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試合のあとに・1
12月24日。
世はクリスマスイブというこの日、
羽生 碧南
キャプテン率いる寝子島高校女子バスケ部の面々は、東京にいた。全国高等学校バスケットボール選手権大会、通称ウィンターカップに出場するためだ。寝子島高女子バスケ部は
夏のインターハイで準優勝を果たして
、出場資格を得ていた。
碧南は高三。ほかの三年生たちは、夏の試合を終えた後、受験や就職活動のために引退することが多かったが、寝子高をインターハイ準優勝まで導いた立役者である碧南は、このウィンターカップでもキャプテンとして出場していた。
この戦いが終われば、『強い寝子高』を引っ張って来たキャプテンの引退になる。誰も口には出さないけれど、その意識は、碧南にも、チームメイトの後輩たちの胸にもあった。
だからだろうか、士気は高い。
試合会場である体育館には、ドリブルのバウンド音と、いくつものシューズの鳴る音が乱れ合う。
一回戦は順当に勝ち上がり、今日の二回戦の相手は信州の強豪、信濃学院高校だ。
「霧生!」
浅見 柚乃
が、相手からボールをカットした一年の
霧生 愛
に手を上げる。
愛はすかさず柚乃にボールを回す。柚乃はボールを貰うと瞬時に身体の向きを変え、碧南へ駿足のパス。何度も練習してきた高速パス、からの、碧南のドリブル。
「いっけええ、羽生!!」
ベンチから、顧問の
高野 有紀
先生の声援が聞こえる。
碧南は走る。
信濃学院高校の選手が食らいついてくるが、フェイントで躱して。
「フッ!」
鋭い息とともに放ったのは3ポイントシュート。
ボールはまるで、神の手に導かれているかのようにきれいにリングに吸い込まれ――。
「また決まったぁ!」
会場が総立ちになって沸く。
――終わってみれば。
「強豪、信濃学院高校に、106対86なんて!」
「こんなに点差を付けて勝てるなんて思わなかったね」
「これも羽生キャプテンの采配のおかげです!」
都内の宿舎で夕食を取りながら、寝子高女子バスケ部の面々は盛り上がっていた。
クリスマスイブだからか、宿舎の食堂にも簡素なクリスマスツリーが飾られている。
夕食にもケーキが添えられていて、クリスマスだけではなく勝利も祝ってもらえたようで、嬉しい。
「みんなで勝ったんだよ」
碧南はチームメイト全員を労う。
確かに今日の試合ではうまく立ち回れた。
(そう。それも、鷹取先輩……いや、洋二さんが応援に来てくれたから……)
思い続けて幾星霜、晴れて思いが通じた相手、
鷹取 洋二
の姿が応援席にあるだけで、どんなに鼓舞されたことか。洋二さんにカッコいいところを見てもらおう、下手なところは見せられない、と思うと、今まで以上にプレイに身が入った。
2年の柚乃、1年の愛との息も合って、気持ちいい試合が出来たと思う。
(それにしてもあの二人、ちょっと前まで、あんなにいがみ合っていたのに……)
ほっとして、……いいんだろう、多分。
「でも、ライバルのアデリアも順当に勝ち上がってるからね」
碧南が声をかけると、柚乃も表情を引き締めた。
「そうですね。明日はもっと強い相手と戦って勝ち抜かないとアデリアとは戦えない」
「そ。明日の相手は、和歌山の南紀女子高。あっちは常連、こっちは夏のインハイ準優勝とはいえ挑戦者よ。食後の戦術分析ミーティングでは、徹底的に弱点の洗い出しや対策をするから、頭に叩き込んでね」
碧南が声をかけると、バスケ部一同声を揃えて、「はいっ」と気合の入った返事が返って来た。
食後のミーティングは長時間に渡った。
負けられない。
絶対、勝ちたい。
チームメイト全員がその思いを共有し、それに触発された高野先生も熱くなって、議論は白熱した。
10時過ぎ、そのミーティングもようやく終わる。
「遅くなったね。みんな、明日に向けてゆっくり休んで、英気を養ってね」
碧南が全員を見回して解散を告げた。
(入部したときは、こんなゆるふわ少女がキャプテンだなんて、って頼りなく思っていたのに)
愛は碧南を頼もしく見つめていた。
中学で全国大会を経験し、寝子高へもバスケでの推薦入学だった愛は、1年生で唯一のレギュラーである。
強い。強くなりたい。だからこそ。
はじめは、その気もなしにチームメイトを見下すような態度になったり、周りと衝突することもあった。
(でも、外見で人を判断することの愚をこの1年で碧南先輩を通じて学んだわ)
それが自分の成長だと、まだ明確に認識することはできないけれど。
愛が、チームに欠かせない人物になったのは間違いない。
(浅見先輩の碧南先輩への執着もしんどかったな……浅見先輩、私が碧南先輩に横恋慕していると思い込んで)
横恋慕、というのもなんだか変な話だが。
柚乃が一方的に碧南を信奉していただけで、柚乃と碧南と恋仲だったわけではない。
(碧南先輩は鷹取という人にずっと恋をしていて近頃想いが叶ったと聞くし)
愛はそっと、先輩集団の中にいる柚乃の方を伺う。
すると、思いがけず柚乃も愛のほうに視線を向けてきた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月31日
参加申し込みの期限
2023年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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