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LIQUID -Star Chronicle- 月の都編
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【ナイスバルクで土台が違う肩メロンなヒヨコ】
タビガラス(プレイヤー:
旅鴉 月詠
)はうむっ、うなずいた。
「祝! 上位クラス実装。および就任。わーぱちぱち」
歓声と拍手が上がる。
<LIQUID>の世界へ新たな風を吹き込む大型アップデートが配信となった。既存10クラスを基本クラスとし、その性能を拡充する上位クラスの実装だ。プレイヤーは2系統の上位クラスからどちらかを選ぶことができる。
これまでクラフトマスターとして研鑽を積んできたタビガラスもこのたび、<アルケミックドクター>へクラスチェンジを果たした。
「ロボット工場でクラフト自動化も魅力的だったがね」
新たに習得できる上位スキルを吟味し選ぶもよし。プレイスタイルに合わせて選ぶもよし。タビガラスの理由は後者だ。ハウジング機能をフル活用して運営するキャンプサイトは多様な用途を内包し、バフ効果のある料理の提供やペットモンスター用のドッグラン、カードゲーム用対戦卓など様々であり、好評なそれらを満たしつつさらなる充実を図るため、今回はアルケミックドクターを選ぶこととした。
そしてそんな上位クラスの目玉となるのが、ホムンクルス育成スキルの拡張だ。錬金学の粋を集めて生成される人造生命体は、投入する素材の種類や質によって実に多彩な性質や姿へと育成することができる。頼れる相棒として、愛らしいペットとして、リキッド大陸での暮らしを彩ってくれるだろう。
さっそくスキルを習得し、ハウジングエリアにてホムンクルス育成の準備に取り掛かる。まず必要なのは錬金釜だ。キャンプファイヤーの上にでんと設置してみた。
「……いけにえの儀式?」
「悪魔召喚?」
「やあいらっしゃい。うん、まあそんなようなものだ」
キャンプサイトの常連客、付き合いも長くなってきたアルターとエリンのカップルも見守る中、ホムンクルス生成に挑む。ちなみにベテラン冒険者たるふたりもそれぞれ上位クラスへとチェンジしている。
脚立にのぼり、ぐつぐつと煮えたぎる大きな錬金釜へ生成のもととなる素材を投入していく。
「まずは、<スモーヒヨコの産毛>」
「……
あの時
のやつか」
「しこたま手に入ったもんね、素材」
ペットのヒヨコを育成し進化させるためのデゲイコ(という名のクエスト)を経て、素材は潤沢に用意してある。それを惜しみなく費やした。生成されるホムンクルスは使用した素材によって大きく影響を受けるから、必然的にヒヨコ的ななにかが生まれることだろう。アルターとエリンは顔を見あわせ微妙な表情を浮かべるが、マイペースタビガラスはそしらぬ顔でどばどばと投入してゆく。上位クラスとなりいくらかのカスタムを加えたヒヨコロボビルダーと、ペットのセキトリヒヨコも手伝い、それはもう大量に山盛りぶちこんだ。
「<スモーヒヨコの涙>に、<ドラゴンプロテイン>。それにこれだ、<セキトリヒヨコの結晶>」
デゲイコで撃破したボス産レアドロップももちろん投げ入れる。
「スモーヒヨコの結晶ってさあ……」
「ああ。汗っつーか塩っつーか」
きらきらと美しい結晶は炎に溶けて消えた。
「そろそろ仕上げだ」
核となる錬金素材を投入すると、ひときわ大きく炎が揺らぎ、見守るキャンプサイトの客たちからもおおっと声が上がった。
かくして、錬金釜の中からぽんっ! と飛び出したのは、
「おいでませ。<ヒヨコトレーナー>!」
生まれたてなのに筋骨隆々、ギャラリーへ向かって堂々たるフロントダブルバイセップスをキメる、二足歩行のマッチョなヒヨコであった。
なぜにヒヨコなのか? そこにこだわりがあるのか? タビガラスはこう答えた。
「絵面がシュールになって楽しいから。はいポーズ」
ヒヨコロボビルダー、セキトリヒヨコ、新たに加わったホムンクルスのヒヨコトレーナーが揃ってボディビル的ポーズを披露する。一糸乱れぬポージング、タビガラスもついでに両腕をむんと掲げてみせた。
「うむ、まあそこはお主の自由なのじゃし好きにすればよいが、今はクエスト中じゃからしてほどほどに頼む」
返事の代わりにふたたびポーズ。
こちらも常連、上位クラスのサムライマイスターとなったシロヘビと簡単な討伐クエストを受託した。新たな仲間、ヒヨコトレーナーの育成のため、まずは手頃なモンスターを相手に経験を積ませるのだ。
「おったぞ、<サンドワーム>じゃ。あやつらを10匹。わしが先手を取るでな」
「助かるよ。では諸君、ゆこうか」
疾走してゆくシロヘビの後を、砂煙上げてヒヨコたちが駆ける。一種異様な光景であり、周囲で同様にサンドワームを相手している冒険者たちがぎょっとして目を剥いた。
序盤の狩場、稼ぎ場として重宝されるコーフィルの砂漠地帯であり、サンドワームは駆け出し冒険者の踏み台としてありがたい存在で、ペットやホムンクルスの育成にもちょうどよい。
「で、ヒヨコトレーナーだったか。そやつをどのように仕上げるつもりじゃ?」
「うん、支援型にしようかとね。お、シロヘビ嬢の体力が削られたぞ。回復してやってくれ、トレーナーくん」
雀の涙ほどの体力が減ったシロヘビへ、ヒヨコトレーナーは豪腕振り上げアイテムを投げつけた。遠投で離れた仲間も回復できるのがマッチョな彼の強みだ。
「タビガラス特製、<ヨコヅナプロテイン>。こうかはばつぐんだ」
「じゃからお主のそのセンスなんなの!?」
やがてすくすくと育ったヒヨコトレーナーはバトルでの活躍はもちろん、ハウジングエリアで店番も務めるようになり、タビガラスにとってまさに頼れる相棒となった。なおきれてるポージングとともにプロテイン入りスムージーなど売るマッチョヒヨコのスクリーンショットがSNSなどで拡散され、しばし話題となったそうである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
バトル
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月02日
参加申し込みの期限
2023年11月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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