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【終業式】課題をクリアして冬休みを死守せよ!
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能力向上テストの内容が明かされた。黒板に貼られた紙に生徒達が集まる。
その中の一人、
愛猫 萌々子
は力なく笑った。
――現状を打破したい気持ちはあるのですが、どれも私には厳しい内容です。クリアできそうなものはあるのですが、単独では到底、叶いません。
悩む前に萌々子は行動に起こした。教室を出て二年二組へ急ぎ足で向かう。
中を覗くタイミングで甲高い笛の音が鳴った。目をやると
笛吹 ぴりり
が怒ったような表情で黒板の紙を指さした。
「このような身勝手なテストで生徒達の心を乱す行為は風紀違反です! 見逃せない事案発生なのです!」
心強い言葉を聞いた萌々子は駆け寄る。
「ぴりりちゃん、私に力を貸してください!」
「私にできることなら何でも言って欲しいのです」
「力持ちのぴりりちゃんにしか頼めません。一緒に第一グラウンドに行ってくれますか?」
「風紀の乱れを正しに行くのです!」
二人は力強い握手を交わし、共に教室を飛び出していった。
第一グラウンドにいた
吉田 熊吉
は遠巻きにする生徒達に向かって叫んだ。
「お前ら、冬休みが廃止になってもいいのか! 阻止する気概を見せやがれ!」
「私達が挑戦します」
駆け付けた萌々子は息を整える。隣にいた小柄なぴりりは熊吉に強い視線を向けた。
「とんだ凸凹コンビだぜ。そこのチビっ子、お前はやれるのか?」
「やれるやれないではなくて、風紀の名に懸けて、やるのです!」
「見込みはありそうだぜ。よし、やって見せろ!」
熊吉は米俵に目をやる。
ぴりりは萌々子に向かって言った。
「一緒にがんばるのです」
「はい、このテストをクリアしましょう」
二人は米俵の両端に立った。目で語るようにして同時にしゃがむ。下部に両手を回し、掛け声でタイミングを取って立ち上がった。
萌々子の表情があからさまに歪む。
「予想以上の、重さ、です」
「軽くはないですが、持てない重さではないのです」
「そう、ですね。足並みを揃えて、がんばれば」
重さで声が震える。横向きの状態で一歩を踏み締めるようにして歩いた。
萌々子は進んだ距離を見るように横目となった。数メートル程度に軽く驚き、表情が暗くなる。
「あっ!」
進む足が地面に引っ掛かってバランスを崩し、米俵を落としてしまった。呆然となった萌々子は項垂れた。
「ごめんなさい。私から協力をお願いして置きながら、このような失態をしてしまって」
虚ろな声を遮るように笛が鳴る。
「まだ始まったばかりです! 今の失敗を糧にして再び挑戦すればいいのです!」
「そう、ですね。一度の失敗で弱気になるなんて、まだ終わっていないのに!」
「その通りです! 萌々子さんの強い意志は私がよく知っているのです!」
一度目の失敗で結束を固めた。漲る熱意で二人はスタートラインを切った。
先程の距離を超えた。萌々子は振り返らない。集中して運ぶ。
無意識に近い状態で声が漏れた。
「いち、に、いち、に」
そのタイミングに合わせるようにしてぴりりが足を動かす。冬の季節に関わらず、二人は頬を赤くした。汗が滲み、足の動きが徐々に悪くなる。
ぴりりは独り言のような声を出す。
「諦めない気持ちが大切なのです」
「負けません。私は自分の弱い心に打ち勝ちます」
「風紀の為に私はがんばるのです」
鈍い動きながらも歩調を合わせて二人は進む。
最後の直線に入った。二人を後押しするような声援が飛び交う。
苦しい状態にいながら萌々子は笑顔を見せた。
「手が痛くて、足が上手く動かないのに、どうしてこんなに」
「わかるのです。この喜びを、今は噛み締めれば、いいのです」
二人はスタートラインに戻ってきた。同時にゴールとなり、米俵と一緒に崩れ落ちる。
地面に顔面を打ち付ける直前で熊吉が二人を抱えた。
「お前達にやられたぜ」
「クリアですか」
「その通りだ。ちびっ子もよくがんばったな」
「風紀の乱れは、許さないのです」
ぴりりは疲れた表情で笑った。
直後に他の生徒達から盛大な拍手が送られた。
萌々子は手を高々と上げて、やりました! と喜びを体全体で表した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
NPC交流
定員
1000人
参加キャラクター数
22人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2023年07月22日
参加申し込みの期限
2023年07月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2023年07月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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