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愛がサイコーにあふれてるっ!
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新聞部に在籍していると言っても、取材を好む者から版面を作成するのが好きな者など様々で、得意不得意はもちろんある。
とはいえ、誰もが苦手なことはやりません、では活動が成り立たない。だから外部取材のハードルがそこそこ高く感じる1年生や入部したての者は、まず同じ寝子高生への取材で場数を積み上げ慣れていくこととなる。
放課後の校舎に残っている生徒の大半は、部活動を行っていると言っていいだろう。であれば、自ずと目的地になるのは部活棟やグラウンド、そして体育館だ。
主題となる『愛がサイコーの日』に向けての話が聞けるかはわからないが、今なら女子バスケットボール部が使用している。年末のウィンターカップで優勝を飾ったほどのチームなら、仲間への親愛が語られてもおかしくはない。
つまり、体育館は初心者向け――と、思われていたのだけれど。
なんたる不運か、
羽生 碧南
がこれでもかというくらい熱く語り倒し、新聞部の1年生は圧倒されていた。
上級生に話を聞くのは緊張する、というわけでもなく。
バスケの知識が乏しく、碧南の話についていけない……というわけでもなくて。
「でね、ここでも活躍するのは澪なんだけど、実はこの事件はサブキャラの樟葉の過去に関係してて――」
足りなかったのは乙女ゲームの知識と、碧南の熱意を受け止める覚悟だった。
なんでも、新作である『エンドレスレイン』は乙女ゲーとは思えぬ重厚なストーリー、サブキャラにさえ手を抜かないグラフィック、それからとにかく
彩原 澪
が素晴らしいということ。
「ここを見てると、霖のルートに新しい選択肢が出るの! それが澪の時限イベント発生のトリガーになって、樟葉との因縁になった事故の真相が明らかになるっていう、作り込みからして凄いのよ!」
「は、はぁ……それは、クリアも大変だったでしょうね」
「わかるー!? 初回は理不尽1択ルートで終わるから諦めちゃう子もいたんだけど、本当にこれは演出も神がかってるし、コンプリして損はないっていうか、寧ろコンプリしてやっと! というか」
確かに碧南の話は愛が溢れているのだが、このままではエンドレスレインの攻略記事、よくてキャラが偏ったレビューにしかならない。新聞部は助けを求めるように、他の女バス部員へと目線を送るのだが。
「続けて行くよー、声出して!」
「はいっ!」
真面目に取り組んでいる……というか、碧南が何について語っているか察しているかのように、こちらを見ない。つまりもう、この状況を誰にも止められないようだ。
これも経験のひとつ――新聞部は、簡単な取材などないということを学んだ。
一通り澪の魅力を語り尽くしたところで、碧南は我に返った。
今までも部長としてコメントを求められることも多かったから、取材に慣れているとばかり思っていたけど、なんたる失態をしてしまったのか。
「ごめんっ、ネタバレの配慮甘かったよね?」
バッチの色からして相手は1年生、緊張もあって止められなかったのだろう。エンドレスレインはまだ新作、沼に引きずり込むならプレゼンのやり方は慎重になるくらいで丁度良かったのに。
何やら碧南は後悔しているようだが、新聞部にとってその辺りはなんら問題ない。むしろ、ここで軌道修正を図れば乙女ゲーの話題から脱出できるのではないか、とさえ思ったようだ。
「いえ! 楽しみになる範囲でしたけど、これ以上は取っておくとして……」
「良かった~! じゃあ準新作ならどうかな? それとも移植された過去の名作とか」
「え、あ……たくさん、やりこまれてるんですね……?」
先のエンドレスレインで、碧南に乙女ゲーを語らせてはいけないと学んだ。2度目を回避したいのであれば、少々の無理を通すしか手段が思い浮かばなかったのだろう。
「それだけ恋愛マスターでしたら、リアルの恋もお手の物……だったり、なんて」
さすがにゲームとリアルを混同した発言は失礼だと思ったのか、新聞部の顔は少し引きつっていた。普段であれば碧南も、ここで乙女ゲームの素晴らしさ、リアルでは得られないときめきの尊さなどを語り、同列には語れないことを熱弁したかもしれない。
「いや~、さすがに選択肢は見えないし、フラグもわかんないから余裕でってわけにはいかないけど」
攻略サイトもお助けアイテムもなければ、セーブデータからやり直すことすらできず、上手くいかないこともある。でもリアルに生きる彼は、全プレイヤーに愛を振りまかず唯一の恋人にだけ微笑んでくれるのだ。
「やっぱりゲームとリアルは別物!」
1度は告白に失敗したし、諦めようかとさえ思ったこともある。だけど
鷹取 洋二
は、碧南を好ましく思うからこそ少しだけ距離をとって、相応しい人物になれたら告白をと考えていたのだと……そう、言っていた。
ふふふと隠しきれない笑顔の碧南は、なんと幸せそうなことか。
めでたく交際となった彼への惚気話が止まることはなく、気付けばバスケ部の活動が終わる頃まで、碧南は語り尽くしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
15人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年11月14日
参加申し込みの期限
2023年11月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年11月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
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