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さよならのむこうがわ ~深淵特急『死兆星』の旅~
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(独り身のまますべて終わるなんて、冗談じゃない)
そう思いつつ、あやかしである
飯綱 雪
は空気の匂いを嗅いでみる。
「温泉のいい香り。湯気が心地良い。……ええ、こんな状況じゃなければよかったんだけど!」
今は妖怪ではなく人の姿だ。
「一応車両なのよねここは? 湯気が充満しているのは換気がなっていないからだわ。もともとの換気口を探しましょう」
空気の入口と出口を確保すればいい、と雪は考えた。
「私はかまいたち、風のあやかし。少しの空気の動きも感じ取ってみせましょう」
かすかな空気の流れを感じ探すと、天井近くに小さな窓を発見した。
細く開いている窓をこじ開けたいが、高くて手が届かない。
「もう少し……」
つま先立ちで、あと少し。
その時、駆け寄る気配と共に、何かが頭に飛び乗って来た。
「ニャー」
「えっ?」
鯖猫……タルトが窓らしき部分に爪をかけ、こじ開けると空気がたくさん入ってきた。
「ありがとう。もう一箇所あけるわよ」
雪は空気の流れを追ってもう一つの窓を見つけ、タルトと協力してこじ開けたのだった。
そして、雪は外に向けて突風を起こし湯気を払い出した。
「これでだいぶよくなってきたわ」
それならば、とタルトはそのまま外に出てみようと窓からひょいと飛び出した。
「えっ」
タルトは消えた。
「うそ、外に出られるの?」
雪が驚いたその瞬間。
ボチャーン。
窓Aはもうひとつの窓Bにつながっているらしく、タルトはそこから温泉に飛び込むような形で強制的に戻らされてしまった。
(いい湯だね♪)
「電車に浴場があるとは斬新だな。これは戻ったら描かせてもらおう」
旅鴉 月詠
は、油性ペンを取り出した。
(私の画材道具が取り上げられてないのが幸いだ。だが紙では濡れてしまうな)
手近にあった桶に絵を描いて、ろっこん『絵空事』を発動させる。
触れたものを絵として封じる能力だが、絵が破損すると元に戻ってしまうのだ。
「サニー殿の邪魔になる湯気をろっこんで取り除きながら進もうか」
湯気を扇ぐように絵を振ると、触れた湯気は取り除かれる。限定的とはいえ空気が澄むと、気持ちがいい。
許容量が一杯になったら来た道に吐きだせばいいだろう。
振り向くと、わかってはいたが既に来た道には湯気が充満していて、やれやれとため息をひとつ。
「黒白滴君。この物語をここで終わらせていいものかね? 結末にはまだ早いと思うがね……」
月詠はここにいない滴に語り掛けた。
(最期なんて認めない、まだまだやりたいこといっぱいあるから)
小山内 海
は思う。
(でも温泉気持ちいいー)
病気で声を失っている海は、意思を伝えるためにメモ帳やマジックペンを使っているが、今は濡れないよう桶に入れてある。
(でもお風呂でこんなのいらないよね、のんびりするのに言葉なんて)
いけないと思いつつ、ついついくつろいでしまう。
だがそこへ、絵描き仲間である月詠がやってきた。
「おや海。一番先頭には露天風呂があるらしいよ」
(つくよみちゃん!)
『えっ、ぜひいかないと』
メモ帳に文字を書き、海は急いで風呂から上がった。
バスタオル姿で月詠と共に先頭へ向かっていると。
(えっ、あれは)
向かう途中で、固まっているサニーを発見した。
(抱えて先頭に連れて行ってあげよう)
そう思って近づくが、湯気の向こうから紫苑が現れた。
「サニー、お湯が怖いんですか? 大丈夫ですよ」
優しく話しかけて警戒を解き、紫苑はサニーを胸の上に抱き上げた。
「ここならお湯から離れられますよ」
会社員の
恵御納 久隆
は、妻の
恵御納 理沙
と共に前方へ向かっていた。
(私は最後まで特殊な力を持たぬ『ひと』であるようだ。それでもできる事をする)
温泉の暖かい湯気が、心地よく久隆を誘惑する。
「いかん!」
バシッ!
久隆は自分の顔を殴り、誘惑を吹き飛ばす。
パチン!
隣では、やはり誘惑に負けそうになって理沙が自分を叩いていた。
「目を覚ませ、ここで屈すると本当に死んでしまうぞ!」
お風呂でとろけそうになっている人たちに声をかける久隆。
「ん、理沙、それは?」
理沙は、卵や食材を持参していた。
「お買い物をしたばかりだったの。お湯や熱湯があるなら茹でる事くらいは可能なはずよ」
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担当ゲームマスター
網 透介
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月26日
参加申し込みの期限
2024年03月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年03月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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