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寝子島高校
授業風景 ~3年芸術科の場合~
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◆もうひとりの私
「最後にファッションショーするからねー」
思い出したように
笠原 七穂
は付け足す。
笠原のドヤ顔と
X 我威亜
の伊達ワル顔を見比べて、
吉祥寺 黒子
はため息をついた。
(七穂ちゃん、またXの野郎に乗せられちっまってよォ……本当に短気だな)
当のXはまったく気にも止めていないというのに、笠原はしてやったりという様子だ。
(ま、そこが七穂ちゃんらしいけど)
吉祥寺はふっと笑った。そんな子供っぽいところが彼女の良さなのだからと。
(にしても、もうひとりの私か、)
なにか考え込むように吉祥寺が俯き、彼女の顔に影がさした。
黒瞳がより濃く染まる。
「菜々緒はどうするよ?」
しかしなにごともなかったように吉祥寺は顔を上げて、同クラスの
芽森 菜々緒
に声をかけた。
「私は……」
困ったように芽森は笑った。
「決まらない様なら俺がコーディネートしてやるぜ?」
「じゃあ、お願いしてもいいかな。えっと、吉祥寺さんは?」
「私は和服でも作るかな!」
にかっと吉祥寺は笑ってから「七穂ちゃん! 採寸したいから、手伝ってくれよ?」と笠原に願い出た。
吉祥寺と採寸を始めた笠原。
すっかりXとのやり取りによる怒りは吹き飛んだようで、楽しそうに笑っている。
対し、Xはというと。
まったく笠原に興味がないようで机に向かって、ブツブツとつぶやきながら衣装デザインを描いていた。
どうやら方向性はすぐに決まったようである。
「俺は高校のファッションショー程度で終わる男じゃない」
鉛筆を構えてシャシャシャと描く、未来予想図。
「俺が目指すのは犬猫歌合戦出場だぜ!」
出来上がったのデザイン図は舞台装置と思しきなにかが描かれている。
課題を聞いてXが即決した方向性。それは限りなく間違った方向に近いものだった。
彼が言う犬猫歌合戦とは全国区で放送される年末恒例一大イベント。
生放送なので半年先の話で、そもそも彼が出場できるのかどうかは定かではないが、Xはそんな小さいことを気にする男ではない。
「俺は日本中に伊達ワルを知らしめる!」
ドカーンとXは言い放ち、採寸のためにストリップショーを始めた。
「キミうるさいわよ!……てなに脱いでるのっ!?」
再び笠原の怒号が飛ぶが、そんなことも気にしない。
Xは今日も絶好調だ。
(皆さんすぐに決まってしまわれましたわ……)
騒がしい彼らを見つめ、
アネモネ・アドニス
は嫌悪を示すのではなく、不安を覚えていた。
服を作ることは楽しみだったが、ファッションショーと『もうひとりの自分』という課題がアネモネを悩ませる。
「風間様はお決めになられましたか?」
友人の
風間 舞子
に尋ねるが、「私は……まだ決まってないな」とアネモネ以上に深く考え込んでいた。
どうしようかと困ってしまったアネモネはぐるりと教室を見渡した。
するとひとりの生徒が目に付いた。
ざわめく教室の中だと、かえって静かな生徒が目立って見えることがある。
月居 歩
がまさにそうだった。
専攻外ながらも至極真面目に授業を受けている彼に、そろそろとアネモネは声をかけた。
「……月居様は、お決めになられましたか?」
風間に尋ねたときよりもアネモネの表情は強ばっている。
「え、」
まさか声をかけられると思っていなかったのだろう。振り向いた月居の眉間には深くシワが寄っていた。
「あ、あの」
自分から声をかけたもののなんというべきか分からずアネモネは、口ごもってしまう。
「普段着ないような服を作りゃいいらしいが……何作りゃいいんだろうな」
「そ、そうでございますわね」
不器用ながら月居が返事をしてくれたが、アネモネはうまく続けることができずに俯いてしまった。
「お互い頑張ろうな」
「はい」
気まずいまま会話は途切れてしまったが、アネモネの中にふわりと言葉が浮かぶ。
(男の子の自分、)
浮かび上がったのは、もうひとりの自分の姿。
「ありがとうございますっ」
「え?」
月居にお礼を押し付けて、アネモネは自分の席へと戻っていった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
つるこ。
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
定員
15人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月27日
参加申し込みの期限
2013年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年12月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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