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何とも複雑な思いで
水上 桜
は、講堂から教室までの道のりを歩いていた。
(これで……よかったんだよね? あの理事長、まーたあとから『言い忘れてたんだけど』とか言い出さないよね?)
無意識に
野々 ととお
の小憎らしい……じゃなかった、チョイ悪オヤジ風の顔を思い浮かべつつ、何度も自問自答を繰り返す桜である。――妙に、平和過ぎた。
否、本来は終業式だの始業式だので、何も起こらないのがフツウなのである。だが、そのフツウを2度にわたってひっくり返しやがってくれたのが、理事長・
野々 ととお
なのだ。
1度目は夏、1学期の終業式。そして2度目はまだ記憶にも新しい、2週間ほど前にあった2学期の終業式。
いずれも、ととおのトンデモ提案のせいで桜や寝子高生は、長期休みが無くなるかもしれないという未曽有の危機に陥った。幸い、その危機はいずれも無事に(?)回避でき、ととおの事はしっかりシメてやったのだけれども――2度ある事は3度ある、『また』ととおがトンデモな事を言い出すんじゃないかと、警戒するのは当たり前の事だろう。
ゆえに桜は始業式中、事あらば今度こそ『矯正』してくれようと、その方策をあれこれ考えながら推移を見守っていて。だがその警戒はいい意味で裏切られ、結局、校長先生の長話と――それでも司会が切り上げて短くはなっていた――理事長の(比較的)差し障りのない話を聞き、冬休み中に活躍した部活動の表彰式を見て、始業式は終わったのだ。
本当に、こんなに平穏無事に、何事もなく終わって良いのだろうか。――本当に?
拍子抜けしたり、そんな疑念を覚えたりもしたけれども、桜の胸には確かな安堵も宿っていた。とはいえ繰り返すが本来、始業式とはそんな緊張感があってはならないのだ。
(時々忘れそうになるけどね)
何しろ寝子高には、否、寝子島には色々な事が起こり過ぎるのだと、桜は小さく息を吐き。ここから校内放送とかすんじゃないわよ、と胸の内でととおに釘を刺しつつ、教室に戻るのだった。
* * *
ホームルームでの宿題提出や大掃除を済ませた桜は、下校する生徒達に交じって学校を出た。そうして足を向けたのは桜花寮――ではなく、寝子島スポーツセンターである。
その足取りは、どこか弾んでいるようにも見えた。時折吹き抜ける冷たい風に、ぶるっと身を震わせながらも桜の表情は明るい。
何しろこれから、桜はデートなのだ。
「――滝沢君、待った?」
「いや、こっちも今来たとこ」
スポーツセンターの受付前、2人のいつもの待ち合わせ場所にすでに立って居た、滝沢 匠にそう声をかけつつはにかめば、そんなお決まりの文句が返ってくる。――ああ、すごく『付き合ってる』って感じ。
良かった、と小走りに匠へと駆け寄った。そうしてまずは利用の手続きを済ませて、2人並んで更衣室までの短い道のりを歩き出し。
「最近どう?」
「どうって、初詣の時に会ったばっかじゃない」
開口一番そう尋ねられて、桜は思わず苦笑した。桜は寝子高、匠はマタ工、違う学校ゆえに近況を尋ねるのはおかしなことでもないけれど、たった一週間やそこらしか経ってないのに。
そう、笑いながらも桜は少しばかり、傍らの匠にドキドキしていたりする。それこそ、自分で言った通り初詣の時に会ったばかりなのに――なぜだろう?
妙に煩い胸をさり気なく抑えつつ、自問自答するうちに更衣室に辿り着いてしまった。ここでいったんお別れだ、「また後で」と互いに手を振り合って、それぞれの更衣室へと入っていく。
そうして桜がカバンから取り出したのは、水着。――今日は、同じく水泳部である匠との恒例の、温水プールでの自主練なのだった。
それをデートと呼ぶのかと、人によっては首を傾げるかもしれない。けれども桜と匠にとっては、こうして待ち合わせて一緒に温水プールで自主練する事は、立派なデートなのである。
こうした約束を重ねて、少しでも会いたいという気持ちもあり。――もしかしたら、恋人の前でかっこ悪い泳ぎは出来ないという、ある種の緊張感もあり。
手早く水着に着替えて髪を纏め、競泳キャップをしっかり被る。プールサイドに持ち込む荷物を確認し、忘れ物がない事を確かめたら、準備完了だ。
「さ、今日もがんばろ」
自分に言い聞かせるように呟いて、桜は荷物を手に更衣室を後にした。そうしてプールサイドで同じく着替えた匠と落ち合い、いつもの様に練習に励んだのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月15日
参加申し込みの期限
2023年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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