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【月影塔】感覚遮断のサクリファイス
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ラピス曰く、イヴァンはとても純粋な青年だったらしい。
初めは師弟関係だった。ラピスの扱う人形魔法……竜牙兵を操る傀儡魔法を学んでいたイヴァンは、ある日、ラピスでも発見しえなかった魔法を構築してみせた。
それが
『魂の複製』
であった。
「妾は人形というハード面を複製し操る人形魔法だが、イヴァンの奴はソフト面……つまり魂の完全複製をやってのけた。これにより疑似的な不老不死が実現する。死とは2種類ある。入れ物である肉体の損壊、そして魂の摩耗だ」
ラピスがまだ現役だった時代は、異世界から星幽塔は絶えず攻撃を仕掛けられており、民が犠牲になっていた。
故に、民草の犠牲を抑えるために、ラピスがドラゴンの牙や骨から竜牙兵を生成・操作する人形魔法を編み出し、後にイヴァンは魂をコピーする事でオリジナルの人物の記憶や人格を竜牙兵や別の肉体へ挿げ替える実現化したらしい。
「だが、魂の複製は危険な代物であった。それは全体主義を引き起こし、国中を混乱させたのだ。考えてもみよ? 同じ考えの人物の魂が他人のフリして闊歩しておるのだぞ? しかもそいつらが権力者ばかりだとしたら、実質的な独裁の始まりではないか」
「つまり……ラピスちゃんは、国が更に混乱する前に、イヴァンさんを自ら葬ったってこと……?」
タルトの声にラピスは神妙に頷いた。
「ああ。しかし……よもや妾が倒した相手が複製のイヴァンだった可能性が、今になって浮上してくるとはな……。本体は複製された魂の記憶も共有するゆえ、彼奴は恨んでおるのではないだろうか……?」
そうこう言っている間に、イヴァンが眠る祭壇までパーティーはやってきてしまった。
「……今、気付いたけど『うお座』で暗い場所なんて深海みたいだなー。感覚を遮断するのも関係してたりして」
桜井の感想にラピスが鼻で嗤う。
「イヴァンは根暗だからな。明るいところは苦手でおったな。だが、気付いている通り、うお座の魔星の力は『五感の一部を遮断する事で、残る感覚器官を超人的に強化する』効果を持つ。それこそ、深海で目が見えぬ深海魚が別の器官で餌を求めているのと同じようにな?」
「お? やっぱそうか! そんじゃ……ほら」
桜井は及び腰のラピスの腕をがっちりとホールド。
反対側の腕もタルトに取り押さえられたため、完全に逃げ出せなくなっていた。
「な、何をするのだ二人とも!? 不敬であるぞ!!」
「いや、明らかに後ろ向いてダッシュで逃走しようとしてなかったか?」
御剣もラピスの背後に立って、これで完全包囲網が完成した。そしてラピスへ一喝してみせた。
「馬鹿野郎! お前がイヴァンの所へ行けば確実に解決出来るだろうが!! やれることは全部やるんだよ! そうしないと星幽塔が寝子島に落ちるんだから! なにが会わせる顔がない、だ? そこにあるだろう!」
ドンッとラピスの小さな背中を平手で叩き、気合を入れさせる御剣。
「やらない後悔よりやった後悔なんだよ、行動を起こした後の方が気持ち的にマシなんだから」
「ぐぬぬぬ……」
「まだ踏ん切りがつかないのか、ラピス? よし、ならハッキリさせよう」
「単刀直入に聞くけどな、ラピスはイヴァンに会いたいか? 会いたくないか? どっちなんだよ?」
そのまま流れて「パワー!」とか叫びそうだなと桜井はツッコミを抑えながらも、その意見に同調した。
「ラピスがいろいろ考えてイヴァンを殺したっていうの、俺もラピスの立場ならその時のイヴァンを止めようとしたかもな……でもさ、それでも愛してるって言ってくるのはなかなか情が深くなきゃ言えないだろ?」
「うん、僕もそう思う。もしかしたら、行き違いがあったのかもしれないし。すれ違いのまま殺し合って、このまま会えないだなんて悲しいよ!」
タルトもラピスの気持ちを前へ促してゆく。
最後に御剣が願うようにラピスへ告げた。
「確かめたいんだろ? 本当の事を……その気持ちのまま会わないのは、本当に後悔するから」
「……皆まで言うな。分かった。イヴァンは妾が起こす……起きる、よね?」
急に不安になって、素の口調に戻るラピス。
「ラピスちゃん、可愛い……!」
目を輝かせる白の傍らで、やっぱり付き添わなきゃだめだなと肩を竦める寝子島メンバーであった。
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担当ゲームマスター
焼きスルメ
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芽森菜々緒の迷走
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月10日
参加申し込みの期限
2024年02月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年02月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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