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まずはホテルにチェックインを済ませ、2人は雪まみれになった服からウエアに着替えることにした。
宿泊の部屋は、もちろん別々。これは申し込むときに、あおいが希望した内容に沿って用意されたからだ。
「あ。私の部屋は、こっちのエレベーターみたいだね」
わかりやすく停止階が書かれているエレベーターを見て、あおいが「30分後にロビーで」と笑った。
(なるほど。女性専用フロアには男性が立ち入れなくしているんだな)
安心した面持ちであおいを見送って、修も自分の部屋へ向かうエレベーターに乗り込む。
別々の部屋になるのは当然のことだと考えていたが、もしそれで隣人に変な輩がいるなど、あおいに不都合がないかが心配だった。
(なにせ、あおいは可愛いからな)
1人うんうんと頷き、彼女に女性専用フロアを手配してくれた旅行会社に心底感謝した。
(確かに惚れた色眼鏡があることは、まぁ僅かになら、渋々ながらも認めよう。……
多少は
)
けれども、彼女が少し目を離した隙にナンパされているような、愛らしい見た目をしているというのは事実。
だから、不埒な輩から守れるのであれば一緒の部屋でも――と、修は思わなくはなかったようだ。
誰に聞かれたでもないのに、わざとらしい咳払いをした修は、「下心なんて」とブツブツ呟いている。
(もちろんツイン、なんだったらトリプルで1つベッドを挟んでもいいけれど)
そこまで考えて、修は頭を振った。
彼女からの答えはまだだ。いくら紳士的な対応をすると誓約書を書いたところで、そんなことは許されない。
今は、この旅行を最大限に楽しんで貰うプランを考えて、笑顔にすることだけに専念しなければ。
(とは言え……高層階から見る夜景は綺麗だろうし、遅くならない時間なら誘ってみたりとか)
朝も早かったし、早く眠りたいだろうか。電車でも楽しそうに話を聞いてくれたし、付き合ってくれるだろうか。
これからはしゃぎ倒すことを考えると、早く休まねば修も筋肉痛などの心配はあるのだけれど。
部屋につき、先に送っていた荷物を確認してウエアに袖を通す。ひとまずの最優先事項は、ただひとつ。
「まずは、あおいを待たせないようにしなくちゃな」
(――おかしい)
しっかりしているはずのあおいが、約束の時間にロビーへ来ない。
修と違って、あおいはウエアをレンタルしていたから、サイズが合わずに時間がかかっているのだろうか。
スキーかボードか、最終的な決定もまだしていないので、先に道具を借りに行ったわけでもないはずだ。
(広いけど迷うことのない館内だし、あと考えられるとしたら……)
嫌な予感がして、エレベーターホールへと足早に向かう。近くまで来ると、修の予想通りあおいが声を荒げているのが聞こえてきた。
「だから、1人じゃないって言ってるでしょ!」
「お友だちちゃんも一緒でしょ? いーじゃんいーじゃん、俺らも3人だし」
そのお友達が男であるとあおいが言っても、彼らは聞く耳を持たない。おそらく、あおいが女性専用フロア直通のエレベーターから降りてきたからだろう。
そんな場所で待ち伏せするだなんて、低俗な野郎共だ。修は心の中で舌打ちをしながら、急いで駆けつけるべく走り出そうとした。
「何度も言わなきゃわからない? あなたたちが束になったって敵わない、頼れる男の子と来ているの!」
「へぇ? 頼りになるわりに、助けにこねぇじゃん」
怒りを滲ませ、無理矢理あおいの腕に手を伸ばそうとするのを見て、修は限界だった。
「離れろっ!」
あまり騒ぎを起こしたくはないが、聞き入れて貰えないなら致し方ない。
ツカツカと大きく歩み寄りながら睨みきかせ、彼らが動揺している間にあおいの手を掴む。
「ごめん。こっちまで迎えにくれば良かったな」
「ううん、大丈夫!」
修の張り上げた声に集まってきた客たちを見て、ナンパ男共は分が悪くなったと感じたのだろう。それ以上はあおいに纏わり付こうとせず、タイミング良く来たエレベーターに、これ幸いとばかりに乗り込んでいく。
それを見た修とあおいは、顔を見合わせて繋いだ手を離しハイタッチ。
「そういやどうしようか。スキー? ボード? それともトレッキング?」
「コースが沢山で、絶対滑り尽くせないよね。修君が外せないのは?」
もう先ほどの事件などなかったかのようにして、2人はレンタルブースまで歩いて行く。
「そうだな……ナイトスキーがあれば来たいけど、予約が取れれば雪上車のナイトツアーも面白そうだし」
「じゃあ、スキーは夜にして昼間はボードにしようよ。その雪上車はどこで受け付け?」
「スマホだよ。既にキャンセル待ちで申し込み中さ」
得意げに笑う修が、ライトアップされた樹氷の美しさを語り始めるから、あおいもつい笑ってしまう。
また子供っぽいと思われただろうかと、話すペースを落とそうとする修だけれど。
「修君の物知りで行動力があるところ、私は好きだな。見習いたい!」
なんて言うものだから、照れ隠しも相まって言葉を止められない。
今の『好き』は、欲しいそれとは違うと分かっていても。
あおいの声で紡がれる『好き』には、魔力でも宿っているようだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオSSS(600)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年04月17日
参加申し込みの期限
2024年04月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年04月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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