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LIQUID -Star Chronicle- 月の都編
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【サイドクエスト『バリスタールの罠』】
「……熱っつぅ!」
跳ね起きる。寝落ちしていたようだ。アオイ(プレイヤー:
仙藤 蒼
)、マーナ、シャローテといつもの三人娘で、暗躍する宿敵・バリスタール教団の野望とどのように渡り合うのか? という、つまりはクエストの攻略についてあれこれと吟味していたところ、うっかり寝入ってしまった。
ワインツ領の辺境都市、オブリオーン。宿屋の一室はすでに見渡す限りの炎に取り囲まれており、逃げ場は見当たらない。
「んん。なにこれ、なんかまぶしい……もう朝?」
「マーナ、起きた!? シャローテも早く起きて、火事だよ火事!」
寝ぼけまなこのマーナの瞳がくわっと見開かれ、叫んだ。
「やばい仕事! 遅刻!」
「今日は日曜だから大丈夫だよ、昨日言ってたじゃん!」
「え、ああ。そうだった、良かったぁ~……」
「ちょ、二度寝しないで!」
「う~ん、なにごとですの?」
いまだ覚醒にいたらぬふたりをベッドから叩き落とし、アオイは活路を見い出すべく思考と観察をめぐらせる。凶悪モンスターに倒されるならまだしも、寝落ちの末に焼死などと間抜けなデスは避けたい。
「ふたりとも、脱出するよ!」
「どこに?」
腕を引っつかみ、アオイは窓へと突撃。ぶちやぶって外へ転がり出た。
一階の部屋を取っておいて良かった……と、安堵したのもつかの間。
「いたぞ、あいつらだ!」
「賞金は俺のもんだ!」
「いいえアタシのよ!」
物言いは剣呑、武器こそ構えているが、一団はどう見ても一般市民だ。どうやらアオイらには懸賞金がかけられているらしい。
ようやく目が覚めたらしいマーナは眉をひそめた。
「ええ~、なんで? なにかしたっけ、わたしたち?」
「わっかんないよ~……!」
身に覚えがないのはアオイも同じだ。捕まるつもりもない……のだが、悪の教団と戦い弱きを助け強きをくじく、正義の冒険者たる彼女らが無辜の民をスキル全開で蹴散らかすわけにもいくまい。
「宿に放火したのはお前たちだな! 大人しくしてもらおうか」
しまいには全身甲冑に身を包むワインツ騎士まで出張ってきて、幅広のブロードソードを突きつけられたものだから、三人は顔を見あわせつつも手を上げるしかなかった。
状況を整理する。
「どう考えても、
この前のアレ
が原因よね?」
憮然とした顔のマーナにアオイとシャローテがうなずく。石牢の中はひどく冷える。低体温症のデバフが消えず、アオイはしきりに両手をこすり合わせた。
ワインツ宮廷への潜入任務だった。とある文官の奇行の理由を調べてほしい、との依頼だったがふたを開けてみればやはり、立ちはだかるのは<邪神バリスタール>をあがめるかの教団であったのだ。文官は邪神の信奉者であり、皇帝暗殺を企て教団の暗殺者を宮廷へと引き込んだが、その過程において殺されてしまった。
対峙した炎将を名乗る少女の小馬鹿にしたような笑みがまだ、アオイの脳裏には焼き付いている。
「でもあの時は、宮廷の人に私たちが身バレするようなことは無かったよね? 変装してたし」
「そうですわ! けれどヴォーゲンリッターの小娘はバリスタール教団と繋がりがあったようですから、わたくしたちのことを教団へ告げたのかも……」
「う~ん、そうね。ただひとつ、確かなことは」
マーナはひとつうなずき、真剣な顔でつぶやいた。
「メイド服姿のアオイちゃんは、めちゃくちゃ可愛かった……今度オフでもコスプレしない? 着せたいコスがたくさんあるわ!」
「そ、それはともかく! ずっとここにいるわけにはいかないよ」
教団の手が宮廷へも及んでいたように、流れるような捕縛劇を思えばおそらく、騎士団の一部にも彼らは浸潤しているのだろう。どんな沙汰が下るのか知れたものではないし、大人しくそれを待つ道理もない。
そうこうするうち、機が訪れた。数名のワインツ騎士が牢屋へとやってきて、
「お前たちは処刑されることになった。調べも裁判もなく、奇妙なことだが……命令には逆らえないのでな。いっしょに来てもらおうか」
「おあいにくさま。ここらでお暇させてもらうよ!」
両の拳へ気合を込める。先の上位クラス実装に際して、アオイも<デュアルガーディアン>へとクラスチェンジを果たしている……そのお披露目が、こんなところだとは思いもよらなかったが。
「な、抵抗するか……!?」
「教団の罠にハマってやるわけにはいかないからね。押し通ぉーる!」
光条ひらめき、アオイが繰り出すのは神速の乱舞攻撃。
「<鋭光乱舞>ッ!!」
瞬時に叩き込まれる無数の突きに蹴りを、鈍重な甲冑姿の騎士たちには見切れるはずもなし。輝きを帯びる殴打の奔流が、先頭の騎士の甲冑を砕きながらに吹き飛ばす。牢の壁へと叩きつけられ沈んだが、加減はしたから死にはいたるまい。
続く騎士たちの斬撃をナックルでいなす。デュアルガーディアンは光と闇、双極の属性を切り替えて戦うクラスであり、攻撃のみならず多彩な防御・反撃スキルをも持つ。闇のスタイルへ転じ、受けた攻撃を吸収して暗黒の波動として放つ<逆響波>が騎士の数名をまとめて弾き飛ばした。
「おおっ、新クラスすごいじゃない! わたしも早く試してみたいわ~」
「その機会はすぐに訪れそうですわよ……<ナイブズ・アウト>!!」
シャローテは<アサシンマイスター>、究めた短剣術の粋を解放し、飛翔する無数のナイフが後続の騎士へと襲いかかる。ナイフは空中で軌道を変え、壁に跳弾し、四方八方から甲冑を貫いた。
<オラクルリンカー>となったマーナも、極大の回復魔法でふたりを援護し、突き進む。
「あそこから出られそう……!」
扉をぶちやぶって外気のもとへ飛び出すと、欝々とこもった牢屋の空気から開放され、アオイはひとつ深呼吸をした。
辛くも脱獄を果たした三人だったが、いぜんとして懸賞金はかけられたまま。
「これで逃亡者ってわけ? やれやれだわ」
「いよいよ、決着をつけねばなりませんわね」
バリスタール教団。魔の手はなおも追いすがるだろう。しかしされるがままではいられない。
アオイの性分でもある。
「反撃の時よ。やるわよ、ふたりとも!」
「「おー!」」
邪神の懐へ飛びこむその時は、間近に迫りつつあった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月02日
参加申し込みの期限
2023年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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