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寝子島高校
寝子暦1371年のハッピー・ハッピー・ハロウィン☆デイズ!
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インターハイでは走高跳優勝を含む輝かしい成績を残し、寝子島高校陸上部は鮮烈な印象を残した。
しかし陸上部のみではない。寝子高では今年も、数々の部活が名を全国にとどろかせた。
いわゆるスポーツエリートを全国にスカウトするような学校ではないのだが、寝子島高校はあらゆる競技スポーツで抜群の成績を残してきた。しかも年々レベルは上昇している。自由すぎるほど自由な校風、文化活動にも熱心な姿勢、通常の学校の枠に収まりきれないような生徒でも受け入れる懐の深さなどの魅力が全国の学生を引きつけ、集まった多士済々が刺激しあい高めあい、結果的にさらに才能の芽を集めるという好循環を生み出しているからだろうか。
女子バスケ部も強豪のひとつだ。優勝こそ逃したものの本年、創部以来最高成績となるインターハイ準優勝を飾ったのだった。
部を率いたキャプテンは
羽生 碧南
だ。
選手個人としてのみならず碧南のリーダーとしての活躍たるやめざましく、スモールフォワードとしてぐいぐいチームを引っ張った。手堅いプレイ中心ながら要所要所では華やかに決め、メンバーに発破をかけ盛り上げた。専門誌では大会MVPに認定され、試合後に丸一ページを使ったインタビューが組まれたほどだった。
当然のように碧南には複数の大学から推薦入学の声が押し寄せた。返済不要の給付型奨学金を用意するのはもちろんのこと、四年間完全学費無料の特待生という条件を持ち出す学校もひとつやふたつではなかった。海外の大学からも打診があったくらいだ。
でも私が選ぶ大学は、ひとつ。
碧南は迷わなかった。
最初の話があったときからずっと、木天蓼大学体育学部に決めていた。
学費全額免除を提示してくれた大学のひとつだ。碧南の家庭の事情からしても、この好条件はありがたい。
しかし同程度の好条件は他校からも提示された。それでも碧南がほぼ迷わなかった理由は、もうひとつある。
鷹取先輩がいるから。
学部が違うし会えるかどうかわからないけど、先輩と同じ大学へ行きたかった。
すでに特待生試験と面接は受け終えた。かなりの好感触だった。まず安心とは思っているが、来月頭の結果発表までは落ち着かない。
鷹取先輩。
これがゲームだったらなと碧南は思う。
自分は、乙女ゲーでは百戦錬磨の恋の勝利者だ。攻略法を編み出すのも早く、攻略サイトよりも鋭くゲームの構造を見抜いてしまう。狙った相手と結ばれなかったことはまずないし、バッドエンドともほぼ無縁だ。
でも現実は、そうはいかない。
いまだに片想いのままなのだから。
鷹取洋二はフランス留学を選ばなかった。彼の親は渡仏を強く勧めたようだが、彼は木天蓼大学芸術学部という自身の希望を貫いたのだった。洋二はあまり語ろうとしなかったが、なんらかの駆け引きがあったと思われる。
会いたいと言えば、きっと先輩は会ってくれる。
おそらく先輩も、自分に好意を感じてくれていると思っている。でもその好意の質が、自分と同じかと問われると碧南は回答に窮してしまうのだ。赤とオレンジは同じ暖色かもしれないが、けっして同じ色ではない。
いけない。
いまはハロウィンのことだけ考えよう。
悩んでばかりもいられない。碧南は歩みを早めた。
そろそろ晩秋の風が吹いてもいいころなのに、今宵の寝子島はよく晴れて、どちらかといえば暖かいくらいだ。ここ数年ハロウィン☆デイズ期間中は好天つづきである。もしかしたら寝子島の空も、イベント好きなのかもしれなかった。
歩くうちに歩調も軽くなってくる。
さすが寝子島、中心部に近づくにつれ、仮装の島民が増えていったからだ。おばけ怪物アニメキャラ、忍者装束の集団やロボットまでいるではないか。祭りの気配に気持ちが同期して高ぶる。この感覚がたまらない。
碧南ももちろん仮装していた。黒と紫をふんだんにもちいたダークな印象のドレス、題して『魔界の悪役令嬢』である。ある乙女ゲームにおける主人公のライバル、でも声優は一番有名どころが配されているというおいしいポジションだ。こういうキャラクターはちょっと前ならとことん嫌なやつとして終わることが常であったが、本作では主人公と和解し無二の親友になるというエンディングも用意されている。実際、碧南が選んだこのキャラクターは、並み居る男性キャラに劣ることなく人気投票でも高い順位を獲得していた。
もうすぐ着く。同行者との待ち合わせ場所は寝子島街道の信号機そばだ。見晴らしがいいのにここを待ち合わせ場所にするひとはあまりいないため、探す相手をみつけやすい。
着いた。
笑顔になった碧南だが、まもなく「あっ」と息をのんだ。
待ち合わせ時間よりずいぶん早く出たつもりである。
なのにもう、
浅見 柚乃
も
霧生 愛
も待ち合わせ場所に来ていて、微妙に距離をあけて立っているではないか。
空気に色はないはずなのに、柚乃と愛のあいだに流れる濃い紫色のバッドバイブスを碧南はたしかに目撃した。火花が散っている気もする。
感想は一言。
うわあ。
だ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
61人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年01月15日
参加申し込みの期限
2023年01月22日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年01月22日 11時00分
参加キャラクター一覧
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