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◆兄弟会議は中華一択
「たー坊とおっかいものーありがとう父の日! レッツシーサイドタウン!」
そんなのりのりでシーサイドタウンはネコジマスクエアの父の日フェアへ向かうのは
志波 武道
。
一方、その後ろを渋々と言った様子でついていくのは、
志波 拓郎
。
普段なら武道の誘いなんて断るのだが、父の日の買い物ならば流石に仕方ない。
というわけで、今日の目的は地元に居る父親にプレゼントを買うこと。
なのだが。
「これなんて似合うんじゃなぁい!! たー坊に!」
何故か武道は帽子やら眼鏡やら、色々なものを拓郎に着せてみようとする。
(……いちいち馬鹿兄貴うぜぇ)
基本おおらかな拓郎だが、本題から外れた行動ばかりされてイライラ。
かといって、武道が着せてくるものは全て売りものである。乱暴には扱えない。
つまり振り払ったりもできないわけで。
ますますイライラは募る一方。というか、ウザイ。
そんな兄を半分無視しながら、フェア会場を一周する拓郎。
その後ろを、
「ちょっとー離れて歩かないでぇ迷子になっちゃう」
なんて言いつつきっちりついてくる武道。
ぐるっとひと通り見て回り、お互いにいいなと思ったものを言い合うことにする。
「ワイシャツとかどうかな?」「スポーツタオル、とか……いいんじゃない、か?」
あわれ兄弟の意見は真っ二つ。
このままではらちがあかないと、フェアのパンフを見ながらどこかで――
「中華食おうぜ中華!」
「一択、かよッ……!?」
――中華屋で兄弟会議。
中央にパンフを広げつつお昼ごはん。
「……よく、食べられる……な。そんな、辛いの……」
麻婆豆腐をもぐもぐする兄を、理解できないものを見る目で見る弟。
なお弟が食べているのは点心である
「たー坊こそ甘いものメインでよく、あ、ところでマーボーとたーぼうってなんか言葉にてね?」
母音が被っている都合上、発音すると似るのは確かである。
「どうでも、いい……!」
というわけで本題へ。
「俺はこのストライプワイシャツのほうがいいとおもうぞ」
武道が指差すのは、シンプルなストライプのワイシャツ。
「お父さんだってずっとジャージじゃないだろし、こういう所でおしゃれしないと! ほら他のセンセからもらえるバレンタインのチョコの数もかわってくるじゃなぁい」
兄の冗談を華麗にスルーし拓郎が指すのは、
「この……ちょっと高い、スポーツタオル、の方が……親父は、よく、使ってくれる……と思う。確かに、それ、もいいが……」
ある程度は兄のセンスを認めるものの、素直にうんとは言いたくのだ!
会議は熱い平行線を辿り、最後は恨みっこ無しの究極手段じゃんけんを用いて決めることになった。
「「最初はグー、じゃんけん――」」
◆よく使うもの
「うーん、お父さんに何をあげようか悩むなぁ」
シーサイドタウンのお店を見て回りながら、
高梨 彩葉
は頭を悩ませる。
こういう時に定番そうなのはネクタイだが、残念ながら彩葉の父親はネクタイをつけるような仕事はしていない。
おまけに兄からのざっくりとした指示も頭を悩ませる要素の一つだった。
(お兄ちゃんからお金預かってきたけど、適当に選べって言われてもなぁ)
なかなか無茶な話である。そもそもプレゼントを適当に選ぶって!
眺めていても、一向に決まらない商品達から視線を戻す。
こうやってプレゼントなんて選んでいると、
「……お父さん、お母さんと元気にやってるかな?」
どうしてもそういうことを考えてしまうことはあるもので。
明るい父親のこと、母親から突っ込みという名の右ストレートをくらっていそうだなんてことを考える。
よくよく考えると、なかなかアグレッシブな光景。
だけど、それも二人が元気にやっていればこそ?
なんてことを考えて、またプレゼント選びに戻ろうとした彩葉の視界に、
「あ、しばっちとブドー先輩だ」
志波 拓郎
と
志波 武道
の二人の姿があった。
駆け寄って声をかける。
「おーいしばっちー! ブドーせんぱーい!」
「お、彩葉ちゃんじゃーん。こんちはー」
「彩葉さん……! き、奇遇……だね。」
「しばっちとブドー先輩、今日は何を?」
「ネコジマスクエアの父の日フェアに行ってきたんだ。な、たー坊?」
「うん……」
俺が言おうとしたのに、と言いたげな視線を向ける拓郎。
「そういえば、そんなのやってるんだっけ。あ、ってことは……」
「うん……父の日、の……プレゼントを、買いに」
「やっぱり!」
目下父の日のプレゼント選びに悩み中なことを話し、参考までに何を買ったか聞きたいという彩葉。
そんな彼女に、
「えっと……スポーツタオル。よく使うかな、って」
「俺はスプライトのワイシャツがいいって言ったんだけどねー」
言いつつ、口惜しそうに拓郎にひっつく武道。
「ジャンケン、して……決めた、だろ……!」
武道を引っぺがす拓郎。
「たー坊のイケズー」
そんな二人のやりとりを見て、彩葉は思わず笑ってしまう。
(そっか、よく使うものか……そうだ!)
よく使うもので、父親がもらって喜びそうなもの。
一つ、思い当たるものがあった。
「しばっちありがと! おかげでプレゼント何にするか決まったよ!」
「え!? あ、ああ……それなら、良かった」
「お、何か役に立ったみたいじゃんたー坊?」
「うるさい」
「じゃあ、また学校で!」
手を振って、その場を走り去る。
というわけで、やってきたのは父の日フェアの雑貨、なかでも財布を扱っているコーナー。
「そういえば、前におさいふが欲しいとか言ってたもんね」
というのを、さっきの志波兄弟との会話で思い出したのだ。
(お札も入れるし、ちょっと長めで使いやすいものの方が良いよね)
売り場に並ぶ財布を吟味し、
「よし、コレにしよう」
と手にとったのは藍色でレザーのちいさな財布。
(コレなら持ち運びも便利だし、お父さんも喜んでくれるよね)
売り場で発送の手続きも済ませて、これでプレゼント購入はおしまいだ。
夜になったら電話もかけてあげよう。
「きっと、お父さんびっくりするよね」
楽しげに呟いて、彩葉はフェアを後にした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
風雅宿
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
28人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年11月13日
参加申し込みの期限
2013年11月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年11月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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