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\ オーバータイム!/
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いつもなら参考書を開いている時間。修はホテルのロビーにあるラウンジで、身体を伸ばしていた。
昼間が活動的だったからか、余計にこの時間が穏やかな物に感じる。
まだゲレンデはライトアップされていて、夜だけのロマンチックな灯りが、ゆったりと心に染み込むようだ。
そうして、どれくらいぼんやりとしていただろう。またあおいが厄介な目に遭っていてはという心配もあり、修は「ラウンジから見るゲレンデも綺麗だよ」とメッセージを送ってみた。
すぐに既読はつかない。
様子を見に行くにも、女性専用フロアに繋がるエレベーター前で待機するのも、まして女風呂の前で構えるのも躊躇ってしまう。
そわそわと2杯目の飲み物を取りに行くフリでラウンジ内を歩こうかとしていたところ――あおいは、やって来た。
「凄いね、虹色だ!」
「だろ? あおいに見せたくてさ」
席を勧め、飲み物は何がいいかと聞いてみる。
けれどあおいは、少しだけ考えた後、首を横に振った。
「修君、疲れてるでしょ? そんなときまで、私を優先にしてちゃダメだよ」
「力仕事でもないんだ、これくらいどうってことないよ」
「どうってことないんだから、私にもできるよ」
ほらほらと修を座らせて、あおいは飲み物を買えるカウンターを探す。
そうして目的地を見つけ、嬉しそうに歩き出そうとするのを見て――思わず、修はあおいの手を掴んでいた。
「わっ! どうしたの? おかわりか何か?」
「ああ、いや……ごめん。えっと」
どこかに行ってしまうんじゃないかと思ったなんて言えず、修はすぐに手を離した。
「……そう、お礼! あおいには、お礼を言いたくてさ」
今回の旅行もそうだけど、
「おつかれさま」ってコンポタをくれた
こと。
冬至の日に
贈りあった言葉
も、支えあう信頼が心強く感じたこと。
「凄く嬉しかった、気持ちが嬉しかったんだ。だから、改めてありがとうって伝えたくて」
修は穏やかに笑って立ち上がり、もう一度あおいに席を勧める。
「だから、あおいは待っててくれないか。お礼の気持ちを運ばせて欲しい」
しかしあおいは、困ったように顔を俯かせた。
感謝を述べられ顔を曇らせるだなんて、頭脳明晰な修だって理由が分からないだろう。
けれど、あおいの中では明白だ。
――修に告白され、返事を待ってもらっている。そのことに、少しだけ罪悪感が生まれてしまったのだ。
「ね、良かったら少し場所を移さない?」
きっと修は、答えを心待ちにしている。あおいだって、
ケジメ
として修に宣誓だってした。
恋がわかる大人になったら……それはいつ?
ちゃんと自分と向き合う……本当に?
わからないから待ってほしい。そう言ってばかりのあおいからの答えを、修はずっと待ってくれている。
待ちきれないからか、気持ちが変わらないと示すためなのか、何度も気持ちを伝えてくれる……だけど。
その度に、あおいは曖昧な答えを返す。なのに呆れず、心の準備が整うまで、ひたすらに待ってくれている。
決して無理強いなどせず、もういいと諦めも突き放しもせず。
「ここって、高層階にもカフェがあるんでしょ? 旅費が節約できた分、行ってみたいなって」
「それくらい、俺が奢るのに」
「だーめ!」
金銭に余裕があるからとか、男だからとか、そういうのではなくて。
これ以上、修に甘やかされることは止めなければいけないと……あおいは、覚悟を決める。
「大事な話がしたいの。だから、ちゃんと対等でいさせて」
はっきりと告げるあおいの声は、迷いなどなかった。
そして、『大事な話』と前置きされて、修の心当たりもひとつしかなく、緊張が手汗に現れていた。
「わかった。じゃあ、行こうか」
ここで言えないということは、悪い答えなのかもしれない。
良い答えだから、雰囲気の良いところで伝えたいのかもしれない。
わからない。あおいが何を伝えようとしているのか。
わからない。この言葉を伝えることで、修がどう思うのか。
それでも2人は、前に進まなければならない。
いつまでも、追いかけっこを続けるわけにはいかないのだから。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年04月17日
参加申し込みの期限
2024年04月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年04月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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