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【クリスマス☆green】クリスマスキャロルを聴きながら
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プロローグ~夜の女帝号、出航
冬至を過ぎたとはいえ、12月は日が暮れるのが早い。
すっかり夜の帳が下りた12月24日、クリスマスイブ。
星ヶ丘マリーナに停泊していた、巨大なデコレーションケーキのような豪華客船『夜の女帝号(ナイト・エンプレス)』は出航前の汽笛を上げた。寝子島を出発して東京湾をぐるり、海からの夜景を楽しむ、一晩かけてのクリスマスクルーズである。
数日前、クルージングのチラシを目にしていた
マーガレット・ライカー
も乗船していた。
(正直私自身はクルージング自体もう何度も経験してますし、あまり新鮮味もないというか、
それほど期待もしてなかったのですよ、当初は別の予定もありましたしね……)
マーガレットにとって、豪華客船はさほど珍しい乗り物ではない。神戸で生まれ育ったマーガレットは、いわゆるお嬢様育ちである。イギリス人の両親のうち、母は男爵家の出であったし、マーガレット自身も中学は京都のお嬢様学校に通っていた。当然、現在暮らしているのも寝子島の中の高級住宅街と呼び声高い星が丘だ。
「マガレ! 来れることになったんだな!」
いっしょにチラシを眺めた
響 蒼留人
は、嬉しそうに顔をほころばせる。
だが、蒼留人は、マーガレットとずっと一緒にいるわけにはいかない事情があった。
(マーガレットの都合がつかないと思っていたから、給仕のバイト、引き受けてしまったんだよな)
それを話したら、マーガレットが気を遣うだろう、と真面目な蒼留人は思った。
(バイトのことは内緒にするか)
そう心に決めて、蒼留人はマーガレットの手を取った。
「ドレス、綺麗だぜ、マガレ」
「ありがとうございます」
マーガレットは慣れた仕草で、ドレスの裾を持ち上げる。
そういった褒め言葉は言われ慣れているので、平然としたものだ。
と、そのとき、
月原 想花
がきょろきょろと人捜し顔でホールへやってきた。
想花は蒼留人を見つけると、マーガレットと一緒なのを気遣ってか、分かりにくく手招きする。
蒼留人ははっとして腕時計をみる。
まずい。スタッフの集合時間だ。行かねばならない。
「あーっと、マガレ。悪い。せっかくだから一緒にクルージングを楽しみたいのはやまやまだけど、俺はちょっと野暮用を済ませてくる。パーティが終わったらすぐ戻ってくるから、それまで楽しんでいてくれ」
「わかりましたわ」
にっこり微笑むマーガレット。
蒼留人は想花のほうに駆けていく。
彼の背中を見送って、マーガレットはふふ、と笑みをこぼした。
(響くん、本当にバイトで参加したんですね。でも、なんか本人隠したいみたいですし、今は触れないでおきましょう……)
彼がいなくてもマーガレットは問題ない。
なにせ、パーティには慣れているのだから。
臨時スタッフたちは、ホールの裏手、厨房に集まっている。
支給された黒いベストの給仕服は、控えめだが品のよい仕立てだ。
「彼女……よかったの?」
想花はこっそり蒼留人に耳打ちする。
想花と蒼留人は親しいわけではないが、このクリスマスの間は仕事仲間だ。
猫鳴館暮らしの想花は高い時給目当てだった。海の家やビアガーデンなどでのバイト経験はあるので接客自体は慣れているが、それでもここまで畏まった場となると緊張する。
「月原さん、川上さん。俺がスタッフしてるの、内緒にしてくれるか? 気恥ずかしいからさ」
「いいけど……」
構いませんわ、と答えたのは、想花のクラスメイト・川上 紗櫻都である。紗櫻都はマーガレットと同じように裕福な育ちのようだが、金持ちの子だからと言って親は甘やかさない方針らしい……と想花から聞いた。
「巫部先輩も、頼みます」
蒼留人はもう一人の臨時スタッフ、
巫部 紫苑
にも声をかける。
「いいですよ~」
のんびり答えた紫苑の目は、困り顔の蒼留人よりも、次々に出来上がっていく料理にくぎ付けだった。
「ふふ、こんな豪華客船のパーティにスタッフで参加できるというのも滅多にない経験ですね……楽しみです♪」
料理をつくっているのは白いコック帽を被った十数人の精鋭シェフたち。その中には、
三折部 朝衣
の婚約者、住沢 遥人もいる。新進気鋭の洋食レストランのシェフとして頭角を現しつつある彼は、師匠が今宵の料理長を務めるということで応援に呼ばれ、腕を振るうこととなったのである。
(仕事が終われば彼との時間も作れるはず)
と朝衣も職場の役所を早退し、ドレスコードに従って身支度をして夜の女帝号に乗りこんでいた。
ホールの厨房とは反対側、グランドピアノの前では、音楽でパーティを盛り上げるためのジャズバンドが準備をしている。今夜のスペシャルゲストは気鋭のバイオリニスト・
深林 真瞭
と、ピアニストの由良 佳蓮である。真瞭はソリストになって間もなく1年。幸いにして仕事は順調で、向こう半年分のスケジュールが埋まっているという。
エンプレス・ホールに、着飾った男女が集まってきていた。
恰幅のよい白い制服の船長が、マイクを持って登壇する。
出航の長い汽笛が鳴る。
船長はホールを見渡し、満面の笑みを浮かべてパーティの始まりを告げた。
「みなさま、夜の女帝号へようこそ! クリスマスのひとときをどうぞお楽しみください!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
34人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月31日
参加申し込みの期限
2023年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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