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【クリスマス☆green】クリスマスキャロルを聴きながら
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先生とクリスマスクルーズ
「義弘さん」
めかしこんだ
宮祀 智瑜
は、めいっぱい期待を込めた眼差しで隣に立つ男性を見つめる。
男性はむっつりと黙り込んで、襟を弄ったりスカーフを直したりと、落ち着かない様子である。
「義弘さんてば!」
再び名を呼ばれた男性――
桐島 義弘
は、咳払いして返事をした。
「なんだ宮祀」
「だめですよ、義弘さん」
智瑜は義弘の腕に掴まって、むにゅっとその豊かな胸を押し付ける。
「せっかくの雰囲気なので『智瑜』って呼んでください! 私も『義弘さん』って呼びますから」
そうなのだ。智瑜は、恋する相手であり、自らが通う寝子高の教師でもある桐島義弘先生を、このクリスマスクルーズに誘ったのである。
智瑜はともかく、教員という職に就いている義弘としては、教え子とふたりでクリスマスクルーズというのは社会的には少々まずい。だから一応、智瑜とはここで偶然会った体で……。
「ねえ義弘さん。どうして眼鏡を色付きに変えようとしているんですか」
「ん、んんっ。気分だ」
「髪型も違う感じですし」
「たまにはいいだろう」
「もしかして、変装ですか」
智瑜はくすっと笑う。義弘は焦った様子で、
「ひっつくな」
と智瑜を引き剥がそうとするが、そんなことに負ける智瑜ではない。
「でも、そんな義弘さんも素敵です!」
負けた。
この子には敵わない。
そんな敗北感が、義弘を襲った。
こうなったら年上の男として恰好良くいるよりほかない。
義弘は智瑜をエスコートするように彼女の手を差し出す。
「お手をどうぞ、ち……智瑜」
智瑜は改めて、義弘の手を取る。
「なんだか大人の仲間入りした気分です」
クリスマスパーティは楽しかった。
義弘にエスコートされているというだけで、何をしても楽しいのかもしれないけれど。
その後は、義弘の手を引いてナイトプールへ。
「泳ぎましょう!」
「いや、私は」
「だめです! 義弘さんも一緒に、ですよ。どっちの水着がいいですか?」
レンタルの水着を代わる代わる体に当てて、義弘が目を瞑ったままこれと指差したものを着用する。
白系のビキニだ。
高校生の自分にはちょっと大人びていて恥ずかしいが、義弘を誘惑するにはぴったりかもしれない。
そろそろと水に入った義弘のところまで泳いで行って、智瑜はぱふっと胸を押し付ける。
「クリスマスツリーを見ながらプールに入れるなんて凄いですね」
「う、うむ」
「恋人たちならこういうところでキスするんですよね」
ちらっと義弘に視線を送る。
「ばかなことをいうな」
「してくれないと水かけちゃいます」
ふふっと笑って盛大に水を掛けると、義弘も水をかけてきた。
そうしてはしゃいで、ひとしきり泳いで、プールサイドに座る。
「あーあ」
と智瑜は、足をバタバタさせ、水しぶきを跳ねさせた。
「部屋は義弘さんと一緒で良かったのに」
「ダメに決まっているだろう」
「……夏に告白したの憶えてますか? 教師としての返事なら聞かないですよ」
「頼む宮祀。私を困らせないでくれ」
「卒業したらちゃんと返事くださいね。ダメでもあきらめないですけど」
智瑜はそう言って空を見上げる。
はらり、はらり、と雪が舞ってきていた。
「生徒じゃなくなったらどんどんデートに誘いますから」
これは決意だ。
「好きになってくれるまで積極的に行くので覚悟しててくださいね」
答えない義弘を、おしおき、というようにぎゅっと抱きしめて、智瑜は立ち上がる。
「義弘さん、おやすみなさい」
おやすみのキスの代わりに投げキッスを送り、智瑜は部屋へと戻っていく。
義弘はやれやれと頭を掻いた。
◇
翌朝、朝食の場で、ふたりはまた一緒になった。
「ぐっすり寝られましたか? 私はぐっすり寝れました」
昨夜のやりとりですこし気まずそうな義弘だったが、智瑜に食の好みを聞かれると、ごはん派だと返す。
「こうしてると新婚さんに間違われないかな?」
ぽろりとこぼれた智瑜の本音に、義弘は盛大にむせ返る。
智瑜は笑って、手のひらで隠してほっぺにキスした。
「クリスマスプレゼントですよ」
智瑜の猛攻はしばらく続きそうである。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月31日
参加申し込みの期限
2023年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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