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新しき、年の始めに。
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(今日から高校生活最後の学期の開始か)
始業式で校長先生の話を聞きながら、
佐藤 英二
は胸中で呟いた。去年、一昨年と当たり前のように過ごしてきた3学期という言葉が、不思議と重みをもって感じられるような心地がする。
高校3年の3学期は、中学3年の3学期とも何だか違う。それはもしかしたら、卒業後の進路がとても重要なものになって来る事が多いから、だろうか。
英二自身の受験もあるし、
野々 ののこ
の卒業後の進路決めも手伝ってあげたい。以前にもアドバイスはしたけれど、状況によって、あるいは野乃子の希望する進路が具体的になってくれば、新たなアドバイスやアプローチも必要だろう。
そんな事を考えながら、英二はちらりとののこの方を見やる。わくわくした素振りで――あ、でもちょっと欠伸した――冬休み中に活躍した部活動の表彰を見ているののこの顔からは、そういった深刻な悩みは伺えない。
それはとても、ののこらしくて。その分も僕が力になってあげなくちゃ、なんてちらりと胸に過った考えに苦笑し、英二も壇上の表彰式に視線を戻す。
「いろいろ忙しそうだけど、しっかりと過ごして行きたいな」
そう――小さく呟いた。
* * *
始業式が終わったら、教室に戻ってホームルームだ。黒板の前に立って話をする
雛鶴 さゆり
先生も、3学期ともなれば随分としっかりしてきた様子。
そんな事を考えながら最初のホームルームを無事にこなした、休み時間。
「野々さん、明けましておめでとう」
「はにゃ、英二くん! あけおめ!」
ののこに声をかけた英二に、かけられたののこはにぱっとそんな挨拶を返してきた。登校して来た時にはタイミングが悪く、挨拶できなかったのだ。
ののこがバシバシ前の席を叩くので、ちら、と本来の席の主を見る。あちらはあちらでお喋りが盛り上がっているようだし、休み時間が終わるまでは戻って来ないだろう。
ゆえに横向きに腰掛けののこの方を向けば、ふっふーん、と楽しげな笑みが向けられた。
「英二くん、楽しそーだね!」
「え、そう? どっちかというと、野々さんの方が楽しそうだけど」
まあののこが楽しげなのはいつもの事なのだがと、思いながら首を傾げれば、楽しそーだよとおかしそうに笑われた。とはいえ本当に心当たりは――あ、あれかな?
先ほど、講堂から教室に戻る途中の廊下で、何やら白い狛犬と出会ったのだ。何だか前にも見た事があるようなと、瞬いているうちにどこかへ行ってしまったのだけれども、
そういえばあの後から何となく、特に理由はないのだけれども何となく、今年は良い年になりそうだなという気がしている。だから、
「そのせい、かな」
「えーっ、いいなー! 英二くんだけズルー!」
「ズルって言われても」
英二の言葉に思い切り唇を尖らせるののこに、思わず苦笑い。これ以上あの白い狛犬――花火大会の後で『あれは白澤だったんじゃないか』何て噂があったっけ――の事を話せば余計な火の粉が飛んできかねないと、別の話題を振る事にする。
幸い今日は3学期初日、それにまつわる話題なら事欠かないし、急に話を逸らしても不自然ではないのだ――多分。
「いよいよ3学期開始だね。今までは休みの方が嬉しかったけど……高校生活最後の学期と思うと、学校来る日が貴重に感じるよね」
「うーん、ほんと、学校が終わるの寂しい……けど、卒業しても楽しい事あるよね~!」
「ある、ように僕も頑張るよ」
「お頼み申す~」
「野々さん、冬休みは時代劇でも見た?」
妙に時代がかった素振りでパンパンと手を合わせるののこに、苦笑して問いかければにぱっと頷かれた。というか、これだとまるで進路が英二任せになってるような……?
そう指摘したら、ソンナコトナイヨー、といきなり片言になって天井を見上げるののこである。とはいえ、本当に丸投げしてくることはないだろうと、解っているから英二も肩を竦めるのみだ。
高校生活最後の学期、楽しそうなののこに習って、悔いのない充実した生活を送りたいものである。とはいえ、
「休みの日と違って、寝坊できなくて困ったりもするんだけど」
「にゃはは! 私は起こしてもらった~」
「あぁ~……うん、わかる……」
楽しげなののこに、そこは楽しんではいけない……と思う英二だ。冬休みの延長でそのまま寝過ごそうとして、きっとルームメイトに全力で起こされたのだろうと想像出来てしまった。
とても、ののこらしいけれども。そう、苦笑交じりのため息を吐いてさらに話そうとした瞬間、次のホームルーム開始のチャイムが鳴る。
あーあ、と2人して壁掛け時計を見つめた。何しろ今日は始業式、授業などはないので次の時間が終われば大掃除で、それも終わったら今日は解散だ。
ふむ、とゆえに英二は少し思案して、野々さん、と声をかける。
「終わったら、久しぶりに学食でお昼食べない? 僕は味噌ラーメンかな」
「おっ、良いね! 私は背脂とんこつラーメン!」
そうして告げたお誘いに、ののこは満面の笑みで楽しげに頷いた。そうして、じゃあまた放課後に、と手を振り合って英二は自分の席へと戻ったのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
31人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年10月15日
参加申し込みの期限
2023年10月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年10月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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