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「義弘先生!」
義弘を追った智瑜は直後、
「あっ!」
「えっ!?」
その
桐島 義弘
と正面衝突していた。
わけのわからない表現だが本当だ。逃げたはずの彼が戻ってきたのだ。スーツの色調もほぼ同じだ。
あわや大惨事という場面だったが、義弘は反射的に智瑜を両腕で受け止め転倒を食い止めた。
「義弘先生……っ!」
彼に抱きとめられたことで智瑜は瞬時笑顔になった。
だがそれもわずかなことである。
「義弘先生ッ……!!」
すぐに我に返るとふたたび目を怒らせ、彼と抱きあったような姿勢のまま詰問する。
「誰かと思えば宮祀か? どうした一体、店内を走ってはいかんぞ」
「先生あんな大きな娘さんがいらっしゃったなんて!? どうしていままで隠していたんですか!」
「待て何の話だ」
「先生はぐらかさないでください!」
「よくわからないがその前に宮祀、私の質問に答えてくれないか。どうしても訊きたいことがあるんだ」
「なんですか急に。答えたら私の質問に答えてくださいね!」
わかったとうなずいて義弘は、ジョーク風味のひとかけらもない鬼気迫る表情で智瑜に問うたのである。
「知っていたら教えてくれ。私はいつから、『リック』なる愛称で呼ばれるようになったんだ……?」
通路を抜けレジ前まで来たところでリックは息をつく。あの少女は追いかけてこない。
「お父さん、なんだったんでしょうか?」
ともかがリックにたずねたが、リックとて説明できる言葉を持たない。肩をすくめるばかりだ。
「とりあえず、置いてきたカートのところに戻るとしようか」
そこに、
「リックさん、乾し椎茸はありましたか? あれっ、ともかちゃんもいますね。こんばんはー」
カートを押しながら
三佐倉 千絵
がやってきた。
-+-+-+-+-+-+-+-+-
「……そういうことだったか」
リック・ヤンはカートを押し、数分前に飛び込んだ通路へと戻った。
乾物および缶詰売り場、スーパーマーケットにおいてはえてして寂しげな一角である。生鮮、菓子、飲料といった店のスター選手ではないうえに、賞味期限も長めで動きが少ない。画期的な新商品が飛び出す割合も、他と比べるとずいぶんと落ちる。全体的に暗く地味な色合いでもある。
いわばスーパーの隙間、この狭い通路でリックは目撃したのである。
リックも頭では理解していた。
だが実際に目にしたとたん、やはり硬直してしまった。
同じ顔!
通路の向こう、両サイドを乾物棚と缶詰棚にはさまれながら戸惑い顔でリックを見ているのは鏡だ。いや、鏡ではなくリックそっくりの男だ。
けれど敢然とリックは男に呼びかけたのである。
「きみっ! 私と似た顔のきみだ! 『義弘先生』とやら、きみに言いたいことがある!」
同じ顔!
さすがの桐島義弘も一瞬、頭の中の計算機がショートしたように感じたものだ。
通路の向こうから、自分そっくりの顔をした人間がやってくる。
「そうか、彼が『リック』か……」
まさか親戚筋ではあるまいな、つぶやいて唾を飲み込んだ義弘だったが、そこから先の展開はまさしく予想外だった。
「きみっ! 私と似た顔のきみだ! 『義弘先生』とやら、きみに言いたいことがある!」
己のドッペルゲンガーのような男は、あろうことか義弘に指を突きつけてきたのである。
激しい怒りをこめて男は言う。
「しらを切るな! 私はきみの姑息な行為を聞いたぞ!」
義弘には理解ができない。常に公明正大とはいわないが、教師として屋漏(おくろう)に愧(は)じざる日々を送ってきた自負はある。姑息な行為と言われても身に覚えはなかった。
「待て、私と似た人、いや『リック』さん、何を言っている!?」
「妻子ある身でありながら、独身と偽っていたいけな少女をもてあそぶとは何事だ!」
「なんだって!?」妻子なんてとんでもない。自分は独身だ。困惑のあまり義弘はかたわらの智瑜にすがった。「そうだ宮祀、宮祀はその解を知っているのではないか?」
智瑜は義弘と、彼方からやってくるもうひとりの義弘を見比べた。
目の前には義弘先生。
でもこっちへやってくるのも義弘先生(に、そっくりの人)。
よーく見ればすこしだけちがいます。強いて言えば『そっくりの人』のほうがちょっとだけ細身です。でも義弘先生が病み上がりのときはあんな感じかもしれません。
どっちも格好いいです。
でも義弘先生、大丈夫ですよ。
たとえ顔が同じでも、私が好きになるのは義弘先生だけですから。
にこっと笑みを見せて智瑜は義弘を見上げた。
「義弘先生、私ならリックさんに説明できると思います」
「よかった」地獄に仏を見たように、義弘は安堵の表情に変わった。「頼む。自分に詰問されているようで落ち着かない」
義弘の眉は八の字になっている。でも智瑜は言い足した。
「でもそのかわり――」
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担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
推理・サスペンス
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月12日
参加申し込みの期限
2023年11月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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