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怪人セブンの歌劇
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【ダイ サンマク】
小ホールの扉の前にやってきたのは9名。
シグレはまず雪見に、あらかじめ高梨から受け取っていた握り飯を手渡した。
「高梨が作った握り飯だ。美味いぞ、食っとけ雪見」
「ありがとう、シグレ先輩……」
普段から交流のある2人は、暗黙の会話でこれが何を意味するのか分かっているようだ。
「セブンはこれ以上、野放しにできないしね。攫われた人は占い師さん以外にもいるということは、この中にいる可能性もある」
雪見がヘッドフォンを装着し、選曲をしだした。
「とはいえ、なんにせよ相手は怪人セブン。この間みたいに洗脳されてる可能性もあるね。襲われないように準備は怠らないようにしないと」
日暮 ねむる
はフル装備状態でここに臨んできた。
愛用のペイントマーカー銃に特殊警棒と自衛手段は万全。
気付かれないように腹ににゃんぷを巻いているし、覆面は七男のナイフ対策だという。
いつもならこの姿、仕置人フクメン:ネムとして動くのだが、今回は日暮本人のままで行動するようだ。
「ところで、雪見君は何しようとしているの?」
維都月は頭に別冊チューリップを入れたトートバックを被り、紐で落ちないように固定しながら尋ねた。
さっき日暮から借りたペイント銃と、防犯グッズで販売していたスタンガンを忍ばせ、彼女も自衛手段は万全だ。
維都月の問いにシグレが答える。
「雪見のろっこんは人の心の声が聞こえるんだ。これで扉の向こうに何人くらい居るか把握できるはずだ」
「なるほど、つまり索敵ですね」
稲場は納得行ったように手を合わせた。
「それじゃ、やってみる」
選曲は戦意を高ぶらせるためのロックテイストの選曲だ。
イントロが流れ始めると、彼は目を閉じて集中し始めた。
これで雪見のろっこんの条件が揃い、『リスニング』が発動する。
――来い、もれいびども
――殺す殺す殺す殺す殺す殺す
――まだか、まだこないのか
――俺たちを見付けられやしない
――怪人セブンに反抗する輩をやっつけてやる
――2階の警備は大丈夫か?
――奇襲はうまくいく、必ずな
――燃えろ燃えろ
――た す け て
「聞こえた! 助けを求める声が、上の方から!」
「え? 目の前のステージ上じゃないの?」
戌井は訝しがる。
「僕はてっきり、セブンは僕たちが爆散する最期の瞬間を観劇する意味で、ステージ上にロゼッタさんがいると推理したんだけどなぁ?」
「俺も舞台中央が怪しいと思う」
シグレも同意見のようだ。
「セブンの嗜好を察すれば、まさに劇場型殺人を行うに相応しい場所だからな」
「でも心の声ですよねぇ? そう上手く嘘付けますか? 二重人格ならともかく……」
添木は意味深に右の口角を釣り上げた。
「あ、そうだそうだ! 俺、すごいものを持ってたんだ!」
八十八旗が持参品の中から、何やら黒いハンカチのような布を取り出した。
厳重にジッパーで締められるビニール袋で保管されている徹底ぶりだ。
それにシグレは目を見張った。
「八十八旗、それがあるなら早く言ってくれ」
「ごめんよ、シグレくん! さぁて、取り出したるはロゼッタちゃんの残り香たっぷりの、げふんげふんっ……もとい、証拠物品さっ!」
残り香という単語に、今度は戌井が興味を示した。
「あれ? もしかして僕の鼻が役立っちゃう?」
「創君は、ろっこんで犬並みの嗅覚を発揮できるんですよ~」
添木は自分の彼氏の活躍が期待されることを察知し、直ぐに戌井の頭を愛情たっぷりに3回撫で回した。
すると戌井のろっこん『ALL IN ONE』が発動し、犬耳と尻尾が生えだした。
「せーんぱいっ! 僕、頑張るねっ!」
むぎゅーっと添木のふくよかな胸元に甘える戌井。それをを愛おしそうにハグする添木。
傍らで鬼崎が笑顔のまま「チッ」と舌打ちをしていた。
「ちょっと待った。扉を開ける前に確認したいことがある」
桜井が後ろから慌てて追い掛けてきた。
「八神から確かめてほしいことがあるって伝達だ。扉の近く、空気が乾燥してないか? 近づくと毛が逆立つ感じがすっか……?」
「どういうことかな、桜井君?」
日暮は腕を組んだ。
「いやさ、何かあるかもしれないから気をつけねーとなって思って相談したらさ、八神が念のため扉と壁の間をよく見ろって言うんだ」
「扉と壁の間?」
日暮は言われたとおりの場所を注視する。
「……なんか色が違う。焦げてるような?」
「んー、予想が当たるのは複雑だな……」
そう言いながら桜井は、鞄の中に忍ばせていたペットボトルの飲料の中身を扉に振り掛けた。
次の瞬間、振り掛けた液体が音を立てて一気に蒸発したではないか!
「うわあああ、やっぱり電流かこれ!?」
大きく仰け反り後退する桜井。
なんと、小ホールの扉に高圧電流が流れていたのだ!
「扉、気を付けろよ。くれぐれも下手に近づかないようにさ。俺は届かねー範囲に何かないか調べてくる。電流を解除できるナニカがあるかも。あと伝達はまかせろ! ……健闘祈るぜ」
桜井は首からぶら下げた金のオルゴールの鍵を強く握り締めると、ろっこん『黄色いピヨコ』でカナリアに変身!
そのまま通気口へ侵入していった。
透明な壁をスルーして全館へ行き来しようという魂胆らしい。
「なるほど、考えたな」
これにはシグレも感心して唸った。
「ともあれ、俺たちは足止め食らっちゃったね。果報は寝て待てっていうし、ちょっと寛ごうか!」
八十八旗は文字通り、扉から離れた場所でリラックス。
他の面々は彼の行動に顔を見合わせるが、実際手詰まりなのでしばしの間英気を養うことにした。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
50人
参加キャラクター数
50人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年03月29日
参加申し込みの期限
2014年04月05日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年04月05日 11時00分
参加キャラクター一覧
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