this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
さよならのむこうがわ ~深淵特急『死兆星』の旅~
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
31
つぎへ >>
「あおいさん、大丈夫?」
鴻上 彰尋
は、腕まくりをする
七夜 あおい
に声をかけた。
あおいはこういう場面では頼りになる。
「彰尋くんも気をつけて。怖いけど、私はあの豚と戦う!」
あおいのハートの強さに舌を巻きながら、彰尋は思う。
(この車両をサニーが無事に通過できる様に色んな人が戦っている。だから俺も、俺に出来る事で力になりたい)
彰尋は鞄の中に入っていた台本を読み、ろっこん『Actor of Other Mind』を発動させた。
その進化能力は、見ている者の望む姿として認識させること。コックでろろは仲間だと思いたいから、コックでろろに見えるはず。
(俺を仲間だと思わせて、連携に干渉しよう)
欠けたコックでろろのスペースに入り込んだ彰尋は、複雑な作業工程の中に入り込む。
どこからか、洗ったばかりの大きな鍋が飛んできて、
「ぐっ。重い……」
なんとか体全体でキャッチすると、それを後ろに控えていたあおいに渡すのだった。
あおいはろっこん『カジバオトメ』を発動させ。
「ごめんね!」
いとも軽々と大鍋を持ち、サニーを追いかけているコックでろろの脳天に振り下ろした!
声もなくコックでろろが頽れ、青黒い靄となって消える。
次の瞬間、
「パスルートは……ここだ!」
拓郎はコックでろろの間に割り込み、鍋を豚の頭にかぶせて体当たり。
「ぶひっ……」
連携が崩れ、動揺するコックでろろたち。
零れた香辛料の香りに顔をしかめながら、拓郎はつぶやく。
「深淵の旅をしたいなら、どうか一人で行ってくれ……!」
調理器具は武器防具として持っていけそうだ。
(大きい鍋とか、防具にいいかもな)
前方車両につながる壁に、小さな穴が出現した。
「この壁に他にはない空間の揺らぎがありましたが……どうやら、穴を開けられたようです」
「やりましたね、尚輝さん」
時子は無邪気に尚輝先生の実験の成功を喜んでいる。
ネズミを退治してここまでやってきたアシュリーは、唖然とした。
「力ずくならともかく、何をどうやったら壁にこんな穴が開くんだ」
「分子のつながりはそれほど強固なものではないのですが、今の状況は特に……」
尚輝が勢い込んで語り始めそうなので、アシュリーは慌てて遮った。
「いやいい、説明を聞きたいわけじゃないから」
「そうですか……次は通り抜けてみたいところですが、どうも僕では無理なようです」
「この大きさなら……サニーはいけるんじゃないのか?」
アシュリーが言う。
彰尋は海原が燃やした食材を、スタッフが美味しくいただけるように料理に加えていく。
(俺の料理の腕とアイデアが試されるな)
しかし、豚の仲間のフリをして料理をしながらあおいを見守るのは、至難の業だ。
「おっと、よそ見してる場合じゃない!」
あおいに攻撃しようとするコックでろろを発見。間一髪、皿を投げつけ気を逸らすのだった。
「あの穴! サニーちゃんなら通れるよね?!」
ゴールが見えたことにほっとしながら、真白はサニーを促し進んでいたが。
「ニャー!」
サニーが、急に彰尋のほうに向かって走り出した。
「サニーちゃん! どうしたの?」
真白が慌てて止めようとするが、サニーは聞く様子がなく、彰尋に飛びつかんばかりだ。
サニーは彰尋を自分が望む姿、つまり
黒白 滴
の姿として認識したのだ。
彰尋はすかさず能力を解除すると、サニーにやさしく語りかける。
「俺は黒白さんじゃない。本物はあっちだ」
サニーが目をぱちくりさせ、彰尋から離れていく。
「さあ、こっちだよ」
真白に声に従い、サニーは無事前方車両へ向かう壁の穴をくぐっていった。
よかった、と安堵した彰尋だったが。
「きゃあっ!」
「あおいさん!?」
元の場所に彰尋が目を向けた時、それは起こっていた。
目の前の状況が信じられない。
あおいの体に、巨大な包丁が突き刺さっていた。
「ぶひーっ!」
コックでろろよりも力強く大鍋を振り回していたので、あおいは目立っていたようだ。
崩れるあおいに、豚はトドメを大きな串を刺そうと迫る。
次の瞬間、
彰尋が素速い動きであおいを抱き寄せると、串をかわした。
その隙を逃さず、ティオレがナイフを突き刺し、コックでろろは頽れ消える。
「うおおお! よくも!」
鴻もやってきて、怒りに燃え、残ったコックでろろたちを倒していく。
「まずはこの豚どもを全部倒すよ!」
ティオレも、あおいを守るべく加勢する。
「あおいさん……!」
彰尋はあおいの体を抱きしめている。
「しっかり!」
「も、もうだめ……と思ったけど、あれ? 大丈夫だ、全然痛くない」
あおいは目をぱちくりさせ、さっき包丁が刺さっていた胸のあたりに手を当てる。
包丁は消えていた。コックでろろが倒されたのと同時に消えたようだ。
「よかった」
彰尋もみんなも、ほっとして笑顔になる。
サニーは送り出した。仲間も無事だ、と。
しかしミラだけは、神妙な顔でじっとあおいを見つめている。
「何か気になることでも?」
と彰尋が尋ねる。
「いえ、傷も消えたのか気になりまして」
「この身体に傷がつくと、元の身体にも影響があるのか?」
「それはわかりません」
あおいは服の中をこっそりのぞくと、
「うん、大丈夫♪」
そうして作られたあおいの笑みに騙されるには、彰尋は演技というものを知りすぎていた。
「……」
「なんだかわからないけど」
と、ティオレは、共に戦った仲間たちを見る。
「ここは解決ってことだね。みんなお疲れ。あとは次の車両の人たちに託すとしようか」
<< もどる
1
…
8
9
10
11
12
…
31
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
さよならのむこうがわ ~深淵特急『死兆星』の旅~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
網 透介
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
1000人
参加キャラクター数
57人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2024年02月26日
参加申し込みの期限
2024年03月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2024年03月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!