティオレは明るいところで姿を晒せば、随分と愉快な格好になっているはずだ。
しかし、ラピス曰く姿は二の次なのだとか。
『よいか?
うお座の魔星の力は、五感のどれかを遮断すると、残された感覚器官に超人的な強化が施されるのだ。
貴様も妾の会話を“視て”認識しておるはずだ』
ティオレは確かに『サングラス』だけは受け取らなかった。
暗闇の中で視界を遮るなんて無駄だろ、と思っての事だが……まさか音声や嗅覚を“目視”することになろうとは驚きだ。
『共感覚みたいな感じか。楽器の音色に色が付いて見えたりするという……』
『うむ。ちなみに妾は耳栓以外を装着中である。故に貴様の会話は勿論、街の外観や嗅覚や味覚も“音として認識”しておるぞ。まあ、本当は妾は身に付けなくとも問題ないのだがな?』
『なんだか今ひとつピンとこないな……まあ、こっちは城下町を散策するつもりだ。困った人の手助けをすればいいんだろう?』
ティオレはそう伝えると、暗黒の城下町をあてもなく歩き出した。
しばらく城下町を歩いていたティオレは、身体の半分が宝石で出来たお婆さんがしょんぼりしているではないか。
『どうしたの、お婆さん?』
「おや、やみびと以外が此処に来るなんてねぇ」
ティオレの格好に首を傾げながらも、お婆さんは事情を話してくれた。
「あたしの大事な指輪が奪われちゃったのよ。あれはお父さん……あたしの夫の形見の品なのよ。でも、強引に窃盗団に盗まれちゃってねえ? それで、アジトが此処のあたりにあるらしいのだけれど、この老いぼれには辿り着くだけで限界が来ちゃって……」
なんともベタな話だが、亡くなった伴侶の形見の品を奪った窃盗団とやらを、ティオレが見逃すわけにはいかなかった。
『やれやれ。同業者の仕業とはね。わかったよ、取り返しに行ってくるとするかねぇ』
「あらまぁ! 助かるわぁ!」
こうして、お婆さんから情報を“視た”ティオレは、すぐに盗賊団のアジトを突き止めてみせた。
スランプ気味とはいえ自身も現役の盗賊、窃盗団の心理を読み解き、アジトにしやすそうな建物を割り出すなんて朝飯前だった。
『邪魔するよ。なあ、アンタら? お婆さんから指輪を巻き上げたって本当か?』
「なんだ、妙な格好しやがって!」
「なんで指輪のことを知ってやがんだ?」
コテコテの三下盗賊ムーブに、ティオレは笑いを堪えて交渉に臨む。
『……っ! あ、いやさ。それ、やっぱ返してくれないか? あのお婆さん、形見の品を手放すのは口惜しいってさ』
「ほら、言ったじゃねぇか! あの婆さん、生かしておいたら面倒だって!」
「馬鹿か! モノだけ取って取って逃げればいいじゃねぇか! この瞬間だって!」
そんな醜い会話を“視た”ティオレは、身体が勝手に動いていた。
「おっと! 足が滑ったー!」
棒読み気味に繰り出される、鮮烈な延髄蹴り!
盗賊のひとりが真横に吹っ飛んで、そのまま意識が失われてしまったではないか。なんたる脚力!
『結局、最後に物を言うのは暴力。ただ、『耳栓』『鼻栓』『マスク』『全身タイツ』を装備してのケンカはやりづらいと言えばやりづらいがな』
「このアマ! おい、おめぇら! 起きろ起きろ!」
「なんだぁ? 寝かせろよったく……」
「あの女を捕まえて売り飛ばそうぜ!」
「えらい気が強そうだな? だが顔はいい。娼館に沈めればしばらくは働かなくて済むだろうなぁ!」
揃いも揃って下衆ばかり。
なのでティオレはサクッと盗賊団の股座を蹴り潰して、あっという間に分からせてしまった。
「ほらよ、お婆さん」
「まぁ! ありがとうねぇ!」
大粒の宝石が備わった指輪を大切に左薬指にはめるお婆さん。
「この宝石は、亡くなった夫の身体の一部なの。やみびとって、空の一部が無機物で出来ているからねぇ。こうすれば、ずっとあたしたちは一緒にいられるわ」
そういう文化もあるんだな、とティオレは黙って聞いていた。
「んじゃ、そろそろ行くか。あのクズ共も憲兵に連行されていったしな。って、ん?」
次の瞬間、闇の中を流星のように一筋の光がお城へ流れていった。
「あれが星の力か? こうして困っている人の助けを続ければいいのか?」
半信半疑のまま、ティオレはこの後も街の便利屋さんとして夜遅くまで働き回ったのだった。
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
【月影塔】感覚遮断のサクリファイス
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
焼きスルメ
前回シナリオ
芽森菜々緒の迷走
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月10日
参加申し込みの期限
2024年02月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!